上砂理佳のうぐいす日記

やっと秋らしくなりましたが、まだまだ日中は陽ざしがきついです。寒暖差で風邪をひかないように★

「女性と土俵」問題ふたたび★

2018-04-07 | うぐいすよもやま日記
大阪民なら以前、太田房江府知事が春場所優勝力士表彰の為、「土俵に上がらせて頂きたい」と要望して却下された事を覚えていると思います。
あの時も「時代遅れ」とか「知事は職務だから要望してるのに」とか、非難の声はいっぱいあったけど(太田さんへの非難も当然ありました)、あれから相撲協会は何も変わらなかった。
舞鶴市長の一件で、本当に何も何も変わらなかったんだな、と思い知らされました。

きっと大相撲か滅びる日まで、協会は「伝統」を変える事は無いでしょう。
変えてしまったら、「伝統」じゃないから。
「人命に関わる事態」の場合は、特例を設けるのか。
「例え急病の方が亡くなっても、女性は土俵に上げてはならない」を貫くのか。
協会の「法律」を決めておけばいいのにね。
ルールを決めておかないから、いつも無駄な喧嘩になってしまう。

「女は汚れているから神聖な土俵に上がってはならない」戒律は、勿論めちゃくちゃ腹が立ちますよ。
高額の懸賞金が行き交い(賭博)、客は硬い座布団を飛ばし(ヤジ)、最高位行司は同性部下にキスを迫り(セクハラ)、力士は親方の見てないところで暴力をふるう。
これのどこが「神聖」な世界なのか。笑わさんといて(笑)。
土俵入りで「高須クリニック」の化粧まわしを見た時は、爆笑しちゃいました。
だって西原理恵子のマンガキャラのデザインなんだもんね。なんて俗っぽいんだ(いやあの化粧まわし好きなんですけど)。
懸賞金でも、「永谷園」のでっかいのとか「Coca-Cola」のでっかいのとかを掲げた男の人が、グルグル土俵を回って、「懸賞○本だから○○円の儲け」とか視聴者は計算出来ちゃう。シュールだ。
けど、みんな「神聖」なフリをして相撲は続くよどこまでも。

最早形骸化の極みの「神聖」なのに、そこにしがみつく相撲協会とまともに対峙なんかしなくていいじゃないですか。
宝塚市長も、先に書いた太田知事も、喧嘩するだけ無駄だと思う。
「相撲界」はヘンテコ。
ヘンテコでも魅力的だから、成り立ってきたので、それはきっと変わらない。

しかし、「女性は汚れてるから」って、どこから来たんでしょうね。 
ウチの母の田舎なんか、昔、生理中の女性は汚れてるという事で、掘っ立て小屋に閉じ込められていたという(おばーちゃんの時代)。  
あのー。生理来ないと、子供産めないんですけど。 
人類滅亡しますけど!?

その汚れた女性から、血まみれで生まれてきた男性は、汚れてないとでも言うのでしょうか。 
不思議な思想だわ。ほんと★
コメント
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