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上砂理佳のうぐいす日記

阪神百貨店の女流版画家5人展無事終了。多くの方にご高覧いただきました。ありがとうございました★

困った!!★

2011-11-24 | 11-12コンペとショー
もう最終のロシア杯だとゆーのに、まだN杯余韻から抜けきれません(笑)。こまりんぐ!

エリックは、織田君がえらいことになって。。。夏頃のつぶやき見てたら、東京のお医者さんに通っていたことはわかったのですが、手術するほどではないのかな?と安心していたら。案の定というか。
もう今季は捨てて治療に専念して、ソチ五輪にそなえた方が良いよ~と素朴に思うのですが、色々と事情があるのでしょうね。
でも、エリックでよくよくFSの「シェルブールの雨傘」を聞いていたら、素敵なモダン・ピアノアレンジで、なんとな~く彼の表現したいムードが解ってきました。「軽やかなアンニュイ」でしょうか。
なので今後をどうするのか、日本男子の代表枠にもかかってきますから、気になるところです。
パトリックは優勝は固いと思ってたけど、スケカナより覇気が感じられなかったので、体調不良だったのか?でも本当に、地力のある選手になりましたよん。ファイナルとワールドでV2となるのか。注目です。

はてさて、大ちゃんですが。
フレンズ、JO、スケカナ…と見てきて段々と調子を上げてきました。JOの時はフリー130点だったものね…そりゃ自分で自分を笑うでしょ。そこから、余り良くなかったカナダでも+23点。今回N杯で+39点って(^^;)。やっぱり「大ちゃんコースター」は永遠に健在だ(笑)。
N杯で生観戦して、私の一番の注目は小塚君と大ちゃんの対決だったのですが、今季は小塚君の方が「追われる立場」。大ちゃんは「挑戦者」。そこらへんが微妙に心理的にも作用してるのかな、と思いました。
小塚君が銀メダルの位置から頂点を目指すには、パトリックにどーしても負けているPCSで勝たなくてはならない。ならばここでこそ(!)斬新なプログラムで賭けに出なくてはならない。。。五輪までにはまだ時間がある!
なんだけど、どーもプロが毎年同じ路線なのが気にかかります。いつもSPは「小粋でクール」でしょ?そしてFSはクラシック系。
私なら、SPは「ボレロ」でも持ってくるかな。「小塚選手がやりそうにもない」もので意表を突く。
そしてFSは…あ、ここでタンゴでもどうだろう。フラメンコ系でもいいですね。流麗なスケーティングはもう今まで存分に魅せてきたので、速い足さばきとか「アタック」を見てみたい。彼は割と「淡々と」滑るので、情熱的な起伏の激しい曲でフリーの長丁場を演じ切るようにした方が、「成長しました!」ってところをアピールするのに有効じゃないかなあ。
今回のFSの「ナウシカ」は、震災後の日本へのメッセージを込めて選んだのかなあ、と思いきや、そうではなくネットで聞いたイメージみたいですが。きっかけは何でもいいのだけど、そこからどう探求していくか、何をどう伝えたいのかまだ見えてこない感じかな。でも、こづくんの持ってる「清潔感」みたいな個性は、良く滲み出ていると思いました。
N杯では特にSPはかなり緊張していたようで、演技が小さくまとまってしまっていた。FSも後半になるほどノッてきたようで、EXが一番良くスケートが滑っていました。表現も余裕があった。
でも彼も、地力が上がったことにより、全日本までにはある程度上げてくることと思われます。
「日経のコラム」は…言葉って難しいなー思いました。彼の頭の良さなら今後、インタビューは慎重になることでしょう。

大ちゃんはN杯では調子そのものが良かったみたいで、3A以下のジャンプやスピンは楽々こなしているようでした。6分間練習では4回転を、SPの時は1度(ステップアウト)。FSでは4度トライ。
FS前は確か、4Tステップアウト→4T両足(惜しい)→4Fステップアウト→4F成功(!)…だったと思います(TかFかは記憶間違いしてる可能性あり)。
成功した4回転フリップ、すごく高くて迫力がありました。はるか頭上から見下ろしている私の目にさえ、「高~っっっ!」思いましたから。しかしNHKがちゃんと映像残しておいてくれるとは…えへっ。
SPは危げなく丁寧に滑っていた感じです。まだ「高橋大輔、バクハツ!」まではいってない?本当に「スパーク!」した時の彼はこんなもんじゃないと思うんですよ^^; もっとも私はこういうエキゾチック系の曲が大好きなので、しっかりノーミスで滑ってくれた時にゃあ、美味しくて美味しくてたまらないんですけどー。
まずはエレメンツをしっかり定着させ、高評価で地盤を固める、という作戦は成功です。特に、弱点だったスピンが向上して、他エレメンツとの落差が無くなったのが大きい。
もっともここで4-3を投入したらどうなるのか…いや、もうベテランさんなのでちゃんと考えてますよね。いつ投入するのか、SPで入れるタイミングは、ひたすら練習での調子の上がり方によりますが、もしGPFでワールドへの切符が(事実上)内定したら、全日本で入れてきそうな気はします。
いやしかし、このSPの衣装は遠目で見てもグッドライン。「黒豹のようなダンサー」が一人、氷の上で異色の存在感を放っていました。足の筋肉の形をしっかり主張してるのが良いのかな。私は前の衣装が平凡に思えるので、断然こちらが好き!

フリーの「ブルース」は、段々と形になってきたようで、全体像が見えてきました。彫刻で言えば、「だいたいの形は彫りました」段階でしょうか。細部はこれから彫っていくというか、彫りながらイメージが研ぎ澄まされていくように思います。
大ちゃん自身はまだ、イメージが曖昧なように見えましたが、JOの時は「体を成してない」状態だったので(言い過ぎかしら・笑)、集中して毎日練習している様子がうかがえました。
難しいプロやね。。。テッサ&スコットの五輪前シーズンのFSも、こういうのじゃなかったかしら?明快な起承転結が無いので、下手に滑ると退屈でたまらない4分半になるという。。。
そのかわりエレメンツが研ぎ澄まされいると、作品自体のクオリティが飛びぬけて見えるという。
欲を言えば、大ちゃん小柄なのでもう少し、重量感が欲しいです。「どすこい」というか。オッサン臭さというか。アクというか。朝青龍がこれを滑ったらかなりハマると思うが(笑)。新聞の報道によると、「やさぐれ感」探求みたいですね。
スケーティングの上手さと、「やさぐれ感」をどうシンクロさせて研ぎ澄ませたら良いのか。はい、高尚過ぎて私もわかりません(笑)。
でも、最後のステップ前の「髪くしゃくしゃ~」が、たまらなくいいなあーーーー。
なんか、FSはこう、感覚的に「見てはいけないものをチラ見する」感じで、今も録画をおそるおそる見てるの…家族と一緒に見てはいけない不倫ドラマみたいなの(笑)。私、おかしいでしょうか。

やさぐれながら4回転を跳べますように。大ちゃん、がんばれえ★
コメント (2)
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