上砂理佳のうぐいす日記

やっと秋らしくなりましたが、まだまだ日中は陽ざしがきついです。寒暖差で風邪をひかないように★

ライサチェクの“しょいこ”★

2010-01-19 | 09-10コンペとショー
「しょいこ」って言いませんかね…ランドセル背負ってる状態ね。

ライサチェクのFS新衣装は、「グレー」という彼には珍しい路線でしたが、どうも…肩に背負ってるのは「しょいこ」?あれにまだキラキラ付きますよね、五輪では。でもキスクラで見たら、胸からお腹にかけて微妙にデザイン凝ってるー。

そしてアボットもまた~私の記憶によるアボットFS衣装変遷↓
①N杯 地味な黒一色?(あ…アボット、いたの?)
②スケカナ 急にピラピラ王子様(どうしたんだ)
③GPF 薄いグレーシャツ(また地味に戻った)
④全米 鮮やかブルーシャツ(③を染めただけとか)
まるでコンセプトが解らんアボット(笑)。でも、FSが見る度に良くなってる。
最初に見たときは「?」だったけど。それは、滑りこなせてなかったということだろうか。でも、見れば見るほど五輪仕様だよ~品格あるよ~。トータルパッケージとして優れているわ。これは有香さんとカメさんで共同で作ったのですよね。
彼は五輪でもクワドを跳んでくるでしょう。もし、この全米位の出来だったらあの点は出るかもしれない?でも、更なる点アップを狙って3Aを2本にしてきたらリスクは高い。
今回みたいに、4T×1+3A×1で、危険性の高いジャンプは最小限にして、後半のコンボで稼ぐのはとても賢い構成ではなかろうか。
うーん。ここにきてアボット、ダークホース筆頭か!?

このアボットに勝つには…というか、ジョニーは4回転入れなくても、3A以下で完璧にやれば勝てると思いきや、PCSで完全に抜かれてしまった。アメリカはもう、アボットを№1にしたがってるのね。そんなムードを感じてしまいました。
しょうがないことなんだけど、「3位でもいいや~五輪へ行けさえすれば」と思う自分がちょっと悲しい。以前の私なら、全米2位でも「敗れた」事になるのだから大ショックだったのに、今は期待値が低くなってしまってる。それでいいのかなー。いや、良くないよなー。
このモヤモヤの原因を考えたら、ジョニーの今季のプロを、私は気に入ってないよのね。五輪イヤーこそ、ジョニーは荘厳なクラシックで攻めるべき。ジョニー自身のキャラ?は「ポップ」なんだけど、滑りの最大の魅力は、品格と流れとポジションの美しさなんだよお~~~~(叫ぶ)。
…だからクラシックがいいのに…と嘆いても、周りも容認してるなら仕方ない。ああ、「ロンド・カプリチオーソ」の頃に戻って欲しい。「悲しいワルツ」の頃のあの、冷たい妖艶?とでもいうオーラが…やっぱり好きだったなあ。
でも、衣装の着こなしは№1だ(笑)。SPの衣装なんて、なかなかありそーで無いグッドデザイン。やっぱジョニーは衣装デザイナーの路線がいいな~。
なんといいますか、新しい衣装を嬉々として着こなしてるジョニーが最も幸せそうなんだもの(笑)。

ライサチェク陣営は作戦勝ちといいますかクレバーといいますか。GPFまではクワド抜きで確実にこなし、安定感を強調→世界チャンプのPCSをしっかり保持→GPF優勝で五輪切符を手中に→全米でクワドを試し、スタミナを確認(転倒した場合、他エレメンツにどう影響が出るかを見定める)→五輪本番へ
サスガなキャロルコーチ。伊達に「老舗」の看板掲げてません。綿密な計画のもとに、ここまでコマを進めてきたように見えます。
でもこーなると、五輪本番でクワドをどーするのか、悩むな…。SPの点数と順位にもよるもんね。
①SPで90点近く出して首位だったら、クワド抜きで完璧を目指す。
②SPでミスして70~80点位だったら、クワド入れて一発逆転を狙う。
でも①の場合、首位から5位ぐらいまでが僅差でダンゴ状態だったら、そして全員がクワドジャンパーだったら…ライサは自分が完璧にやって、尚且つ他のミスを待つ状態を強いられるかも。
そう考えたら「いつでもどこでもクワド跳ぶ」タイプの人は、悩まなくて済むから、精神状況としてはラク?さあ、ライサは五輪では、どうするのでしょうか(私は「クワド跳ぶ」に一票)。

昨年、驚愕の才能を見せたムロズ君が意外と伸びず。キャリエールはどうしちゃったんでしょう…FS棄権とは。来年こそ、彼の年なのかな。
ジョニーと同世代のブラッドリーは、15~6歳の頃はむしろジョニーより期待されてたのに、結局ここに帰結したか~。ナマで見てる時思ったけど、彼は余りスピードが無いの。だからスケーティング自体はいまいち。でも、4T2本、素晴しかった~!スカーッとしました。去年の全米も良かったし、お客さんにも歓待?されてる感じ。それにこの憎めない笑顔がいい(笑)。FSだけなら2位ですよ…ブラッドリーが3A入ってたら、ジョニー危うかったかも。
ソチ五輪の頃に充実しそうなリッポン君は美しい滑りを見せて、オーサーコーチも「まあまあかな~」な顔でした。3A2つともステップアウト。でも、素晴しい「両手タノ」ルッツからの3連続コンボ成功。
素朴な疑問だけど、「タノ」ってルッツしか出来ないんだろか?確かみどりちゃんは、アクセルでもやってましたよね?「タノ・サルコウ」「タノ・ループ」…。

今日は、本家「タノ」のボイタノ氏も客席に。そしてエルドリッジまで(お隣にいたのはあれ、キャラハン氏なのだろうか?)。
なんかいいなあ~。全米ってこういう面白みが好き。女子の時は、クリスティ・ヤマグチとか、ドロシー・ハミルとか来るのかな。日本ももっとこういう「サプライズ」やって欲しいですよね。
お友達が言ってたけど、
「全日本男子は録画なのに、全米男子は生中継って…どうよ!?」
ほんまどすな★
コメント
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