
本田君、久々の優勝だ。おめでとう!(しかし、女子と男子の点数差がほとんど無いってのもスゴイ)
ジョニーは…いいのよ。頑張れ。人間いろいろあるのだ。
そーよ(しつこいですが、また書く)。オーストラリアン・オープンのヤグディンの演技を見て、「ソルトレイク五輪の金メダルはヤグだ!」と断定したのは、きっと地球上でタラソワさんと(+モロゾフか?)、日本スケ連の城田部長だけですよ…。
99%の人は思ったことでしょう。「ヤグディンは終わったのでは…?」
でも、そっから立ち直って金メダルよ。まったく「フィギュアは何が起こるかわからない」。だから、ジョニーも大丈夫なのよ…大丈夫…すべての辻褄は、これから合ってくれるのよ。ぷんぷん(何故、怒る?)。
というわけで、世間は動いているのだった。早く【東伏見観戦記】をシメなくては…。女子の続き~。
④安藤ちゃん
美姫ちゃんの新しいコーチ、キャロス・ヘイス・ジェンキンスさんって、お若いですねえ。可愛いというか。なんて元気でチャーミングな御婦人でしょう。私もあんなお婆さんになりたい。美姫ちゃんと相性がいいのね。その甲斐あってか、何か吹っ切れたような、美しい心の入った滑りです。
この日はジャンプはやや不調。でも高さが抜群だ。4回転は別に「気が向いたら」跳ぶ、くらいでいいんでないでしょか。この日は最初から4サルでなく、3サルを跳ぶ予定だったようだし(?)
しっとり落ち着いた可憐なこの曲は何?と思ったら「マイ・ファニー・バレンタイン(Vo抜き)」とな。みどりちゃんも言ってたように、これでフリーの長丁場は、少し難しいような気がする。EXならいいんだけど。ナマで見てた時は、4分半が少~し長く思えてしまった。でも、これから細部を締めていけば、かなりのFSになるかなあ?私は「ビットならどう滑ったかしら~」と思いつつ見てました。でもでも、頑張って欲しいですよ。OPEN戦にしては、なかなかの得点。
⑤スルちゃん
昨年のスルちゃん・優勝フリーの曲を、今年ジョニーが滑る、ということで賛否両論みたいだけど、私は余り「スルツカヤのWonderland」というイメージは無い。つうか、最近この「マキシムさん」の曲ってTVでかかりまくっている(さっきもバラエティ番組でBGMに「Amazonic」がかかっていた…)。「マキシムさん」は、単に今の世界的トレンドでは?
今年はジプシ~な曲をつないで(フラメンコ的な)、PGが良くまとまっている。スルツカヤはオフでは体型がふっくりしてしまう傾向にあったのに、もうこの時点で体が締まってるのにビックリ。そのせいか、動きが軽やか。転倒(3フリップ?)一つあれど、その印象を払拭するかのような、ジャンプ又ジャンプ。Stステップで拍手が起こる。とにかく動きまくり、跳びまくる。溌剌とした、スルツカヤ本来の魅力が炸裂。アッという間にフリーが終わり、大歓声。
フィギュアはとにかく「ジャンプが全て決まってこそ」…というお手本のようなフリーでした。勢いがあったわ。
「今が朝なのか、昼なのか、夜なのか、サッパリわからないわ~(本人談)」という時差ボケなんか感じさせない。じょに~、聞いてるかあ!?^^;
⑥静香ちゃん
髪をカットして(本当に日本のカット技術は素晴しい。ジョニー、アナタもカリスマ美容師にやってもらっては)右サイドだけ、ピンでお洒落に飾っている。赤い衣装の静香ちゃんは、体もシェイプ。しかし、ウォームアップであれほどの露出した上半身で寒くないのかなあ?
今年のFSはショパンです。特にストーリーは無いみたいだけど、スケール感と曲の高雅さが、クール女王・静香ちゃんに良くマッチ。昨年の「ロミ&ジュリ」は、私には個性が合ってない様に思えました。「ジュリエット」なら章枝ちゃんの方がイメージでないかな~。
ジャンプが所々抜けてしまうけど、大きなミスも無く、♪にノッてます。何より、スパイラルの美しさと余裕。スムースさ。
ビールマンスピンもなんなくやってのける。前から出来ていた…らしいけど、今年は完成形にしたワケですね(ビールマンだと何がなんでもレベルが上がる、という今のルールはどうなんだろう?)。全ての技術が円熟している。私は食い入るように見てしまう。
大拍手でお客さん、盛り上がります。うわー。もう。私、またまた泣いてしまう(後でビデオ見たら、私が静香ちゃんの背景で、指で顔を押さえているのがわかった。お陰様で顔が隠れている?)。ううううん。これよ!もう今年はいける!
「余りタラソワ的ではない」というご意見もありますが、私は好き。3ルッツがダブルになったりで、スルちゃんに5点ほど及ばず2位に。でも、私もスタオベすればよかったな~。それ程までに素晴しかったです。
EXの真央ちゃん(Over the Rainbow)と、トト&マリも楽しかった~。特に、トト&マリさんのコーチ、オレグ・ワシリエフは、わざわざこのEXの為だけに来日したのでしょうか。でも、ペアっていーよね。ナマで見るのに、一番見応えアリアリなのは、この「ペア」競技だと思う。リフトやスロージャンプ、その迫力。空間パターンのデカさを味わう醍醐味は、やはりナマならでは。
団体戦(日本VS海外組)…って、何の意味があるのかなあ?結局、ジョニーはこの日、一度も表彰式に出る事が出来なかった!この事態は予測できなかったわ。悪くても、3位までには…と思っていた私が甘かった。
楽屋口(リンクに出ていくトコ)が、私の席からよっく見える。ジョニーはまた「西陣織」衣装をつけて、女子選手やらと喋っている。とにかくいっときもジッとしてない。落ち着きが無い!あげくの果てに(kasumi嬢記述にもあるように)楽屋口のすぐ隣の、キスクラ席に座り込み、眠そう~にしている(こらっ!)。やっとジェフと会話を交わすが、明らかに、女の子と喋っているほうがノリノリだ(こらっ!)。
大ちゃんと織田君の様子が「小学生がじゃれあってるみたい」で、笑える~。大学生とは思えんわ。仲良しなのよね。
フィナーレで、選手がリンク中央に一列に集まる(この時ジョニーは、隣の女子選手と握っていた手が離れ、追いてきぼりを食らい、“トットットッ”と氷の上をヒョーキンに走り、場内の笑いを取る)。
正面に続き、背面側に座っていた私達にも御挨拶。hiroさんがオリジナルバナーを振る振る。私も端っこを持たせてもらい、懸命に振る。ジョニーは明らかにバナーに気付き、ニッコリしている(目線が合ったのさ)。やはりやはり。バナーは大事ね。私も皆を見習ってナントカしなくては。今回やや応援がサビシかった「加油」の為にも「李成江加油!」がいるわね(ファイナル、来るかなあ?)。ジョニーには、星条旗なデザインがいいかな~、なんて。お決まりの、選手一同リンク一周の「タッチ」。私はカスりもしなかったー。次は頑張るぞ。
ああ、この華やかな場所から帰りたくない。「がうーっ」とフェンスに貼り付く。エッジ跡が無数に刻まれた白いリンクに目を落とすと泣けてきそう。
きっと、いつもいつも観戦している人には、なんてこたーない、のかもしれない。が、私は久方ぶりのリンクなので、いたく感動してしまった。オープン大会で泣くとは。でも良かったのよ。
(この後、「エピローグ」で終わります。ほんま~)
