サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

中島翔也

2016-09-11 16:13:55 | 日記
昨日のJ1第11節のFC東京と湘南の試合をMXテレビでみた。MXでさえストリーミングで見られるのだから便利になったものだ。ただし時々フリーズするし、いつも見られるわけではないのが不便でもある。

さて第1ステージも第2ステージも10-12位くらいを行ったり来たりするFC東京だが、ACLプレーオフの頃の勢いは完全になくなりストレスのたまる攻撃である。

本当に攻撃が単調でサイドに出しても相手に止められそうになるとすぐにバックパス。そこから相手を崩しにかかる方策があるのかといえばこれもない。ただ下げるだけ。相手のプレスが強いと自陣まで下げてカウンターをくらうこともある。弱いチームの特徴のような攻撃である。

この試合は相手が弱小湘南ベルだから結果的に3-0で勝てたが、誰かがボールを持っても周囲の選手の動きが少ない。連動性の微塵もない。つまらない攻撃である。

このFC東京の中で中島翔也だけは動きが違う。周りが動かないから自分でドリブルするしかないのだろうが、相手のマークを引きはがす動き、そのためのドリブルが実にいい。リーグ戦ではこの試合が初先発(だと思う)、前節は途中出場でリーグ戦初ゴール。この試合もゴールを決めてリーグ戦2点目と期待に応えている。

リオ五輪から戻ってきてから覚醒したのか顔つきもギラギラ感がみなぎっている。これは第二の斉藤学になれるかもしれない。U-23チームではその実力を見せていたが、クラブではこれまでほぼ出番がなかった。このゴールで毎試合先発できるようになり、ゴールを量産していけば代表にも呼ばれるかもしれない。夕べはハリルが観戦していたが、多分中島を見にきていたのだろう。

五輪を契機に突然変異のように大化けしてほしいものだ。ただし小柄でフィジカルも弱いのでがつがつ来られてときにボールをキープできるかどうかが課題だろう。

蓮舫さんの二重国籍

2016-09-09 07:53:01 | 日記
安倍政権の広報誌の産経が盛んに蓮舫さんを誹謗中傷している。二重国籍を隠しておいたから経歴詐称だとかなんとか。一体どこが問題なのか分からない。

二重国籍の日本人なんていくらでもいる。親が外国籍、出生地主義の国で出生すれば自然と二重国籍になる。普通は成人年齢に達するまでそのままにしておく。子供が成人してからどちらの国籍を選択するのか判断させたいからである。

その際に日本国籍を選択して外国籍を捨てるとして、当該国に届けを出したがそれがちゃんと手続きされたかどうかは当該国の役所の問題である。それに二重国籍のままにしておいても罰則はない。

そもそも二重国籍を認めない国のほうが世界では少数派である。オーストラリアは二重国籍を認めていて筆者の知人のジンバブエ人はジンバブエ、南アフリカ、オーストラリアの3か国の国籍を持っている。イギリスから来た人はイギリスの、インドから来た人はインドの国籍を保有したままオーストラリアの国籍を取得している。誰も文句言わない。

一方、日本は二重国籍を認めない。オーストラリアの永住権を持つ日本人の親から生まれ、オーストラリアで出生した日本人の子供は二重国籍となる。このため筆者の周囲には二重国籍の日本人なんてたくさんいる。

昔はさほど厳しくなかったが、最近は日本のパスポートを取得する際に子供の国籍をこまかく総領事館で調べられて、それが日本の戸籍謄本にも反映されるようになった。日本のパスポートを取得しなければ問題ないが日本に戻り住民票を入れようとすると二重国籍を指摘される可能性がある。ただし地方自治体の役所でこの問題を摘発しているという話は聞いたことがない。

さて筆者の場合はオーストラリアの国籍ではなく永住権を持っていてすでに30年以上住んでいる。このためオーストラリア国籍を申請すれば多分簡単に取れる。

永住権のままでも生活に支障はないが、日本に長期に戻り住むとなるとかなり問題がでてくる。オーストラリアの永住権は5年でREー ENTRYーVISAを書き換えしなければ再入国できなくなる。そして規定では過去5年間のうち3年間はオーストラリアに居住していなければならない。

仮に日本に住む親の介護だとかの問題で長期に日本に住むとなる場合は、それが3年を過ぎるのであれば永住権を放棄するかオーストラリアの国籍を取る必要が出て来る。そのまま日本に永住すると決めればいいかもしれないが、子供もこちらで働いていて自分の仕事も家もすべてシドニーにあるのに、それをすべて捨てて日本に戻るという選択は難しい。だいたい日本に帰っても仕事がない。

ここで壁となるのが日本が二重国籍を認めないことだ。日本の法律が二重国籍を認めるように改正されれば何の心配もいらなくなり、オーストラりの国籍を取得できる。

二重国籍禁止なんて海外に住む日本人をいじめるためにあるような法律である。蓮舫さんを誹謗中傷している産経は我々の問題を解決してくれる知恵があるのだろうか?

WC 予選 UAE対オーストラリア

2016-09-07 09:28:10 | 日記
夕べというか今朝行われたUAEとオーストラリアの試合をみた。スタジアムは白一色。毎度の中東の音楽が響き渡る。ああ、これこそアウエーの中東。

試合は前半途中まではUAEがフィジカルの強さとスピードのあるカウンターで押しまくった。あの時間帯でUAEが先制できていればたぶんUAEが勝てていたかもしれない。しかしオーストラリアもフィジカルが強くしっかりとDFした。ここが日本とオーストラリアの違いか。

試合途中に給水タイムが何度もあり、コンデイションは最悪。後半には選手がバテバテになっていた。9月といえどもUAEはまだ灼熱である。ケーヒルが後半70分に出てくるまではどちらも決定機がなく引き分けくさかった。

しかしケーヒルは出てきてからたった4分でゴールを決めてオーストラリアが先制。左サイドからのクロスをUAEのCBがカバーしきれずにGKよりもファーサイドに転がり、それをケーヒルが足で合わせてゴール。やはりUAEはサイドからの揺さぶりに弱い。日本との試合でもFKからファーサイドの本田をマークしきれずに失点していた。

オーストラリアがこの1点を守り切りアウエーで勝ち点3をもぎとった。さすがオーストラリアである。攻撃もたいしたことはなかったが守備が固く後半途中から試合を決められる。日本は果たしてこのオーストラリアから勝ち点を奪えるのだろうか。日本に勝機があるとすれば先制点をとれた場合だけだろう。

オーストラリアがUAEを粉砕してくれたおかげでオーストラリア、サウジが勝ち点6、日本とUAEが勝ち点3で並んだ。サウジはタイ、イラクに連勝して2試合合計3ゴールはすべてPKという微妙な勝ち方である。タイとイラクの脱落は間違いないので10月はホームでイラクにしっかりと勝ち、メルボルンでオーストラリアから勝ち点1以上をなんとしても取りたい。

最終的には日本、UAE,サウジの2位争いになるだろう。最終試合がアウエーでのサウジというのがなんとも怖い。その前に決めておきたいよね。

WC予選 タイ戦

2016-09-07 00:12:38 | 日記
前半は押しまくっていたわりには1点リードのみ。後半はお互いに足が止まりだして試合が膠着し、1点差では何とも怖い。浅野の追加点でやっと勝てそうな雰囲気になった。2-0で快勝といえるだろうが、前半だけで3点くらい取らなければいけない展開だった。

絶対に勝ち点3というプレッシャーからか選手が力んでいるのがよくわかった。特に香川は本当にいまいち。UAE戦よりはスペースがあり、ボールタッチも多かったが、シュートすべきところはシュートしないし、シュートしてもGKの真正面。ドルトムントでは他の選手の質が高いので香川もそこそこやれているようにみえるが、代表では自分を活かしてくれる選手がいないのでまったくだめ。

本田はクラブではだめだが代表では活躍できる。香川はまったくその逆。この試合のトップ下は香川ではなく清武にしてほしかった。それでも原口、浅野と先発に起用して選手がゴール。山口は守備に貢献したし、この試合に関してはハリルの選手起用があたった。

やっとこれで勝ち点3だが、なんといっても相手はタイである。アウエーでの勝ち点3と喜んでみても相手はタイである。10月のホームでのイラク、アウエーでのオーストラリアが山場だね。イラクは調子が悪そうだから勝てるでしょう。ホームだから絶対に勝ち点3.メルボルンでのオーストラリアはドローがほしい。

昨日やっとメルボルンでの試合のチケットが届いた。今日の試合に負けたらもう行くのをやめようかと考えていたが、これでやっとやる気が出てきた。

何度もいうけど、本当に香川は下手になったな。2010年からのドルトムントの2年間は香川の兄弟で別人だったりして。

大島

2016-09-05 08:20:43 | 日記
フロンターレの大島は先日のUAE戦で期待どうりの活躍ができていれば、今後の予選のファーストチョイスになれていただろう。そして浅野、植田、中島などリオ世代の起用も増えていたかもしれない。

もちろん代表戦1試合で大島の評価が決めつけられるものでもない。しかし短いサッカー選手人生の中で大島にとってのUAE戦先発は最初のビッグチャンスだった。あの試合から代表先発に定着できれば海外への移籍も大きく道が開かれているかもしれない。

2011年のアジアカップ以降の代表主力はほとんど変わっていない。本田、香川、長友、岡崎、吉田、長谷部。2015年のアジアカップを最後に遠藤ヤットが呼ばれなくなり、代表が急に弱くなり始めた。代表はヤットの代わりをみつけない限り復活できないと思う。

大島一人に頼るのは酷かもしれないが、現在はヤットに成り代われるビッグチャンスなのである。それを大島に自覚してほしいし、今後の代表は自分がリーダーで引っ張るくらいの気合いが欲しい。

いくらアウエーとはいえ明日のタイ戦に勝てないようであれば、中東のアウエーの試合なんてもっと勝てない。中東の笛なんていっても別に今始まったことでもないし、日本の審判、吉田さん、西村さんなんて世界中悪評ぷんぷんである。