サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

後任監督の怪

2015-02-10 15:10:12 | 日記
アギーレの後任を探すJFAからのリークなのか、スポーツ新聞の飛ばしなのか知らないがどこの誰それがオファーをもらったが断ったの類が連日メデイアを賑わす。

これらがもし本当ならば協会の後任監督探しは早くも頓挫して、後手後手になっている印象を与える。そもそも打診かオファーを出したのならば紳士協定でもなんでもいいから秘密にしてもらうのが礼儀だろう。

オファーは来たが誰それが断ったから自分に来たと分かれば誰だっていい気分はしない。それにメデイアに出ている名前を見る限り、代表をどんな方向にもっていきたいのかビジョンが見えない。そもそもこれまでの監督選びに一貫性がないからビジョンなんて協会内では重要視されていないのかも知れない。

協会の監督探しの基準の中にはJリーグのことを熟知して、日本のサッカーに詳しい人という項目があったはずだ。それを考慮するのであればまずJリーグでの監督経験、最低限選手経験があってしかるべきだろう。それを勘案すれば監督候補者はピクシー、オリベイラ、クルピの3人に絞られる。

ところが協会はまずヨーロッパ人を物色し始めて、Jリーグに無知な人物からあたり始めた。これではザックと同じ結果になるのでは?

アギーレはJリーグから若手を登用し始めた。アジアカップでメンバーを固定せずに世代交代を進められていたのなら、アギーレを積極的に支持できたがそれもかなわなかった。そもそもアギーレは選手を酷使してもアジアカップで優勝して、解任されることを防ごうとした感がある。従ってアギーレの焦りのためにアジアカップでの敗退につながった。

どんな監督になるのかも知れないが、焦ることなくじっくりと決めればいいと思う。それに情熱をもって代表監督を受けてくれる人物がいい。それはやっぱりオリベイラかなあ。鹿島が優勝した時のピッチでのインタビューでの雄たけびを聞けば、鳥肌がたってくるくらいの感動を覚える。

ユベントスvsACミラン

2015-02-08 08:48:10 | 日記
今朝のユーベvsミランを見たが、ユーベの良さだけが強調された試合だった。ユーベが3-1で勝ったが、スコア以上に差を感じた。

ベンチスタートが予想された本田は4-2-3-1のトップ下で先発。右にチェルチ、トップにメネス。本田はメネスとポジションチェンジを繰り返す。しかしメネスは前半途中に負傷交代(だと思う)したが、その前から運動量が少ない。

チェルチは右に張り付いているだけでドリブルで仕掛けようとはするが、周囲とかみ合っていない。この選手はよく言われるようにあまり守備をしない。本田はかなり中盤に戻って守備に貢献していたが、チェルチはスタッツを見なければ分からないが、前線の右から真ん中の範囲からほとんど出ない。瞬発力はあるのだろうが、チームプレーには向かない選手だ。

攻撃もさることながら、ミランはボランチが弱すぎる。3失点のうち2点は中盤での緩慢な守備が原因。エシアンとムンタリではボールは簡単に取られるし、効果的に前にボールを運べない。ボランチに強力な選手を置かないかぎり攻撃にいい選手を補強しても無意味。

本田がアジアカップで抜ける前はもっとましだったと思うが、チェルチをはずして本田を右に戻し、ボナベンチューラあたりを左に入れたほうがよほどましだと思うのだが。

このままではピッポの解任も近いかも知れない。

アギーレ解任

2015-02-04 10:23:43 | 日記
昨日唐突にアギーレが解任された。解任をどの時点でするのがよかったのかは素人には分からないが、少なくとも協会トップは責任を取って退任すべきでしょう。これだけの混乱をもたらしたのだからそれが当然。

さて後任監督が誰になるのかは分からないが、いっそのこと五輪代表と兼ねてはどうだろうか。五輪代表監督の手倉森さんがその任にふさわしいかどうかは分からないが、2018年を目指して、いや2022年までを視野にいれて現在の主役たちの世代交代を考慮するのであれば、五輪代表→フル代表へ抜擢していくのが理想だろう。

現在の主力である本田、長友、岡崎、長谷部、などはみんな28~31才である。遠藤にいたっては34才。彼らに2018年まで頼るのはかなり無理がある。そうすると現在20~25才くらいの世代をまとめてみて、同じ戦術で統一していくことがいいと思う。

1999年からトルシェはユース、五輪、フル代表と3世代のチームを指揮していわゆる黄金世代を育てた。もちろん2002年WCは予選免除だったからこんな余裕のあることができたわけだが、今にして考えればかなり画期的な手法である。

スコラリが有力らしいが、ここは若手世代の発掘を含めた長期的な展望にたってそれにふさわしい監督にすべきだろう。それが日本人でも外国人でもかまわない。

高萩と田中のデビュー

2015-02-02 12:09:38 | 日記
先月からウエスタン・シドニー・ワンダラーズに二人の元Jリーガーが加入した。高萩と田中である。アジアカップも終わり、昨日からAリーグが再開してワンダラーズはメルボルン・シテイとアウエーと対戦した。ここまでワンダラーズは勝ちなしの最下位。今季は最悪の状態である。

ワンダラーズは4-2-3-1、高萩はトップ下、田中は右SBで先発。前半早々に高萩が直接FKを放り込んで先制。FKはかなり長めだったが、GKがボールウオッチしてしまい、そのままゴールになってしまった。高萩のゴールというよりも敵失である。まあそれでもゴールはゴール。

ワンダラーズは中盤の守備がゆるゆるで結局1-2で逆転負け。ACLチャンピオンとなったにもかかわらず、どうしてここまで弱くなってしまったのか不思議だ。選手の入れ替わりはかなりあったが、それでもこれはひどい。

攻撃も連係がちぐはぐで、高萩もスタミナ不足で後半途中交代。代表キャップ2とはいえ、さほどスーパーな選手ではないのでチームになじむまで時間がかかるようにみえる。

田中はSBとしては可もなく不可もなかった。守備面ではよかったが、攻撃参加も少なくぱっとしなかった。

二人とも意気込んでのデビュー戦だったが、今後この弱いチームでどこまで楽しめるか疑問である。