サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

ブンデスリーガ

2014-08-20 10:01:38 | 日記
今年のシドニーの冬は寒い。毎年6-8月が冬だが、6月はかなりの暖冬で今年は楽だと笑っていた。ところがWCが終わったころから急に寒くなり、朝晩は特にヒーターが必須となった。日本では冬の暖房は当然だが、シドニーの冬で毎日暖房は不要だった。9月になれば暦では春だが、この分だと9月中旬くらいまでは寒いかも知れない。

さてブンデスリーガが今週末から開幕である。今季はやたらと日本人選手の移籍が多いため、ちょっとおさらいをしておきたい。

マインツに岡崎。
ケルンに大迫と長沢。
ヘルタベルリンに細貝と原口。
フランクフルトに長谷部と乾。
シャルケに内田。
シュツットガルトに酒井。
ハノーファーに酒井と清武。

1部だけでも10人もいる。これだけいるとかなりのものだ。特徴はCBとGKがいないことだ。代表でもそうだがやはり日本の弱点はCBとGKである。

今季もセタンタで毎節ライブと録画合わせて5,6試合見られる。月額約20豪ドル(約1800円)。1チャンネルでこの値段はちょっと高いが、ELも見られる。

原口、山田あたりが移籍してドイツでそこそこ通用してしまうと、ブンデスのレベルはバイエルン、ドルトムントを除けばさほど高くはないように思えてくる。レバークーゼンとシャルケがCLで常にベスト8に入れるレベルにならなければいけない。

アミニ

2014-08-15 13:40:46 | 日記
オージーの選手でムスタファ・アミニという若手がいる。1993年生まれだからリオ五輪にも出られるはずだ。昨シーズンからドルトムントのリザーブにいて今季はU-23にいる。つまりトップチームにはまだ入れてもらえない。ちなみにドルトムントのU-23には丸岡もいる。

若くてもトップチームにいる選手もいる。つまりU-23に何年いてもトップチームに昇格できないようでは時間の無駄になるということだ。

このアミニは父親がアフガン人、母親がニカラグア人で、シドニー生まれ。今年アフガニスタンから代表召集されたが、オーストラリア代表に入りたいという理由でそれを拒否した。アミニはU-20でオーストラリア代表として呼ばれたが、フル代表はオジェクが監督のときに代表候補として代表キャンプに呼ばれたことがあるだけである。

このアミニはこれまでボランチか攻撃的MFとしてプレーしてきた。ドルトムントのトップチームにはシャヒン、ギュンドガンがいるのでポジションを奪い取るにはかなりハードルが高いかも知れない。

アミニが来年のアジアカップに呼ばれて注目を集められれば、来年にはいいオファーがくるかも知れない。

フェライニ

2014-08-12 11:25:20 | 日記
監督が代われば干されることもあるし、その逆もある。監督にくっついて、あるいは呼ばれてクラブを移籍することもある。そのような場合はかなりのリスクが多い。監督が失敗すれば戦犯扱いされることもあるからだ。もっとも監督が誰であるにせよ、主力選手として活躍できれば誰も文句は言わない。

フェライニはエバートン時代は主力選手として活躍して、2012-2013のシーズンではリーグ戦で11ゴールをあげている。MFで11ゴールは合格ラインである。そしてモイーズに請われて2013-2014シーズンの開幕直後にエバートンからマンUに移籍したものの、怪我などもあり昨シーズンはゴールゼロだった。

モイーズ解任、ファンハールからの戦力外通告と不運が続きこの後どうするのか未定。もっともWCでも出ていたしトップフォームであれば、まだまだEPLの中位クラブからはオファーが来るでしょう。

エバートンは昨シーズンはリーグ戦で5位だったのでELにも出られる。フェライニだってエバートンに残っていればそれなりに活躍できただろう。そう、彼は全てモイーズに引っ掻き回されたのだ。

ただモイーズに誘われても断ればよかった。マンUのようにポジション争いが激しいクラブでの苦労は目に見えていた。それでもモイーズがなんとかしてくれると信じたのかも知れない。なんとも不運な男だ。

ユベントス

2014-08-10 23:07:52 | 日記
今晩、シドニーにてAリーグ選抜とユーベの親善試合があった。最近は朝晩は寒いので観戦した人はかなり凍えたことでしょう。

試合開始時には両チームの選手がデルピエーロの入場を迎えて、オーストラリア最後の試合というよりも引退試合の雰囲気もあった。日本かアメリカでプレーするような発言をしているが、子供の教育を考えればやっぱりアメリカなんだろうなあ。プロレス好きの本人の趣味を考えれば日本でしょう。

試合はまあ親善試合だからこんなもんだろうということで、接戦になったが後半終了間際にユーベが勝ち越して3-2で勝った。昨シーズンからどのように顔ぶれが変わったのか知らないが、マンUから移籍してきたエヴラはゴールをアシストするクロスを上げたが、よかったのはそれだけで連係も動きもまだまだだった。

トップはテベスだったがはずしまくっていたので、この程度ではアルゼンチン代表には呼ばれなかったのもうなずけた。

ユーベはCLではどこまで勝ちあがれるのだろうか。バイエルン、レアルマドリードあたりと比べると戦力的に格下ということは疑いなく、しかもピルロ、テベス、エブラとベテランが多くベスト8がせいぜいという印象である。


代理母の続報

2014-08-06 11:21:34 | 日記
日本でも報道されたが、先週からオーストラリアのメデイアは例の代理母の件で大騒ぎである。最初は西オーストラリア州在住のオージー夫婦がエージェントを介してタイでタイ人女性による代理出産を実施して、胎児は男女一人ずつの双子で女児は健常だが、男児はダウン症でかつ心臓疾患とわかり、オージー夫婦は中絶を主張したがタイの代理母がそれを拒否して出産。オージー夫婦は健常な女児だけを引き取り、障害のある男児の受け取りを拒否して帰国してしまった。

以上が世界中に報道された内容である。また心臓疾患をもつ男児の治療費がまかなえないと代理母が訴えたため、世界中から支援金が集まりすでに2000万円をこえた。オージー夫婦には非人道的な行動に非難が殺到している。

その後このオージー夫婦の夫には性犯罪で実刑をくらったことがあることまで暴かれて、この夫婦は世間の袋叩きになっている。

昨日、この夫婦の談話というか弁明が彼らの友人を介してパースの地元紙に紹介された。夫婦の実名まで出ていて、きっと犯罪者扱いされているかも知れない。日本なら自宅や職場までマスコミが殺到していることだろう。ただ彼らの身辺にどのようなことが起こっているかまでは筆者は知らない。

夫婦の言い分はこうである。
①病院からは障害のある男児は心臓疾患のためにせいぜい1日しか生きられないという説明を受けたので、引き取りをあきらめた。つまり最初から引き取りを拒否するつもりはなかった。

②エージェントとの契約では出産は大きな病院の予定だったが、代理母が自分の意思で小さな病院で移ってしまい、これは契約違反である。

③出産当時はタイは政情不安で、いつ出国ができなくなるか不安があったので帰国を急いだ。

つまり最初に報道されたオージー夫婦に非人道的行動とは違う内容である。これは証拠がないために言った言わないの水掛け論になっているが、こちらのメデイアではどちらが真実を伝えているのか疑問だとしている。

筆者が思うに、事情は複雑であるにせよ自分の子供である男児の生死が確認されるまでは、オージー夫婦はタイにとどまるべきだった。Abandan、引き取り拒否と断罪されても仕方がない。

オーストラリアでは養子縁組も盛んで、中国や東南アジアの子供を多く引き取っている。筆者の知っているケースとして養子を二人育ているオージー夫婦もいる。

しかし養子を認められる夫婦には犯罪歴や生活状況やらかなり厳しい調査が必須である。簡単には子供をもらえない。しかもかなり待たされる。それだけ需要があるからだ。

今回の問題を受けて、オーストラリア政府は代理出産の場合の条件を厳しくする可能性がある。生命の尊厳に関わる重い事例である。