サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

決勝 ドイツvsアルゼンチン ドイツ戴冠

2014-07-14 11:58:57 | 日記
延長までもつれこんだ緊迫した試合だったが、サッカーの教訓は生きていた。”取れるときに得点できないと後で罰を受ける”という鉄則である。

オランダとのSFもそうだったが、パラシオはまたしてもGKと1対1になって浮いたボールをヘッドでふわりと浮かした。2回ともみじめにGKに取られた。オランダ戦は仕方がなかったとしても、今朝の試合はあれさえ決めておけば優勝だったのだ。

もちろん他にもチャンスもあればピンチもあった。しかしあのシュート、シュートと呼べるほどのものか、あれは決めなければいけない。あれをはずしてどのようなボールをゴールできるというのか。

アルゼンチンはメッシに頼り、メッシがブレーキとなった。メッシがもっとボールを早く回して周囲の選手をうまく使えば、アルゼンチンの攻撃はより活性化しただろう。

ゲッツエのゴールは圧巻だった。あの場面でサイドからのクロスを胸でトラップしてそのままボレーできる選手はそういない。完璧なトラップと完璧なシュートコース。

ところでシドニーにも家具のイケアがあり、そこにスウエーデン人のワーキングホリデイが働いていることがよくある。イケアはスウエーデンの会社だから、同じ国の若者を雇用するらしい。その若者の中にゲッツエとそっくりの奴がいて、筆者の娘と友達になった。もうスウエーデンに帰国してしまったが、あのスウエーデンのゲッツエ君も喜んでいることでしょう。

ドイツがブラジル開催のWCで優勝したことにより、WCの歴史が変わった。2006、2010、2014とヨーロッパの3連覇である。これはとにもかくにもブラジルの責任である。

この大会の特徴は、
①スペインのパスサッカーの終焉
②スアレスのかみつき
③ブラジルの大敗

の3つがあげられる。他にもサイドからのスピードのあるフィジカルサッカーの流行などもあるが、なんといってもスペインの敗退は大ショックだった。

日本が無様に1次リーグ敗退したのは、それだけのレベルしかなかったということでしょう。

長い、長い、ワールドカップも終わりクラブサッカーに関心が戻り、来年1月のアジアカップを楽しみにしましょう。

3決 ブラジルvsオランダ 王国崩壊

2014-07-13 15:30:36 | 日記
ブラジルはオランダにも0-3で負けてしまった。これでSF,3決と2試合で10失点、1得点である。

今朝、知り合いのスペイン人のじいさんに会った。このじいさんは若い頃にアルゼンチンに移民してその後にオーストラリアに移民しているので、アルゼンチン人のようなものである。

このじいさんはサッカーが大好きで、昔アルゼンチンでブラジルとアルゼンチンの試合を見たことがあり、その時にペレのプレーをみたという。いったいいつの時代だよ。

さてこのじいさんによると、ブラジルの大敗は守備の崩壊もさることながら、攻撃がなってないから守備もだめだと断言する。攻撃している時間帯が長くなればその分守備の負担も減るという理屈だ。まあ単純にいえばそうなんだけど、最近のサッカーはポゼッションが長くても攻撃の効率が悪ければ得点できない。

今大会はレフリーもプレーの質も昔と比べて格段に低いので見る気もあまりおこらないそうだ。それでいてブラジルの試合はしっかり見ている。

明日の決勝は0-0のまま後半までもつれこめばアルゼンチンが断然有利だそうだ。それはメッシという飛び道具があるからで、メッシがFKなりドリブル突破なり、なんでも起こすことができるからだ。

しかしドイツが前半に先制するとドイツが勝つそうだ。まあ誰でも考えられそうな試合展開である。

さてどちらが勝つでしょうか。

SF アルゼンチンvsオランダ

2014-07-10 09:59:46 | 日記
前半はアルゼンチン、後半はオランダが押したが延長も含めてけっこうイーブンな試合だった。WCのSFはこのくらいの緊張感がなければ。

しかし両方とも守備が堅いし、スペースをあまり与えない。特にメッシなんてボールを持つとオランダに2-3人で囲まれる。それでもドリブル突破しようとするところもすごいが、自分にそれだけマークが付いているわけだから、他の味方の選手は完全にフリーなわけだ。もっとメッシがボールを散らして周囲を使えば、効率的な攻撃になると思うが、それではアルゼンチンの攻撃は成立しないか。

ロッベンは走りまくるスペースもなくアルゼンチンに押さえられた。オランダはファン・ペルシーがトップフォームでないのが痛い。スナイデルとロッベンで攻撃を組み立てるが、これでこの二人だけではあまりにも単調である。特に左のカイトがもっと効果的な動きができればいいのだが、ロッベンと比較するのは無理か。カイトではなくリベリーのようなスーパーな選手がいればオランダは最強なのだが。

これで決勝はドイツvsアルゼンチンだが、絶好調のドイツが押しまくりアルゼンチンはカウンター狙いの展開になるだろうか。

SF ブラジルvsドイツ、ブラジル大敗

2014-07-09 12:16:40 | 日記
両チームの選手もサポも世界中の人が予想できなかった結果となってしまった。ブラジルが1-7で大敗するなんて誰が信じられるだろうか。

ネイマールとテイアゴ・シルバがいなかったとしても7失点はないでしょう。以前、北朝鮮がポルトガルに2010年に7-0で大敗したが、7失点というのはそれ以来ではないだろうか。

まずブラジルがいつものフィジカルプレスでドイツを押し込んだ。5分くらいでドイツがそれに慣れてパスを回し始めた。それをみた時点でブラジルは苦戦するだろうなと思った。

1失点目はCKからミューラーをどフリーにしてしまい失点。まあこれは交通事故のようなものだからまだよかった。それからあれよ、あれよという間に失点して中盤とDFが完全に集中を切らして、気が付くと5失点。まるで日本がずるずると失点を続けるようなシーンである。

後半も2失点したが、最大の敗因は気負いと気の緩みだろう。国歌斉唱のときにネイマールのユニフォームを掲げて気迫を前面に出した。いつものようにアカペラで国歌を延々と歌った。ここまではよかった。

その気迫と気負いで秒殺してやろうと最初から攻撃に猛突進。コロンビア相手あたりまではよかったけれど、ドイツ相手ならばもう少し落ち着いた試合の入り方をしてもよかったのではないだろうか。そう気負いすぎたのだ。

油断は、ブラジルがホーム開催でドイツなんかに負けるわけがない。2002年の決勝でドイツに勝った。俺達はブラジルなんだという油断。まるで「自分たちのサッカーをするだけでいい」という日本の選手のように。

2点目、3点目あたりから号泣しているサポがテレビに映し出された。当然といえば当然だが、ドイツ相手にこれではもう勝てない。

いやはやなんとも飛んでもない結果になってしまった。

ブラジルが負けたら自殺者も出るだろうが、こんなしょぼい結果では自殺もしたくないだろう。

香川はJリーグに戻れ

2014-07-07 17:47:05 | 日記
マンUでもWCでもさえなかった香川は、プレシーズンのマンUの補強と新監督により放出されるか飼い殺しにされる可能性大である。マンUくらいのビッグチームは、選手の数も多く年間通じてベンチ入りできない選手もごろごろいる。昨シーズンのザハなんていい例である。

いろいろ報道されているが移籍金は高そうだから、いきなりの完全移籍は難しいだろうし、常識的なところとして半年後の買取りオプションでのレンタル移籍だろう。

さてそれでも香川獲得に動くヨーロッパのクラブはあるだろうか。ドイツではドルトムントは今の香川は要らないだろうから、中位のクラブが興味を示すかも知れない。

ドイツ以外の国ではまあ無理でしょう。香川に興味を示すクラブがあるとすれば7月中に交渉が決まらなければドイツでは遅くなる。もうプレシーズンのキャンプをスタートしているクラブだってある。

唯一可能性があるのはJクラブである。香川が戻れば観客動員も見込めるし来年1月のアジアカップに出たいのであれば、Jクラブにいるほうがいい。1月に2~3週間も代表に召集されるなんてヨーロッパのクラブならばポジションを放棄するようなものだ。

柿谷が本当にバーゼルに移籍するのであれば入れ替わりに香川がセレッソに戻ればいい。セレッソで再スタートして調子を取り戻してまたドイツのクラブに売り込めばいい。小野だって日本にもどってからまたボーフムに移籍できた。

このまま指をくわえて待っているだけだと香川は本当に飼い殺しにされて、ベンチ要員ならぬスタンド観戦要員にされてしまう。