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今日はなにいろ?

オーケストラ!

2010-09-15 10:02:39 | 映画
予告を観てストーリーが分かってしまう単純映画です。
指揮者を追放された男が、ボリショイのオーケストラを騙ってパリに乗り込む。
最後のシーンまで予告に流れてましたね。みんなスタンディングオベーションしてます。
まあ、シーンを見なくても想像つきます。大成功ってことなんですね。

観なくてもいいかなあ、観なくてもストーリー分かっちゃうんだから。

と、思ったんですが、観に行きました。

結論。
観に行ってよかったです。
やはり音楽映画にハズレなしです。
名曲が絡まるとどんなバタバタ劇でもしまります。

そして、この映画はパリで成功した、ってことがメインじゃないんですね。
なぜ、彼は指揮者を追放されたのか、それが問題なのです。
1980年と言えば、そんなに昔ではないのに、こんなことが旧ソでは起きていたんですね。怖い怖い…。

とても、その頃には描ける映画ではなかったでしょう。
でも、そんな反動もあるのか、ロシアの描き方が凄かったですねえ。

空港で偽造パスポートを作る人たち。しかも60人分くらい、大量に!
結婚式ではマフィアが銃を乱射してるし。
ロシアの政府関係者、イワンの描き方も可笑しかったですね。
全体的にデフォルメされて描かれてました。
金にうるさそうなアジア人(日本人だよね、あれ)も出てきたり、各所に各民族をチョイ、おちょくってます。
フランス的ユーモアってところでしょうか。

こういう映画を観ると、名曲アルバムが欲しくなります。
ま、買っても1回くらいしか聴かないんですけどね

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