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今日はなにいろ?

「そして、私たちは愛に帰る」他2本

2010-09-09 10:10:35 | 映画
録画内臓のテレビを買ってから、簡単に録画出来るし、BS番組も録画出来るので、映画をバンバン録画している。

レンタルだと、かなり迷うタイトルでもテレビの録画なら迷うことなし。
もし面白くなかったら途中で消しちゃえばいいんだもの。
レンタルだったらそうはいかない。いくら100円レンタルとは言え、お金を出したなら最後まで観なくちゃって気になるし…。

途中で消せばいいやと思って録画した映画、これが今のところハズレなしなのだ。
この前観た「26世紀青年」と言うとんでもないオバカ映画まで最後まで観てしまった。
(一時的に冬眠状態にするはずが手違いで500年後に目覚めることに。世界はオバカになっていた! と言う映画。プッ)
観たい時にのんびり鑑賞できると言うのは「おうちでえいが」の良いところ。
映画は映画館で観るのが本当だけど、たまには家で鑑賞するのもいいものです。

「好きと言えなくて」
ユマ・サーマンが出ている。が、彼女は主役じゃなくて、むしろ当て馬的。
ガチガチのラブコメだけど、たまにはこの手の映画を気楽に観るのもいいかも。

「新・夫婦善哉」
数年前、懐かしの日本、といった感じで昭和を舞台にした映画が大流行した。
が、この映画の日本は昭和も昭和、昭和10年。
「三丁目の夕日」で懐古した人も、この時代の昭和は知らないでしょう。
まるで博物館を訪れたよう。違う国を見ているような印象。
着物で旅館を訪れた蝶子さん。
さあ、ゆっくりしましょうとお着替え。何を着るのかと思ったらまた着物。
そっか、お出かけ用の着物から普段着の着物に着替えたんだね。
着物が普通だった頃のお話だもの。
酒ビンを引き上げた穴、あれも驚き。あそこで喋ると鍾乳洞で喋っているように声が響く。家の中にあんなものがあるのが驚き。
酒のつまみにしようと蝶子さんが一生懸命、枝から剥いているのはエダマメ?
それは普通なんだけど、むしりながら食べているんだよね。つまり枝ごと茹でたのかなあ。
などと、つまらないワンシーンワンシーンに目が止まりました。

「そして、私たちは愛に帰る」
これは良かった。大当たりでした。
トルコってよく分からないのですが、なかなか難しそうな国ですね。
さらに、ドイツとトルコ、両国の兼ね合いみたいなものもあるんでしょう。

ロッテはともかく、イェテルはあんなことで簡単に死んでしまうんですね。打ち所が悪かったとはこのこと。
お父さんもいい人なんだろうに、二人が出会わなかったら、もっと違う人生を歩めたんだろうに。
アイテンはふてぶてしいですね。礼儀知らず。ロッテのお母さんが注意するのもその通りだと思いました。
この二人も出会わなかったらもっと違う人生を歩んでいただろうに。
でも、人生ってそんなもの、でしょう。
肝心なのは、「それから」なのでしょう。
人を恨んで生きるのも一生。赦して受け入れるのも一生。
余韻を味わえる映画、なかなかありません。
この映画はたっぷり余韻を味わうことが出来ました。
未見の方、オススメです。

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