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今日はなにいろ?

「Dr.パルナサスの鏡」「ラブリーボーン」「ゴールデンスランバー」

2010-02-09 10:05:12 | 映画
ヒース・レジャーの訃報を聞いた時にはパソコンのモニターの前で固まってしまったものだ。
「Dr.パルナサスの鏡」の撮影中だった2007年の12月のこと。
絶頂期にこの世を去らなくてはいけないなんて、さぞ無念だろうなあ。
そして、この映画を一緒に作り上げて人たちもきっと無念だったろう。
お蔵入りになりかけた作品をジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの親友が引継ぎ、撮影が続けられた。
彼らの出演料はヒースの遺児(当時2歳)に寄贈したとか。泣ける。

「つぐない」はいい映画だった。
ストーリーもさることながら、キーラ・ナイトレイの妹を演じるシアーシャ・ローナンが強く印象に残った。
その彼女が主演している「ラブリーボーン」
わずか14歳で殺されてしまう少女の物語。
幻想的な映像でファンタジーに仕上げているが、連続レイプ犯に殺されてしまう少女たちの物語なのだ。
映画の中の話とは言え、虚しさと怒りが後を引く…。

「ゴールデンスランバー」は2008年の本屋大賞、21回山本周五郎賞を受賞した伊坂幸太郎の原作の映画。
伊坂幸太郎は大好きな作家である。
彼の、いろんなところで繋がっていく人間関係がいい。そしてその人々がそれぞれにあったかいのがいい。
「ゴールデンスランバー」はまだ読んでいないのだが、伊坂幸太郎の良さが底辺に感じられて、ところどころ(と言うか、あちこち)突っ込みどころがあるのだが、素直に受け入れられる作品だった。
それにしても、作中、3人の男たちが「ゴールデンスランバー」を歌う(熱唱している人もいたな)のだが、みんな下手だった。

それぞれの感想はcinemaにて。


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