福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

帰省

2006年06月27日 | 過去のBLOG記事
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帽子をかぶった本日主賓の祖父(1番右)


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左が父に送ったボンゴキット、右が祖父への帽子


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登呂公園の様子。復元されている竪穴式住居(手前)と
高床式倉庫(奥)。


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芹沢銈介美術館の入り口。


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今回の展示の看板



実家に帰りました。
その日は父の日だったのですが、祖父の誕生日を祝うということで、一家での食事会が用意されてました。
母方の祖父で、母の姉夫婦や子供(私の従兄弟)などの12人で祝いました。



私は、プレゼントとして帽子が好きな祖父には帽子を、
父には父の日のプレゼントとして民族楽器のボンゴを作るキットをプレゼントしました。



父はここ数年、オーストラリアの民族楽器ディジュリドゥにはまりだし、毎日吹いています。
民族楽器の素朴な音も魅力的ですが、身近な物で簡単に作れる所も楽しいようです。
盆栽が趣味の父は、馴染みの盆栽屋さんから楽器の材料になるような物を調達したりしています。



吹く系の物が好きなようですが、ボンゴを作って叩く方にもチャレンジしてほしいです。



私は実家に帰ると、必ずと言ってもいいくらい寄る所があります。
地元出身の「型絵染」で人間国宝に認定された芹沢銈介さん(1895~1984)の美術館、静岡市立芹沢銈介美術館です。


私はここが好きで、大学の頃から展示が変わるたびに訪れていました。
わりと私の家から近いこともあるのですが、登呂遺跡のある登呂公園の中にある環境が足を向かせる1つだと思います。
特に今は新緑の季節で、大変気持ちがいいです。



美術館は柳宗悦率いる「民藝」に傾倒されていた芹沢さんらしい石を基調とした素敵な建物で、とても落ち着きます。
今回は、芹沢さんが後年力を注いでいた沖縄の紅型染めにスポットを当てていました。


いつも知る人ぞ知る感じでひっそりとした展示をしてきましたが、久しぶりにきたら以前よりも活気がでていて、説明のパネルが作ってあったり、こども用の チラシが用意されていたりしました。
展示も初めて目にする物が多くて驚きました。
改めて、芹沢さんの素晴らしい仕事と情熱に触れて感動しました。



運良く、美術館の裏側にある「芹沢銈介の家」の公開日だったので見る事ができました(何度も見てるけど)。



1泊しかできませんでしたが、家族が揃って充実した楽しい時が過ごせました。
今度はもうちょっと余裕をもって帰って、友人に会いたいものです。