本が好き!な、りなっこのダイアリーです。週末は旦那と食べ歩き。そちらの報告も。
本読みの日々つらつら
1月6日(金)のつぶやき(読んだ本、『ポーランドのボクサー』)
(@rinakko) 2017年1月6日 - 11:05
【ポーランドのボクサー (エクス・リブリス)/エドゥアルド・ハルフォン】
ポーランドのボクサー (エクス・リブリス) クリエーター情報なし 白水社 素晴らしい読み応え。短篇集ではあるが連作として読めるので、一篇一篇が繋がりあっていく先の思いがけない奥行きに捕り込まれた。そして今は、寄る辺のない旅をしていたような読後感。境界を超えることへの拘り、語り手を惹き付ける“内面の革命”をめぐる思惟。どこにもないと知っていて尚、答えを希求してさ迷う切実さが胸に迫った。
現代短篇小説講読クラス…という何とも心惹く場面から始まる「彼方の」、からの「トウェインしながら」では小説への言及も多い。そしてピアニストのミランが登場すると、描かれる世界がぐうっと押し広げられる。ミランの絵葉書が、祖父の記憶が、深くて重くてもっと孤独な旅へと、ハルフォンの背を押すのだ。探しにおいで、とでも…(誰を? 何を?)。
(@rinakko) 2017年1月6日 - 13:01
【芸術新潮 2016年 06 月号】を読んだ本に追加
芸術新潮 2016年 06 月号 クリエーター情報なし 新潮社
1月4日(水)のつぶやき
(@rinakko) 2017年1月4日 - 07:54
今日から平日、粗食少食に戻るのは落ち着く。
(@rinakko) 2017年1月4日 - 16:14
【J・G・バラード短編全集1 (時の声)/J・G・バラード】
J・G・バラード短編全集1 (時の声) クリエーター情報なし 東京創元社 ここに収められた短篇はどれも再読ではあるが、あらためて発表年代順に読んでいることが特別に思えてとてもよかった。次の巻も楽しみ。
1月3日(火)のつぶやき
(@rinakko) 2017年1月3日 - 12:40
宝塚駅前の蕎麦屋にて居酒屋呑みしている(夫は山菜そばちう)。お向かいが韓国料理店、参鶏湯食びたい…。
12月に読んだ本
12月の読書メーター
読んだ本の数:20
読んだページ数:6306
テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫)
読了日:12月29日 著者:ジョン・ディクスン・カー
ブロンテ姉妹 ポケットマスターピース12 (集英社文庫 ヘリテージシリーズ Z)
読了日:12月28日 著者:ブロンテ姉妹
タブッキをめぐる九つの断章 (境界の文学)
読了日:12月27日 著者:和田 忠彦
久生十蘭ジュラネスク---珠玉傑作集 (河出文庫)の感想
再読。
読了日:12月26日 著者:久生 十蘭
より大きな希望 (はじめて出逢う世界のおはなし)
読了日:12月24日 著者:イルゼ アイヒンガー
幻想の坩堝の感想
幻視に憑かれた者たちの呟く声が絡みつくようで、どよりとした闇に捕り込まれていく夢幻の9篇。満遍なく塗り潰された陰鬱さに魅入られ、希望のない幕切れに刺し止められる。とりわけ好きだった「魔術」は、“美しい”と“おぞましい”を分かちがたく描く文章は絢爛で、その眩暈感を堪能した。解説の中、フランドルの「ゲルマン性」という言葉になるほど…と。
読了日:12月20日 著者:
ブラウン神父の醜聞 (創元推理文庫 110-5)の感想
再読。
読了日:12月19日 著者:G.K.チェスタトン
贅沢貧乏のお洒落帖 (ちくま文庫)の感想
黒柳徹子の解説、ぐっときた。読めてよかったなあ‥‥。
読了日:12月16日 著者:森 茉莉
MONKEY Vol.5 ◆ 死者の歌――イギリス・アイルランドの物語
読了日:12月15日 著者:
ブラウン神父の秘密 (創元推理文庫)の感想
再読。ブラウン神父はどの話もそれぞれに好きな中、この4冊目には「ブラウン神父の秘密」と「フランボウの秘密」が収められていて、推理譚ではないこの2篇がしみじみと味わい深い。あと、今回とりわけ痺れたのは「マーン城の喪主」でのブラウン神父の言葉。震えるくらい沁み入る。
読了日:12月14日 著者:G.K.チェスタトン
ひべるにあ島紀行 (講談社文芸文庫)の感想
再読。“スイフト”の伝記と“わたし”のアイルランド紀行に、“わたし”の架空の国ナパアイ滞在記…と、今から過去へ現実から虚構へ曖昧な境界を自在に行き来する重層的な作品。『ガリヴァー旅行記』にもみられる厭世観や人間不信、女嫌い、ステラとの特異な恋愛…など、スイフトの生涯に纏わる謎についての思案の件は面白い。ナパアイ国では異様な風俗が流行り、“わたし”が連れ歩く少年ケイは妖精にさらわれる。堕天使でもある妖精たちの斜陽、日の当たらない冬の国(ひべるにあ)の小昏い光景、そのもの哀しさが全篇に行き渡り、儚いが美しい。
読了日:12月13日 著者:富岡 多恵子
ガリヴァー旅行記 (岩波文庫)
読了日:12月12日 著者:スウィフト
狐になった奥様 (岩波文庫)
読了日:12月10日 著者:ガーネット
悪魔に食われろ青尾蠅 (創元推理文庫)の感想
ふと再読。不安定な語り口が印象的で、どこまでも息苦しい雰囲気と幻想的で美しい描写とが合わさったところに魅かれる作品。精神病院から退院する日を迎えた冒頭、エレンの思惑とは裏腹な結末しか予想させないぴりぴりした不穏な気配など…堪らない。ハープシコード奏者という設定も効いていて、壊れゆく崖っぷちに必死でしがみ付くエレンの姿と硬質で繊細な音色の高まりがよく似合う。過去に何があったのか徐々にわかり、エレンもまた、虐げられ心の傷を癒せぬまま時が止まった少女たちの一人だったのだと。身を潜めた狂気の正体…タイトルが秀逸。
読了日:12月09日 著者:ジョン・フランクリン・バーディン
襲撃 (フィクションのエル・ドラード)
読了日:12月08日 著者:レイナルド アレナス
故郷 (岩波文庫)
読了日:12月07日 著者:パヴェーゼ
灯台へ (岩波文庫)の感想
再読。
読了日:12月06日 著者:ヴァージニア ウルフ
むずかしい愛 (岩波文庫)の感想
再読。
読了日:12月05日 著者:カルヴィーノ
探偵を捜せ! (創元推理文庫 164-1)
読了日:12月04日 著者:パット・マガー
鳥の巣 (DALKEY ARCHIVE)
読了日:12月02日 著者:シャーリイ・ジャクスン
読書メーター
1月1日(日)のつぶやき
(@rinakko) 2017年1月1日 - 10:01
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
(@rinakko) 2017年1月1日 - 10:03
て、今風呂上がり。今年は実家行きもなく、身も心ものんびりにょろにょろ。
(@rinakko) 2017年1月1日 - 14:29
うち、Xマスから正月にかけてほぼ何もしないんじゃが、初詣だけはする。そして御神籤をひいて瞬時に結果を忘れる(でも夫は覚えてたりするらしい)。
(@rinakko) 2017年1月1日 - 14:32
先ほど近場で初詣を済ませて、帰り道のコンビニでピザまんを買ってきてビールの肴にした。何故かピザまん‥‥。
(@rinakko) 2017年1月1日 - 14:40
(一昨年に凶を引いたらしい。夫によると。)
(@rinakko) 2017年1月1日 - 14:41
餅も食べません。もち。
12月31日(土)のつぶやき
(@rinakko) 2016年12月31日 - 11:35
今年の買い納め、この2冊だった。いずれ読み返したくて、そのうちそのうち…と横目で見ていた『ウォーターランド』を、「そのうちっていつよ、今よ!」みたいなことになって鷲掴んでおった。来年のお楽しみ。
(@rinakko) 2016年12月31日 - 11:51
@jebrille_noir 『ウォーターランド』、いいですよね〜。初読が図書館本だったので、やっと迎えました。言われてみると、読んでる人が少ない本ですね‥‥。
(@rinakko) 2016年12月31日 - 13:44
@jebrille_noir @shiroinekokuroi おお、冬猫さんも~。うんうん、『ウォーターランド』は、噛めば噛むほど面白いスルメ本のような気がしております。そして『死んでいる』は、以前借りておきながら読まずに返してしまいそのまま未読…。宿題にします (;^_^A
(@rinakko) 2016年12月31日 - 18:25
満島ひかり×江戸川乱歩のドラマ第2弾『江戸川乱歩短編集Ⅱ 妖しい愛の物語』、録っておいたのを観たわ。3夜分とも面白かった~。中でも、魂消て腰を抜かしたのは「人間椅子」。弾むお尻、跳ねるお尻、もうお尻やめてくれ…てなる。とても変態でよかった。妖艶な女性作家の白い衣装も似合ってた。
(@rinakko) 2016年12月31日 - 19:02
@mikechatoran @jebrille_noir @shiroinekokuroi うなぎ小説でもあるところがまた、偏愛の理由の一つではあるかもww
(@rinakko) 2016年12月31日 - 20:31
紅白をみてみる。
(@rinakko) 2016年12月31日 - 21:00
うーーーーん。
(@rinakko) 2016年12月31日 - 21:30
@Labrad28 @jebrille_noir @mikechatoran @shiroinekokuroi うなぎの蘊蓄までたんもり堪能できる、よい小説なのです。ぜひ (^-^)
(@rinakko) 2016年12月31日 - 21:45
@Labrad28 @jebrille_noir @mikechatoran @shiroinekokuroi おおー(嬉)
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