バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

B型肝炎ワクチンの効果に影響を与えるHLA-DRB1-DQB1ハプロタイプとBTNL2遺伝子

2018年03月23日 | 医療 医薬 健康

プレスリリース 掲載日:2018.03.23
国立国際医療研究センター 日本医療研究開発機構

国立国際医療研究センターを研究代表施設とする多施設共同研究において、成人日本人1,193例を対象としたゲノムワイドSNPタイピング(注1)を実施し、ワクチン低反応群(107例、HBsAb 10mIU/mL以下)、ワクチン中反応群(351例、HBsAb 10mIU/mL超、100 mIU/mL以下)、ワクチン高反応群(735例、HBsAb 100mIU/mL超)の3群に分けてゲノムワイド関連解析(GWAS)(注2)を実施した。さらに、ゲノムワイドSNPタイピングデータを用いてHLA imputation(注3)を実施し、HLAアリル(注4)およびハプロタイプ(注5)とHBワクチン効果の関連を詳細に解析した。
https://research-er.jp/articles/view/69146

「癌関連遺伝子」が神経前駆細胞と神経細胞の増殖・分化を 制御することを発見

2018年03月23日 | 医療 医薬 健康
「癌関連遺伝子」が神経前駆細胞と神経細胞の増殖・分化を 制御することを発見 ~遺伝子ハブMeis1による小脳神経発達の新たなメカニズム~
プレスリリース 掲載日:2018.03.23
神経研究所 国立精神・神経医療研究センター 日本医療研究開発機構


国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP、東京都小平市 理事長:水澤英洋)神経研究所(所長:武田伸一)神経研究所病態生化学研究部、大輪智雄研究員、星野幹雄部長らのグループは、いくつかの癌発症に関わる遺伝子Meis1が、小脳においては神経前駆細胞から神経細胞への分化を促し、小脳発達に重要な役割を果たしていることを明らかにしました。
https://research-er.jp/articles/view/69148

骨形成と脂肪細胞分化の両方を調節する重要な因子を解明

2018年03月23日 | 医療 医薬 健康

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.03.23
岡山大学

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(口腔形態学分野)の岡村裕彦教授、池亀美華准教授、内部健太助教と徳島大学大学院医歯薬学研究部(口腔保健教育学分野)吉田賀弥講師と中国医科大学(中国遼寧省瀋陽市)の国際共同研究グループは、骨芽細胞※1に発現し、骨形成と脂肪細胞の分化の両方を調節する因子について解析を行い、蛋白質脱リン酸化酵素※2 PP2A が重要な働きをもつことを明らかにしました。

https://research-er.jp/articles/view/69115

カイコモデル系によるヒト薬物吸収性の評価

2018年03月23日 | 医薬工学 製剤 DDS
カイコモデル系によるヒト薬物吸収性の評価
プレスリリース 掲載日:2018.03.23
国立遺伝学研究所 ライフサイエンス統合データベースセンター

Construction of a simple evaluation system for the intestinal absorption of an orally administered medicine using Bombyx mori larvae

Fumika Ichino, Hidemasa Bono, Takeru Nakazato, Atsushi Toyoda, Asao Fujiyama, Kikuo Iwabuchi, Ryoichi Sato, Hiroko Tabunoki

ヒトの腸管吸収はヒト結腸癌由来の細胞株Caco-2細胞や腸灌流、哺乳類モデルを用いて見積もられていますが、これらの系にはその能力において限界がありました。マウスやラットなどの実験動物によるin vivoの評価系には倫理的な問題があり、また創薬段階における大規模な薬剤スクリーニングが困難となっていました。そこで、東京農工大学農学部 天竺桂弘子講師を中心とするグループは、薬剤腸管吸収の評価にカイコガ(Bombyx mori)幼虫を用いる手法を提案し、さらに経口投与による腸管透過性を評価する系を開発しました。
https://research-er.jp/articles/view/69152