バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

造血幹細胞の過剰鉄が血液産生を阻害する仕組みを解明

2017年07月19日 | 循環系 心臓
造血幹細胞の過剰鉄が血液産生を阻害する仕組みを解明 —骨髄異形成症候群の新たな治療法開発に期待-

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.07.19
九州大学

九州大学生体防御医学研究所の中山敬一主幹教授、西山正章助教、武藤義治研究員らの研究グループは、正常な血液細胞が作られなくなることで知られる骨髄異形成症候群(※1)の患者の造血幹細胞(※2)で、FBXL5(※3)というたんぱく質の量が減少していることに着目し、同様の状態をマウスで再現したところ、造血幹細胞(血液細胞を生み出す元となる細胞)に鉄がたまって血液細胞を作る能力が低下することを見出しました。研究グループはこのマウスを用いて造血幹細胞による鉄制御メカニズムを解明し、将来の治療応用に向けた基盤を確立しました。
https://research-er.jp/articles/view/60682

造血幹細胞の過剰鉄が血液産生を阻害する仕組みを解明

2017年07月19日 | 循環系 心臓
造血幹細胞の過剰鉄が血液産生を阻害する仕組みを解明 —骨髄異形成症候群の新たな治療法開発に期待-

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.07.19
九州大学

九州大学生体防御医学研究所の中山敬一主幹教授、西山正章助教、武藤義治研究員らの研究グループは、正常な血液細胞が作られなくなることで知られる骨髄異形成症候群(※1)の患者の造血幹細胞(※2)で、FBXL5(※3)というたんぱく質の量が減少していることに着目し、同様の状態をマウスで再現したところ、造血幹細胞(血液細胞を生み出す元となる細胞)に鉄がたまって血液細胞を作る能力が低下することを見出しました。研究グループはこのマウスを用いて造血幹細胞による鉄制御メカニズムを解明し、将来の治療応用に向けた基盤を確立しました。
https://research-er.jp/articles/view/60682

神経膠腫(グリオーマ)のがん幹細胞に対する創薬標的分子PTPRZの同定

2017年07月19日 | 癌 ガン がん 腫瘍
神経膠腫(グリオーマ)のがん幹細胞に対する創薬標的分子PTPRZの同定と、 そのアロステリック阻害剤の研究開発について

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.07.18
基礎生物学研究所 日本医療研究開発機構

基礎生物学研究所・統合神経生物学研究部門(藤川顕寛研究員、野田昌晴教授)は、アスビオファーマ株式会社との共同研究を通じて、グリオブラストーマが抗がん剤に耐性となる原因とされる「がん幹細胞性」の維持に、チロシンホスファターゼの1つPTPRZという酵素が関わることを明らかにしました。また、PTPRZに対してアロステリックな阻害作用を有する化合物を見出しました。本阻害剤は、がん幹細胞性の指標である細胞スフィアの形成を阻害すること、また動物実験において、本阻害剤と抗がん剤テモゾロミドを併用投与することによって、抗腫瘍効果が有意に増強されることを明らかにしました。
https://research-er.jp/articles/view/60671

メダカは「顔」で仲間を見分ける 

2017年07月19日 | 生命科学 生物誌
メダカは「顔」で仲間を見分ける 〜メダカの「顔」を見分ける仕組みは特化している?〜

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.07.18
東京大学 岡山大学

ヒトを含む多くの動物は、同種の仲間を見分ける能力を持っており、「顔」の視覚情報は最も重要である。ヒトでは顔を認識する機構が特化しており、我々が顔を見るときは特定のパーツ(目や鼻)に注目するのではなく、顔全体の情報を読み取っている。また、顔を上下逆にした場合、顔全体を認識する機構が働かなくなり、顔を見分ける能力が低下する(倒立顔効果、注1)。東京大学大学院理学系研究科の王牧芸研究員(現東京大学大学院総合文化研究科特任研究員)と岡山大学の研究グループは、メダカが仲間を見分けるために「顔」の情報を利用しており、「倒立顔効果」があることを発見した。
https://research-er.jp/articles/view/60659

人類が地上に降りた理由、森の気温と季節の出現によるものか

2017年07月19日 | 生命科学 生物誌
人類が地上に降りた理由、森の気温と季節の出現によるものか -チンパンジー、ボノボの生活様式から仮説を提示-

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.07.19
京都大学

ヒトの祖先が地上⽣活を始めた理由として、これまでおよそ 900 万年前以降の後期中新世に起こった乾燥化がアフリカの森林⾯積を減少させたことが挙げられてきました。ところが、最古の⼈類化⽯の⼀種、アルディピテクス・ラミダスをはじめ、初期⼈類の化⽯はみな森林に近い環境から⾒つかっています。これはヒトの地上⽣活は森林が主な⽣息地だった頃に既に始まっていたことを意味します。
https://research-er.jp/articles/view/60691

線虫から脊椎動物まで共通して保存されている発生メカニズム

2017年07月19日 | 生命科学 生物誌
~進化的に広く保存された感覚神経細胞が作られる仕組みの解明~

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.07.19
筑波大学

線虫、ショウジョウバエ、ホヤ、アフリカツメガエルを用いて、特に側方の神経板境界領域の特異化や形成に重要な役割をするMsx/Vab-15遺伝子の発現領域の解析と機能解析を行いました。その結果、実験を行った全ての動物においてMsx/Vab-15遺伝子が、感覚神経細胞の分化に必要不可欠な役割をしており、線虫から脊椎動物まで共通のメカニズムを用いて感覚神経細胞を作りだしていることを明らかにしました。
https://research-er.jp/articles/view/60712

阪大 iPS細胞使い初の心臓病治療へ

2017年07月19日 | NEWSクリッピング

重い心臓病の患者に、iPS細胞から作製した心臓の筋肉の細胞をシート状にして貼り付けて治療を行う世界初の臨床研究を、大阪大学の研究グループが学内の倫理委員会に今週中にも申請する方針を固めたことがわかりました。
早ければ来年3月までに1例目の患者の手術を実施したいとしています。NHKニュース 2017年7月18日 1