バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

女王アリの精子貯蔵器官ではたらく遺伝子を特定

2017年07月22日 | 生命科学 生物誌
〜10年以上もの間、精子を常温で貯蔵できる謎の解明の鍵〜

基礎生物学研究書プレスリース.,2017年07月21日
 甲南大学理工学部・統合ニューロバイオロジー研究所の後藤彩子講師は、基礎生物学研究所の重信秀治特任准教授、山口勝司技術職員、筑波大学の小林悟教授、香川大学の伊藤文紀教授、琉球大学の辻和希教授との共同研究によって、女王アリの精子貯蔵器官ではたらく遺伝子を特定しました。本研究は、女王アリが10年以上もの長い間にわたり、体内で精子を常温保存できるメカニズムを解明する糸口になる可能性があります。この研究成果は、7月20日に「Scientific Reports」に掲載されました。
http://www.nibb.ac.jp/press/2017/07/20-2.html

ゲル表面は水中で微粒子を吸着しやすいことを発見

2017年07月22日 | 医薬工学 製剤 DDS
—柔らかい素材の新技術や、バイオ・医薬応用にも期待—
日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.07.21
名古屋市立大学

名古屋市立大学大学院 薬学研究科コロイド・高分子物性学分野の佐藤直子(元大学院修士課程学生)、青山柚里奈(大学院修士課程学生)、山中淳平 教授、豊玉彰子 講師、奥薗 透 准教授のグループが、ゲルには、特別な工夫(電荷や吸着しやすい化学物質の導入など)を加えなくても、水中で微粒子を吸着しやすい性質が備わっていることを明らかにしました。人体のほとんどはゲルでできており、今回明らかにされたゲルの特性は、柔らかい素材の新技術や、バイオ・医薬応用に期待されます。
https://research-er.jp/articles/view/60850

iPS細胞由来神経堤細胞を用いてシャルコー・マリー・トゥース病の病態に関連する分子変化を解明

2017年07月22日 | 医療 医薬 健康
プレスリリース 掲載日:2017.07.21
京都府立医科大学 京都大学 日本医療研究開発機構
 森井芙貴子大学院生(京都府立医科大学大学院医学研究科、元・CiRA特別研究学生)、中川正法教授(京都府立医科大学大学院医学研究科)、水野敏樹教授(京都府立医科大学大学院医学研究科)および井上治久教授(CiRA増殖分化機構研究部門)らの研究グループは、シャルコー・マリー・トゥース病(CMT)の患者さんから樹立したiPS細胞を用いて神経堤細胞を作製し、CMTの病態に関連する分子変化の一端を解明することに成功しました。
https://research-er.jp/articles/view/60814