ミトコンドリアはエネルギーを作りだす重要な細胞内小器官である。インフルエンザウイルスが細胞内に侵入した際にウイルスが作りだすタンパク質の働きで、そのミトコンドリアの機能が著しく弱まっていることを、九州大学大学院理学研究院の小柴琢己(こしば たくみ)准教授らが分子レベルで初めて解明した。
インフルエンザ対策を進める際の手助けとなる発見として注目される。九州大学医学研究院と東京大学医科学研究所との共同研究で、8 月20 日付の英オンライン科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。Science Porta;.,2014年8月21日