激しい運動などで傷ついた筋肉を再生する細胞のオン・オフを切り替えるスイッチ役の物質を、京都大が見つけた。まだマウスの段階だが、人間でも確認できると、筋ジストロフィーなど筋肉の難病の治療につながる可能性がある。
筋肉には、筋幹細胞と呼ばれる特別な細胞がくっついている。日頃は休眠しているが、激しい運動などで筋肉が傷つくと、筋幹細胞は即座に目覚めて増殖を始める。そして修復に十分な筋肉を作り終えると、再び休眠する。
京都大再生医科学研究所の佐藤貴彦・特定助教らは、筋肉が盛んに増える成長期にある幼いマウスでは少なく、成長を終えたおとなのマウスに多い細胞内物質を見いだし、ごく小さな分子「マイクロRNA」の一種と同定した。朝日新聞(Web版)2014年8月15日
筋肉には、筋幹細胞と呼ばれる特別な細胞がくっついている。日頃は休眠しているが、激しい運動などで筋肉が傷つくと、筋幹細胞は即座に目覚めて増殖を始める。そして修復に十分な筋肉を作り終えると、再び休眠する。
京都大再生医科学研究所の佐藤貴彦・特定助教らは、筋肉が盛んに増える成長期にある幼いマウスでは少なく、成長を終えたおとなのマウスに多い細胞内物質を見いだし、ごく小さな分子「マイクロRNA」の一種と同定した。朝日新聞(Web版)2014年8月15日