イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

これに関しては心の距離

2007-06-17 15:10:55 | スポーツ

 『爆笑オンエアバトル』を何週か続けて観ていて、つくづく思うのは「コレ、厳密には、あくまでも“ネタ番組”であって、“お笑い番組”じゃないんだよな」ということ。

 01年5月に、地元収録で一度、客席審査員になったときに知ったのですが、放送時のオンエア順って、現場での演技順通りではないんですよね。

 現場での演技と言うかネタ見せ順はガチ抽籤ですが、放送においては、その日の最高kb獲得者を最初に持ってくることだけが決まっていて、あとはTV番組としてバランスがいいように、切って、入れ替えて、つないで編集されている。

 たとえば、オンエア組の中にピンが2人いたら、2人続かないように、コントコントの後に漫才漫才と続かないように、あるいはもっと繊細に、コントの中でもドタバタ系同士、シュール系同士が続かないように…など、視聴者が観やすく、より面白がれるように、(悪く言えば)加工がほどこされる。

 これはTV番組制作の態度としては正しいのですが、このために視聴者は、生きた現場での客席の“温ったまり具合”のカーブを、放送では共有できないわけ。

 放送だけ見ていて、「この人たちの、この程度のネタが、どうしてこんなに玉集めたんだろう」「すごく面白いと思うのに、なぜあの組のあのネタより玉少なかったんだろう」と疑問に思うときは、たいていこの“席の温ったまり”が関係していると思う。

 収録現場はナマものですから、トップバッターなら前説さん(たいてい地元の若手芸人)のツカミがヘタだったり、2番手以降なら、前の演者が露骨にドン滑ったりすると、ものすごく寒い空気の中で演らなければならず、結果、まあまあ演れたのに玉が入らないこともある。

 また、似たような設定で似たような芸風のネタが現場で2つ続くと、たいてい玉はどちらかに偏ります。

 “お笑い演芸”をTV番組にするなら、本当は、客席のノリもなるべくリアルに視聴者に共有させるように作るべきなんでしょうけど、『オンバト』はネタの見本市、標本箱みたいなものだから。

 ただ、オンエアを見るとき、そこらへんを念頭に置いてから見ないと、何か毎回、どこかでちょっとずつ釈然としないものが残るかもしれません。

 6月15日放送では、しばらく見ていなかったパンクブーブーが見違えるようなキレのよさで文句なしのover500。

 月河は、この前オンエア見たのがいつか思い出せないくらい久しぶりでしたが、この人たち、こんなに面白かったんなら、なぜもっと早くチャンピオンズ大会やM‐1辺りで上位ラウンドに来なかったんだろう。

 故・東野英心さん似デカ顔のボケは野太い胴間声、メガネのツッコミはややハイトーン。「隠れた才能を活かしたい、たとえば命乞い」という、唐突だけどいい勾配なフリは、アンタッチャブルのオンバト時代の「自殺しようとしてる人を止めたい」をちょっと思い出させました。冒頭のこのバカバカしさで強力にツカんだ。

 「それは、関空」→「それは、Can you?」ときて「スペースシャトルの部品」「それは、わからない」の流れが笑ったな。で、そこでひとつピークを作ってから、速攻「おーいボール取ってくれー」の前の地に戻したところがうまいと思う。オンバト不慣れだと、あそこらへんで次のチャプターに切り替えたくなる時間帯なんですよ。この人たちは規定時間の使い方を心得ている。この日は1年ぶりの挑戦だったようで、月河がオンバトから離れていた間に、化けるきっかけを掴んだのかもしれません。作家さんがついたかな。

 ストリーク。この人たちも久しぶりに見ました。こちらは見事に化けないなぁ。ここまで頑固にワンパターンだと、いっそ潔いね。パンブーに次いで、この日2組めのover500出ましたが、はっきり「客側からのサービス」と言い切れる。

 「今岡選手がホームラン打った後」とか「落合監督のベンチ内」など、元をわかった上で「似てる~!」と笑ってる人なんてほとんどいないでしょう。この程度の似かたでわかるほどの前がかりなタイガースファン、ドラゴンズファンなら、逆に笑いのハードルがもっと高いと思う。

 オチの「んーどうでしょう」に端的にあらわれているように、このボケの人、一気に持ってく力は声帯・形態模写に関してはあまり無い。それより、「似てようが似てなかろうが、何やっても野球(ネタ)にするぞ」という“ズレた一点集中ぶり”がこの人たちの笑い所。

 たとえばジャイアンツのV9時代とか、西武ライオンズ秋山がバック転してた時代とかじゃなく、日本のプロ野球がとことん“オッサンぽくてダサくて失笑もん”の代名詞になった、2007年のいまだからこそ、笑える芸風と言えるでしょう。

 それより気になるのは、年中ユニフォーム姿のボケ(=山田)、もとからヒョロい体型ではあったけど、あんなに顔色悪かったっけ?なんか、顔の細さや窪んだ所の影の出かたが、長期療養入りする直前の故・カンニング中島を思い出させるんだよなぁ。縁起でもないか。でも、オンバト常連クラスの若手さんたちも、連勝したり見かけなくなったりしつつ、気がつけば三十路にさしかかってるんですよね。病気だけは笑えないし、ツッコめないからな。気をつけてほしいです。

 ラブ守永は初見。とりあえず体の切れはいいし、名刀長塚、佐久間一行辺りの常連ピンと比べると、イタさは少ないほう。「いただけないなぁ~」「とんだ1人相撲」等、あえて“軽くアナクロ”の語彙や言い回しを使うディテールのセンスはある。ただ、ツッコミ役のいないピン芸のつね、ピリッと笑い・ピリッと笑いの積み重ねで、大ノリの大爆笑にならないので、全体にもうちょっと愛嬌が欲しい気も。オチもヴィジュアル的に中途半端。

 この日2組オンエアなったトリオの一方・フラミンゴは、アンジャッシュが得意とする“勘違い”“思い込み”“ミスコミュニケーション”ネタで月河の大好物だったのですが、いかにも単調と言うか、一方向なのが惜しい。

 後から乗り込んできた2人連れが「窓側じゃないんですかぁ」「窓側じゃねぇよ、替わってくれたら別だけど、そうはいかねぇだろ(物欲しげ視線チラチラ)」で“2人が窓側席の客を、親切で気のきいた人ではないと、微量「チッ」と思っている”という下地ができ、これがコント全篇の底流になっているのですが、勘違い→小耳にしてイライラ→勘違いエスカレート→辛抱たまらず指摘→通じず誤解→さらにイライラ、の繰り返しなので、「笑って止まり、また笑って止まり」で発展がない。

 窓側客だけが一方的に“病的にコミュニケーション下手なイタい人”に終始してるのも息苦しくカタルシス不足。

 最初に窓側客が「あぁ、ボクなら新幹線慣れてますから替わりましょう」と譲って、2人組が“借り”ができ、「親切な人だから」「何言ってるのか意味わかんなくても、ぞんざいに対応したら申し訳ない」という下地にしたほうが、“親切と親切にこたえたふりが、さらなる勘違いをよんで…”と拡げられたし、善人たちなるがゆえのミスコミュニケート・コントとして格が上がった気がする。たとえば東京03なら、あるいはかつてのプラスドライバーなら、このネタどう料理したかな…と、ふと思ってしまいました。

 もう1組のトリオ・初挑戦初オンエアの三福星は、計量順が演技順だとすればはっきり前の2組のover500での“席の温ったまり”に引っぱられて流れ込んだ玉数だと思う。フラミンゴ(405kb)より入る(421kb)要素が、どこ切っても無いもの。メリハリない、盛り上がりない、オチも客がパッと見「あんなメタボったおっさんなガキいねーよ」と思った、そのまんまがオチ。こういうことが、オンバトはあるんだよなぁ。

 初挑戦ゆえに声が、出るべきところで出てなかったことがメリハリなさに直結してたふしもあるので、大甘に見て次回に期待かな。

 ま、この回に限らず、“人工的に整理配列された標本箱”であるがゆえの不自然さ、ギクシャクさも込みで楽しむ姿勢がないと、ちょっとツラい番組かもしれません『オンバト』。

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フンサイしてやる

2007-06-15 21:05:54 | テレビ番組

 渡部篤郎さんと中谷美紀さん、“復縁”って騒がれてるってことは、付き合ってたのね、過去に。うっわー全然知らなかったわ。話題になってました?当時。それ方面の話題が載る週刊誌、女性誌、中吊り広告ぐらいは見てたつもりなんだけどなぁ。

 俳優渡部篤郎(39)と女優中谷美紀(31)が交際していることが14日、分かった。出会いは99年のTBSドラマ「ケイゾク」での共演。スポニチ本紙の取材では、2人は一時親密な関係になったものの、04年に破局。今年に入って再会し、都内の飲食店などで頻繁に会っている。すでに親しい仲間に交際を明かしており、人気も実力も兼ね備えた大物カップルの今後が注目される。

 出会ったドラマから“ケイゾク愛”と呼ばれ、何度も恋の噂が取りざたされた渡部&中谷。そんな大物カップルは運命の糸に手繰りよせられるように再会し、ひそかに愛をはぐくんでいる。

 2人は当たり役となった「ケイゾク」の後、翌00年にも日本テレビ「永遠の仔」で共演。仕事に全力で打ち込む姿勢にひかれ合い、表現者としての感性にも互いに魅せられ、プライベートでも何度も会うようになった。中谷が大好きなフランスで2人が一緒に旅行している姿も目撃された。

 しかし、スポニチ本紙の取材では、04年ごろに破局。その後、渡部は05年12月にタレントの村上里佳子(41)と離婚。国内のドラマ、映画だけでなく、パリ郊外の国立劇場で2人芝居「HIROSHIMA MON AMOUR」の舞台に立つなど幅広く活躍中。

 一方、中谷も映画「電車男」のエルメス役で話題を集め、今年初には主演映画「嫌われ松子の一生」で毎日映画コンクール女優主演賞、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得。名実ともにトップ女優となった。

 そんな2人が、3年ぶりに出会ったのは今春。都内の飲食店で再会した際、役者としてさらに磨かれた互いの感性にそれまで以上にひかれ合った。その後は頻繁に会っており、親しい仲間には交際を打ち明けている。

 (スポーツニッポン6月15日付)

 出会い作とされる『ケイゾク』というドラマを、月河、一度も見てないんですよね。好評なことも、それにこたえて劇場版も製作されたことも知ってはいたんですけど。事件捜査もの、警察もの、基本的には好きなんだけど。

 なんか、『踊る大捜査線』とは違う意味で“刑事ドラマとして変化球”っぽい気がして遠ざけていたのかな。

 渡部さんと言えば、いちばん印象的だったのは97年の『ストーカー 逃げきれぬ愛』と、99年の『ラビリンス

 どちらも医師役で、ひと癖もフタ癖も三癖も…一万癖もあるキャラでした。『ストーカー』では“怖いけど、結局いろいろかわいそうな人”みたいな落とし所になったのがちょっと失望だったのですが、『ラビリンス』ではハラの底を絶対に見せない、愛して大切に思う人にほどますます見せない、まさに“ダークヒーロー”で、放送途中での主題歌(槇原敬之さんの例の事件前の『Hungry spider』)CDプレゼント応募ハガキに「野崎先生(←渡部さんの役)を死なせないでください」と書いて出した記憶があります(恥)(しかも当たらなかった)。

 中谷さんのほうは、96年頃はアーティストとしてCDリリースなどもされていて、FMラジオから顔よりお声のほうを先に知ったのですが、ヴィジュアル的には97年、年明けの単発SP『沙粧妙子 帰還の挨拶』の犯人役が月河の中では女優・中谷美紀のデビューでした(遅い?)。

 悲しく美しく、かつ醜悪なサイコ・シリアル・キラー。逃走時、タクシー運転手にバックシートから「…ねぇ…どっか行こう?」と囁く(その後惨殺)場面が最高。

 その後99年の『女医』も、飛び飛びに3~4話しか見られなかったけど、健気なところと不気味な面とを演じ分けていて、整い過ぎるくらい整ったお顔立ちに演技力が追いついてきたなぁと、頼もしく思っていました。

 思い返せば、あの頃まで、大雑把に20世紀中までは、結構、ゴールデンのドラマも観ていたんだな、月河。

 ヒマだったのかな。…て言うか、「初回から見ないと、途中からじゃついてけないだろう」「見はじめたら最終話まで見届けなければ」的な縛りを自分に課さないで、気の向いたとき適当なチャンネルをつけて見たり見なかったりしていたので、結果的に良作にぶつかる確率が高かったのかもしれません。

 そう言えば、お2人とも、映画や舞台ではますますご活躍のようだけどTVでは最近見かけなくなってましたね。芸能マスコミ的には微妙に“死角”に入りかかったところへの、ある意味タイムリーな“復縁”報道。

 …で、ふと気がつくと、当地、午後2:00台から『永遠の仔』再放送が昨日から始まっているではないか。本放送時とは違うネットの局ですが、まさか、復縁報道にぶつけたわけではないよね。

 天童荒太さんの原作がまずベストセラーになった作品ですが、なんか陰惨で後味が悪そうで、読みたいという気になれないままスルーしてました。『このミステリーがすごい!』その他レヴュー本から、ネタは大体わかったしね。

 ドラマ版は、いま考えると、我らが昼ドラキング・中島丈博さん脚本。いろんな角度からタイムリーな再放送だなコレ。トリプル主役のうち、椎名桔平さんが剛毅・直情担当で、渡部さんは表面穏和で内に屈折した系、中谷さんはその間の“イタいエンジェル”って布陣みたい。今日は間に合いませんでしたが、来週月曜、第3話からでも、録画セットしてみるかな。

 その中島脚本最新作『麗わしき鬼』は回をかさねて本日第55話。「ワタシたち3人の子供を」と夢みる悠子のファンタジーを、犀一の性欲と洵子のガード低さが上回り、とうとう普通に洵子、姉の夫との不倫の子を身篭ってしまいました。

 この破廉恥な成り行きを、太郎の耳に吹き込んだのは、太郎が秘める姉・洵子への想いを追い出したい麗花(村井美樹さん)。

 村井さん、昨年の『新・風のロンド』で演じたような、“まじめで努力家で、健康的で愛嬌もあるちょっとイモっぽいOLネエちゃん”ぐらいがしっくりくるタイプだと思うんだけど、「ワタシはこう見えて、アナタ(=太郎)よりずっと経験豊富なのよ」とか、いじらしいくらいクネクネ妖艶に攻める攻める。

 そして本日の白眉は、何と言っても太郎ちゃんのその麗花への決めゼリフ「毒の塊り!毒のデパート!毒の総合商社!

 ……よくコレ、演じる山口翔悟さん、吹かないで言い切ったわ。褒めてつかわす。

 アレかな、83年生まれ24歳山口さん、政治系のニュースとかはあんまり見ないほうかな。だったら比較的言いやすかったかな。周りのスタッフさんのほうが笑いこらえるのに必死だったかも。

 血縁無き戸籍上の姉への、許されぬ恋心と幻滅を、目の前の性悪マムシ娘への憎しみに振り替えて「おまえなんか愛してない!全然愛してない!」と叫びながら組み敷く姿はこのドラマの中でもかなり哀切なシーンだったのですが、このセリフの破壊力であらかた吹っ飛びました。

 こういう、“ネタのかたまり”みたいなセリフ、役者さんは大変だろうけど、脚本家さんは書いててある意味、愉快、痛快、爽快なのかな。「ウケなかったらどうしよう」なんて脳裏をよぎ………ってたらやってられないか。

 鈴木宗男さんや奥さん、娘さん、辻元清美さんもこのドラマご存じかしら。ぜひお見せしたかったですね。

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女子アナとか

2007-06-14 21:15:26 | スポーツ

 日ごろJリーグにはあまり熱くないので、思わずwiki検索・画像検索しちゃいましたよ。菊地直哉選手。何なんだ、ナンパ失敗か。下半身の居直り強盗か。

  浜松中央署の調べによると、菊地容疑者は5月29日ごろ、高校を早退して自転車で帰宅途中だった浜松市の女子生徒に声を掛け、同市内の路上に止めた乗用車内に連れ込み、18歳未満と知りながらわいせつな行為をした疑い。同容疑者は1万円を生徒に押しつけ、犯行後にそのまま別れたが、生徒の自転車の前かごには運転免許証入りの財布が残されていた。同日夜に女子生徒が同署に現金と財布を持って届け出て発覚した。同容疑者は「かわいい子だったので声を掛けた」などと容疑を認めているという。

  5月27日の新潟戦(ヤマハ)に出場した菊地容疑者は、翌28日はチームはオフで、都内で行われたJリーグ選手協会の会合に出席。事件があったとされる29日もオフだった。ただ、チーム関係者によると「そのころから菊地が免許証が入った財布がないと騒いでいた。練習が再開した日は、若手選手の車で送迎してもらっていた」という。

  スポーツニッポン614日付)

 何が笑うってね、「乗用車内に連れ込みわいせつな行為をした」後、「1万円札を押しつけ、そのまま別れたが、自転車の前かごには運転免許証入りの財布が残されていた」、コレ何よ。どういう状況よ。さっぱりわかんないんですけど。いつ、どういうタイミングでチャリ籠に入れたんだ。

 車(ベンツらしい)から下りて、イザ連れ込み実働!にかかるとき、すでに財布持って出て、「ホラこんなに持ってんだよ~」って軽くチラつかせたのかな。彼女がすんなり乗らなかったので、実働に財布が片手ふさぎでジャマになったから、とっさにポッて放り込んだのかしら。

 サッカー選手、慣れてないからね、手使うの(←うまくまとめてどうする)。

 それとも、「たった1万円…と見せかけて、実は身分がバレるのも平気な太っ腹おニイさんだったのさハッハッハ、達者で暮らせよ~!!」ってことなのか。

 こうなると、財布の中身、幾ら入ってたのかも知りたいところですね。1万円押しつけて、残り4千何百何十円とかだったら、ちょっと同情………はできないな。逆に、30何万円以上入ってたら、鬼畜感倍増。

 ついでと言っちゃなんですが、「かわいい子だったので声をかけた」って、どんな風に、どんな程度に“かわいい”子だったのかも気になるな。もちろん顔写真つき報道とかはできないでしょうけど、「芸能人ならダレ似?」程度は教えてくんないと、バカさ加減が評価できないではないか。ニュースとして。

 検索すると、菊地ナニガシ、清水商出身だって。シミショーからジュビロ磐田、U‐16、17日本代表を経て、オシムジャパン入り有力だったらしいし、日本人サッカー選手としては王道、エリートの部類じゃないのかな。よくわからないですけど。

 画像ではまぁ、いま流行りの王子タイプとかイケメンではないけど、身長181㌢、クマさん系で愛嬌もある顔立ち、代表入り間近の22歳バリバリ現役Jリーガー。別に路上で、財布持参で女子高生をどうこうせんでも、オンナっ気、不自由しないだろうに。

 ふと、大洋ホエールズ(現・横浜ベイスターズ)のエースとして90・91年と開幕投手までつとめながら、91年オフに女子小学生児童に猥褻行為をしたことが発覚、プロ野球界から追放された中山裕章投手のことを思い出しました。

 高知商業出身で甲子園にも2度出場、85年ドラフト1位指名で大洋入団、1年目から一軍で登板して、間もなくリリーフエースとなり、リリーフ投手としては珍しい二桁勝ち星も挙げていたと思います。

 容姿はもっさり地味なカントリーボーイタイプでしたが、何たって元・甲子園球児だし、当時24歳、ガタイはいいし、TVでバストアップになる機会の多いピッチャーは、野手に比べて断然モテます。

 当時のホエールズは優勝に縁がなかったとは言え、チームを代表する押しも押されもせぬスタープレイヤーだった中山が、逮捕後にこう言った(正確には、言ったと報じられた)のです。

 「(小学生の)幼い子なら、自分が誰か(=大洋のエースピッチャーだということ)わからないだろうと思って(猥褻行為を)やった

 高知の野球名門校から、プロ野球スター選手に憧れ、世に名をとどろかせ道行く人に「あれが中山投手よ」と振り返られるほどの立場になりたいと夢みて努力してきたのであろう若者の言葉だけに、これは同選手個人や、ホエールズのそれほどのファンではない者が聞いても、痛いコメントでした。

 “スタープレイヤー”ともてはやされる存在、特におカネの匂いと若いフェロモンにまみれた、旬のプロスポーツ選手には、確かにオンナがわらわら群がっては来ますが、その手の女は何十人、何百人いても実は“皆同じ”だということに、24歳の中山青年は気がついたのでしょう。

 “自分が大洋のエース中山だということを知らない異性”を探し求めて、幼女を対象にしてしまった心理を思うと、同情はとてもできないけれど、“有名になる”ということに否応なく付きまとう影の重さを痛感しないわけにいきませんでした。

 性犯罪は再犯性が高いと言われていますが、この一件で大洋を解雇され一旦球界を去った中山投手は、運送業などに就いてきちんと更生、復帰を求めるファンの会の活動もあって、中日ドラゴンズのバッティングピッチャーとして採用され、95年からは一軍投手、96年にはオールスター戦にもカムバックしています。

 菊地ナニガシも、事が事だけ、時期が時期だけに処分軽くは済まないだろうけど、性根据えて根性叩き直せよ。日本サッカー界、人材があふれてるわけではないんだ(ろう)し。

 もうひと山乗り越えたら、シロウトの18歳未満なんていちばんの危険物に出会いがしら手を出さんでも、本業の傍ら、取材をかねて納得ずく、両者合意ずくでどうにかなるフィールドも開けているんだからさ(→ここで記事タイトルへ)。

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略してクリクラ(←何故略す)

2007-06-14 00:03:55 | アニメ・コミック・ゲーム

 “パワー”ストーンと簡単に呼びますが、石のパワーも決して無尽蔵ではなく、身に着けたり肌に触れたり、アクセとして大勢の人目にさらされたり、人の手から手へ贈られたり贈ったりしている間に衰えてくる、と言うか、鈍ってくることがあります。

 どのくらい使っていたら鈍るか?というのは石の種類や、持てるパワーの性質によって違ってくるので、もう、触れて、見た感じとしか言いようがありません。

 こんなぐあいに“疲れて”しまったパワーストーンの“充電器”の役割を果たすのがクリスタル・クラスター。あの、芯先を短めに削ったエンピツみたいなクリスタル(水晶)がツンツン生えてる塊り。

 漫画や絵本で「宝島で秘宝発見!」なんてシーンに必ず描き込まれて、美少女の目の中にあるような星が、ピンピン飛んでるようなヤツね。

 お疲れ気味のパワーストーンをこのクラスターの上に載せたりそばに置いておくと、てきめんリカバリーします。

 水晶の持つこの充電パワーの話は、パワーストーンにはまる前、早くから聞いていたので、ひとつは欲しいなクラスター…と探していたのですが、お店で展示販売されている中に、保管し易い手頃な形状とサイズ、かつお値段もカワイイものとなると、なかなか出会えず、あきらめかけた頃にやっと、小さめにカットしたファンデ用スポンジパフから、太さの違う眉ペンシルが4~5本生えたような形(しかし、どういう描写だ)のを見つけて買い帰りました。

 それからお疲れストーンの在庫をひとつずつこのクラスターで充電していましたが、ふと気がつくと、クラスター自身もかなりお疲れになっていました。

 水晶はその名の通り“水”と縁が深く、透き通った天然の湧水にさらすのがいちばんの浄化になるそうですが、都会では水道水しかないですからねぇ。当地は東京大阪よりはマシとは言え、人間がまんま飲んでも不味いぐらいなもんだもの。コレに漬けても、浄化されるどころか、濁らすような気がするんだな。

 渓流由来のミネラルウォーターを買って、天然塩を溶かしてさらすといい、という説もありますけど、市販の瓶詰めウォーターは本当に表示通りの水源から採水されてるのかアヤしいふしもあるし。

 月河は水には頼らず、もっぱら“日光浴”

 特に夏至の近い、ここ最近の、少年のようにためらいない真っすぐな日差しはクリスタル・クラスター充電日和です。毎朝、窓から窓へ追いかけるようにクラスターを運んで日光浴中。

 パワーストーンの本をいくつか参照すると、鉱物は地中の鉱脈から生ずるので、水晶は特に、土中に埋めるとパワー回復するとの説もあります。厚手の天然繊維の布につつんで埋めて置くといいそうですが、これも、庭付き戸建て、かつ土壌の汚染されていない田舎に住んでいる人じゃないと実践できないでしょうね。

 水晶の持つ浄化パワーは恐るべきものがあり、ストーンのパワー充電にとどまらず、普通にハダカで部屋に置いとくだけで、その周囲の埃のたまりが少ない。いや、これはホント。

 さらにはゴミためのようだった“汚部屋”が、何もしないのにみるみる見違えるように片付いてピッカピカにな………るのはさすがに無理でも、クリスタル・クラスターが一個部屋にあると、掃除やゴミ出しに積極的に着手し、不要なモノの整理整頓に集中できる精神的パワーは、確実にキャッチすることができます。

 鋭角に結晶する水晶。人間の精神をも、知らず知らずキリッと真っすぐにする力を秘めているのでしょう。

 もうちょっと大ぶりのクラスターもひとつ欲しいけど、それは馬券もう一発、中穴ぐらい当てたときだな。…と思って、はや約2年。

 ………あれか、水晶のパワーを享受する前に、このヨコシマな了見をどうにかするのが先か。

 『美味(デリシャス)学院』は11日が第11話。いよいよ狼馬(西島隆弘さん)と四天王トップ・徳平(城咲仁さん)のデリシャス・バウト。課題は“弁当”。

 めいっぱいマンガチックなようで、ホント脚本がよく出来ているよなぁ。この回、『特捜戦隊デカレンジャー』の最終エピと一緒「チームリーダーひとりで強大な敵に立ち向かっているように見えて、実は、メンバー全員が一緒に戦っている」図式。

 戦隊もの、チームヒーローもの、クライマックスの王道です。

 バウト準備のため狼馬が南郷先輩(中村優一さん)特製の段ボールハウスで特訓にいそしんでいる間に、秀吾(輿真司郎さん)が謎の手記を残して行方不明に。「秀吾が脱走した?」「裏切って学院側についた?」と疑う凛(相葉弘樹さん)マシュー(三浦涼介さん)たちデリシャス5メンバーは、真相を調査する傍ら、大切なバウトの前に狼馬を不安にさせまいと、自分たちの必殺料理武器(凛=ツインレインボー、南郷=炎龍、マシュー=アムール)を次々に狼馬に託して安心させようとしますが、ついに狼馬も秀吾失踪を知ることに。

 ダイアリーの文面からすると、秀吾は特効薬のない深刻な病におかされていて、学院での料理修行が続けられぬ体となり、狼馬のバウト勝利を念願し気にかけつつ、みずから姿を消したと思しい。

 バウトが始まったけど、秀吾の安否は知れず、彼の必殺庖丁“菊松”だけが手元に揃わない。どうしても料理に集中できない狼馬。対する徳平は一度に9種類の弁当メニューを同時進行で鮮やかに作っていく。演じる城咲さん、リアルでも野菜料理のレシピを出版されているだけあって、特撮の演出はあるものの、素でなかなかの手さばきです。

 狼馬、デリシャス5、絶体絶命!というところに、秀吾が病をおして会場に現われます。実は秀吾は脱走したわけでも、寝返ったわけでもなく、保健室に“緊急入院”させられていたのでした。病名は“尻の特大オデキ”。

 残り時間僅か、狼馬、秀吾から直に菊松を受け取る!

 秀吾「俺が菊松を使う姿、おまえは見てるはずや、おまえなら、絶対出来る!」

 狼馬、菊松のサヤをはらった!さぁ、鐡火丸(←フライパンね)が着火だー!

 狼馬「アムール(←ミキシングスプーンね)、オイラのためにソースをデリシャスにしやがれっ!」

 マシュー「あーン狼馬、ミーのパクリだよっ!でもうれしいよ!」

 狼馬「炎龍(エンロン)、オイラのコテに宿りやがれっ!」

 南郷「ちがーう、それはオレのコテだっ!しかーし、その調子だ!」

 狼馬「北坂狼馬オリジナル、ファンタスティック・デコレーションっ!」

 凛「ぜんぜんファンタスティックじゃない、むしろ、美しいっ!美しいよ狼馬!」

 狼馬「最後はオイラの、道産子サーモンチーズ焼きでどうだっ!激ウマ一丁っ!!」

 ……あんまり燃えたので、セリフをそっくり再録してしまいましたが、狼馬がひとつ必殺武器を繰り出すたびに、それを託したメンバーの顔がひとりずつ背後霊の様に狼馬の背中にかぶるの。…っつっても、本人たち、別にあの世から見守ってるわけではなく、目と鼻の先のギャラリー席に座ってるんだけど。このムダなドラマチックさがいいんだなぁ。

 さすがは『百獣戦隊ガオレンジャー』で自分がヒーロー(ガオイエロー)だった堀江慶さんの演出。ジュヴナイルヒーロー、ビルドゥングス・ロマンという基本、燃えツボをしっかり押さえてます。

 狼馬、ここまで「~だべ」「~しねぇべ」って取って付けたような北海道弁は、設定が北海道生まれだからかなと思ったら、演じる西島さんがリアルに道産子、北海道札幌市出身なのね。あらら、これは失礼しました。遅ればせながらAAAのサイトに行ったりしてしまいました。EDテーマ曲『唇からロマンチカ』もDLしちゃいましたよ。PVがまたカッコいいんだ。そのうちカラオケで歌っちゃうね。もうお風呂で練習とかしてるし(迷)。

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顔近い、顔

2007-06-13 00:14:02 | コスメ・ファッション

 話題のミス・ユニバース世界1位、森理世(もり・りよ)さん、昨日(11日)昼間のTVで初めて動く姿を拝見しました。

 パッと見「う、美しい~!」よりは、失礼ながら「でけぇ~!!」って感じでしたな(…本当に失礼だな)。

 身長175㌢。うっかり隣に男性俳優・アイドルが並んだら、身長詐称モロバレしそう。フォローで言うんじゃありませんが、美女は美女でもテニスのシャラポワ選手とか、スーパーモデルブームの頃のシンディ・クローフォードの感じに近いな。キレイというより“ど迫力”。

 長身に占める頭部・顔の小ささ、腰の高さ、四肢特に下肢の膝下の長さはさすがですが、顔がアップになると、メイクが極端に黒目を強調した吊り目系の切れ長アイで、“和風美人”“大和撫子”というよりは“欧米人がイメージするオリエンタル”に近い。少なくともいまの20代日本人OL、女子大生らのトレンドとはかなり距離がある。

 ま、東京とかの事情は知りませんが、ウチの地元の中心街で、森さんほどではない、標準か標準ちょい上のスタイルの若い女の子があのヘアメイクで歩いてたら「ちょっと従業員レベルの高いエスニック料理店かアジアンパブの、フロアで働いてる子」に見えるでしょう。

 オールドな映画ファンなら、たとえばMMやBBより、イタリアのシルヴァーナ・マンガーノ、ジーナ・ロロブリジダ辺りの若き日が贔屓だった人は、森さんの魅力がいちばんよくわかるかも。このミスコン、アジアはもちろん英国、中欧・東欧勢に比べて、ラテン系の代表が上位入賞率高いんですよね。そういう審査基準らしい。

 いまの日本国内で“美人”と言えば、若い男子諸君にはもっぱら合コン・デート御用達“モテカワ系”、もーちょっとトシ行ってる社会人には頼れて癒してくれる“きれいなお姉さん系”、もっと上の年代には清楚でつつましい“息子の嫁にほしい系”などが人気ですが、ミスユニ世界大会となると、身長を度外視しても、これらのタイプはまったく評価されないでしょうね。

 月河なら、いま“美しい日本人女性といえば?”と訊かれたら、仲間由紀恵さん、常盤貴子さん、米倉涼子さんなどのお顔が真っ先に浮かんでくるんですが、ミスユニ基準だと“自己アピールが弱い”“幼く見える”“インテリジェンスが感じられない”とかの理由で圏外になりそう。

 それにしても、おもしろいなぁと思ったのは、ミスユニに選ばれると課される仕事のひとつが「HIV撲滅のためのキャンペーン活動で世界を巡回する」。

 若い(未婚の!)女性の美にウの目タカの目コンシャス…という文化こそが、HIV世界伝播のスピードを早め、現に拍車かけつつあるんじゃないかと思うんですが。マッチポンプか。

 『麗わしき鬼』第52話(12日)。洵子の代理出産に猛反対していた実母の富弓、戸籍上の父の英矢、共にみちる(怪演続く内浦純一さん)の説得で、マクラを並べて簡単に陥落。

 富弓は、時子が実娘・悠子の身篭った子(事故で中絶せざるを得なかった)をいまわの際まで惜しんでいたことを知っていますから、「時ちゃんの孫は、アンタにとっても孫ヨ、しかも洵子が産むのヨ」と言われるとイチコロ。

 “望み果たせず死んだ人”ってのは、こういうとき、無敵の説得材料になりますね。生きてる人のいまの都合で、その望みと逆らう方向の決断をしたら、なんかバチが当たりそうな気になるもんなぁ。

 「元気な子を授かるよう、鬼子母神さまにお祈りしているわ」とまでうけ合っちゃったよ。富弓の土俗ポジティヴ全開。最近のふぅちゃんを見ていると、ヘンな組織・団体とかに所属するでもなく、ひたすら“幼いときから身近に接していた聖なるもの、超自然なものを、ずーーーーっと変わらず信じてきた”というシンプルな形での“信仰”を持つ人の強さかな?とも思います。

 一方、英矢は「血のつながらない者が集まって家族を作るのが眉川家の伝統、その中で悠子と洵子だけは実の姉妹なのヨ、いまさら血のつながらない孫ができたっていいじゃない」というムリヤリな理屈より、「どうしても許さなければ、あの子たち、外国へでも行って(代理出産を)やるわヨ」と言われたのがこたえたみたい。産婦人科医として、、鞆泰ジイちゃまから病院を受け継いだ院長としての体面もさることながら、英矢はいまだに、洵子を“自分の手元”から離したくないのね。代理出産を自分の翼の下=眉川病院の中で秘密裡におこなえば“かわいい洵子を庇護してやってるオレ”って満足感があるもんね。

 そんな中、みちるの中では“仮想敵”のアタマカズにすら入ってなかった啓子(鮎ゆうきさん)が、今日も流れ弾、飛ばす飛ばす。

 代理母について英矢に訴える洵子を、不承不承サポートすることになった太郎(山口翔悟さん)「子供が欲しくても産めない女性の気持ちが母さんにはわからないんだよ、人間には、自分の子供を持って家族として生活したいって本能があるんだ」に「本能?フン、そんなのは男性主導の文化がつくり上げた幻想よ」「そもそも子供を産むという行為自体、男性中心の社会の存続に力を貸す行為だワ」と来ました。

 オイ、じゃあ前夫との間に太郎ちゃんという子供を作ったオマエの行為はどーなんだ?というツッコミ場所を「ここよ、ココ!」とでっかい矢印で朱書してあるような豪快な詭弁。いやー参りました。確か前のダンナさん(=太郎ちゃん実父)とは死別のはずだけど、啓子さん、「あーダメよダメダメん」の後、ダンナさんをアタマからポリポリ食っちゃったんじゃないだろうな(蟷螂か)。

コメント (2)
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