ワンモアセッ!のビリー隊長来日に刺激を受けたわけじゃありませんが、最近ホコリかぶり気味になっていたシーソーステッパー運動を、ここ2~3日復活させてみました。
左右サイドに12分、前後に12分。前後運動は軸足かえて12分ずつやると一段とよさそうですが、ラクして6分ずつで計12分、延べ24分。一気にやる時間は午前中も夕方も無いので、左右サイド12分を午前中(=昼食の支度スタート前)に、前後12分を浴室掃除→入浴前に。
12分で有酸素運動が成立するとステッパーの説明書に書いてあったので、一応その辺がメドかな、と思ってやっていますが、途中でペースダウンして深呼吸してまたリスタートしたりしてのユルユル、テレテレの12分ですから、あまり根拠はありません。
運動量としてはビリー隊長の足元にも及ばないほどショートでライトでマイルドな「いい汗かいた」程度で、怠け者月河にちょうどいいヴォリュームなんですが、難しいのは、毎日、継続させることなんですよねぇ。
さて、ステッパー夜の部はだいたいこの録画をヘッドホンで観ながら。『麗わしき鬼』第63話。29日(金)の最終話はこの枠のつねでOPが無いでしょうから、工藤静香さんの『雨夜の月に』の歌声を聞くのも明日、28日の64話が最後になります。
「人を刺激中毒にする気かコレ」と思った序~中盤でしたが、それなりに起伏もあって、気がつけば愛着の湧く人物も何人かいます。
憑きモノが落ちた(?)後シワシワ老婆姿になって何処へともなく姿を消した留美は、どこかで心静かに生きているかしら。
熱演、猛演だった嘉門洋子さんのほうが警察情報流出報道でちょっと大変なことになってしまいましたが。
別に、嘉門さん自身が法にふれることをしたわけではないと思うので、女優根性と実力でまたいい役をつかんでほしいと思います。
半ば狂い死にのような最期だったシェリー水上。実家が開業医をしているという飛騨高山に、無事納骨されたかな。ご遺族は洵子姉妹とのあんないきさつや性癖はつゆ知らず、「このご時勢に小児科を選んで、博士号まで取った自慢の子だったのに」と花を手向けたりしているのだろうか。
今日は洵子がまたぞろ「ワタシが悠子にしてあげられるのはコレぐらい」と代理母出産の話を蒸し返してきて、いささかうんざり。卵子を使う使わないは関係なく、誰かのために子供を産んで“あげる”って、産まれてくる子供に失礼千万だと思わないのか。どんな産婦人科医だよ、洵子は。
悠子の思いがけない大病が判明して、最終話まで二転三転ありそうですが、鬼子母神さまの力で、どうにか救いのある結末にならないかな。
今日は啓子さんの富弓への「ウチでゆっくり静養なさいよ」が前半のちょっとした圧巻でした。啓子って昔から何事もアタマデッカチで、ブッキッシュな正論先行、人の生々しい感情や湿ったわだかまりに無頓着なところがあるんだけど、ゴリフェミなりの“オンナのヤらしさ”もちゃんと備えていて、前妻・富弓の前で「ほーらよくわかってるウチのダンナは♪」と英矢にタッチしたり、結構、「こんなに進歩的でさばけたワタクシ、どぉ?」「ヤセても枯れても現夫人よ」って鼻高々なトゲも出し入れしている。
ところがそのヤらしさが、ド天然の土偶みたいな富弓には、さっぱり通用しなくて、あらかた空振り。
富弓が女のプライドピリピリなタイプなら「のぼせないでよ!」「理屈で帳尻合えばいいってもんじゃないでしょ!」と席を蹴って立つような提案も「そんな事ぉ」「ダメですぅ」と柳に風。
しかも撃ってる本人・啓子が「ワタクシ撃ってなんかいないわよ、善意よ、家に苦しめられた女同士の連帯感よ」と思い込んでるときてるから、この場面、アンジャッシュのコントみたいに可笑しいのなんの。
常識人の太郎ちゃん、継母啓子に「所詮他人」と距離感ある洵子が目配せしたり肩すくめたりしている間に、とうとうもうひとりの天然・“現況受け容れ王”英矢から「いい考えかもしれん、素直に受け止めたら、お互いにそれに越した事はない、この家は他人の寄り集まりなんだから」と渡りに舟を引き出してしまいました。
啓子、富弓に、もひとつ前の妻・那代子(山下容莉枝さん)。全員、女の世渡り賢さ(那代子のあのヌカ床)、しなやかさ、図太さ、怖さをそれぞれに兼ね備えていて、3人並べると英矢さんの人となりがなんとなくまるわかり。
英矢さんに、血はつながらなくても孫を抱かせてあげると思えば、洵子の性懲りもない代理出産志願も少しは応援して…あげらんないな、やっぱりな。