イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

浅草魚塚

2007-06-23 18:11:29 | テレビ番組

 先日、NTT東日本から二つ折りハガキが届きました。てっきり先月、15日夜から未明にわたったネット接続障害についての原因説明と、「つきましてはお詫びかたがた…」の料金日割り不請求のお知らせだと思って開けたら、料金改定(=値上げ)のご案内でやんの。真逆じゃん(憤)。

 文面によれば、要するに、「光フレッツマンションタイプは、売り出し当初は戸建て向けタイプに比べて、通信速度が遅かったから、やむなく安く設定してきたが、当社が技術向上に努めた結果戸建て並みの速度が実現できるようになったので、相応の料金にさせてもらう」ってことらしい。

 「んで、速度向上に伴ってマンションタイプの通信量が急増しちゃったんで、それに対応するのにもっとおカネがいるんでヨロシク。おカネないと設備対応が追いつかなくなって、皆さんも困るでしょ、だから悪しからず」「じゃ9月分からそういうことで」みたいな。

 えーーー?当初理解してたのと全然違うんですけど。

 マンションタイプ、特にプラン2は加入者が16戸以上まとまってるから、スケールメリットで安価なんだと思ってたのに。通信速度が戸建てより遅いという前提での料金設定だったとは。速度が遅い=通信サービスとして質が劣るから安い、じゃ“安かろう悪かろう”じゃないよ。「それでもいまさら戸建てには住み替えらんないし、安いんなら仕方ないか」と加入者が増えると、今度は「通信量増えたから値上げね」って、世の中通る理屈なのかなぁ。なんか違うような気がするなぁ。

 先月の例の接続障害の一件がなかったら、もっと素直に受け入れられたかもしれないけど。サービス安定提供のための技術向上って、サービス業として当然のことなのに、「向上する分、値上げも当然」みたいな態度されてもね。

 値上げ額、税込月額232円。年12ヶ月で2,784円。ツマラン。住民税ズドーーーン垂直上昇のショックがいま日本全土を覆っているので、さてはそのドサクサにつけこんだ通知タイミングだな。どうしてくれよう。

 レンタルルーター買い取っちゃうか。でもすでに1年半使って“お古”にしちゃったしな。

 待てよ、定額料分ずつ、ポイントなるものも貯まってるっぽいぞ。アレでどうにかならないかな。申込時にフライヤー入ってた“NTTカード”ってのを作ってキャッシュバック貰うか。

 いっそプロバイダ、OCNやめちゃうか。

 …そしたらこのブログ、有料で借りなきゃならなくなるしな。どっち転んでもカネ取るような仕組みを構築しちゃってるのね。抜け目ないなNTT。

 NTT“西日本”ではどんなことになってるのだろうか。

 さて、『麗わしき鬼』も気がつけば余すところ5話、6月25日~29日のみ。そろそろVTRテープの整理をしないと、7月2日からは“背徳三部作”の悼尾をかざる『金色の翼』が待っています。

 6月第3週から同じ時間帯裏のTBS系で併走した『暖流』は志摩院長死去で近藤正臣さんが退場された直後に、結局脱落。それほど近藤さんひとりが動機で観始めたわけではなく、『麗鬼』とは一味違う“古き良き正調昼メロ”を期待したのですが、画面に登場しただけでそういう甘い空気感を立ち上らせていたのは、気がつけば近藤さんだけでした。

 昨日の『麗鬼』60話を見るにつけても、もう“男女の恋愛”は長尺の連ドラではメインテーマになり得ないのかな…と思ってしまいます。01年1月スタートの『女優・杏子』から誰に勧められるでもなく年2作ぐらいずつは観てきた東海枠でも、「確かに“恋愛”メインのドラマだった」と自信を持って言えるのは、02年7月期の『新・愛の嵐』と04年10月期の『愛のソレア』ぐらい。

 “出生の秘密”“生き別れの親きょうだい”“戦争体験”“階層差別”など昭和30年代からおなじみのファクターに加え、“上昇志向と才能・夢の実現”“対照的な女友達との友情”“夫婦・家族の絆”“母性”“闘病”“キャリアと家庭の両立”などの強調度合いと比べると、意外なほど最近の昼ドラは“恋愛体質”ではないのです。

 比較的スタート時の恋愛色が強かった『真実一路』(03年10月期)、『冬の輪舞』(05年1月期)、『緋の十字架』(同10月期)、『新・風のロンド』(06年1月期)などにおいても、ヒロインと王子さまの許されない恋が「難問山積ゆえに応援してあげたい」地合いで描かれるのは、常に序盤止まり。

 中盤以降は「こんな腰抜けアホ男よしとけ」「て言うか、ヒロイン性格悪過ぎ、お引きずり過ぎ」になり、かえって子役さんや、カップルの間を邪魔する敵役の怪演に席捲されました。

 そんな中、昨年7月期の『美しい罠』はのっけから「愛よりカネだ」「愛だの恋だの砂糖菓子みたいな夢はみない云々カンヌン」と、徹底的に“恋愛”をメインから遠ざけ、迂回させて迂回させて屈折しまくって、結果、視聴者に「とにかく槐と類子くっつけーー!くっついてくんなきゃヤだーー!」と叫ばせた、“押してもダメなら引いてみな”的奇跡の成功恋愛作と言えたかも。

 どうしてこうなっちゃったかな。ゴールデンドラマ枠の中でもいちばん恋愛体温高そうな月9の『プロポーズ大作戦』すら、9話・10話途中参入してみると「たったコレだけの距離詰めるのに、タイムスリップまで使って、8週もグズグズグズグズ…」と思ってしまうように、恋愛ってたぶん、ストーリーとして組んだ場合、子育てやお仕事話に比べて“単調”なんでしょうね。いろんないきさつを設定しても、告ったら、あるいは、結ばれたら終わりで、あとは「冷めていく、もしくは破局する」しかイベント・話の節目がないんだな。

 よく「ケータイ・メールのせいで恋愛ものが作れなくなった」なんて説を聞きますが、ツールはともかく、心理的な意味で“異性を恋する、好きになる”ことに障壁がなくなったのが大きいと思います。ドラマの時代設定を昔にして身分差や貞操観念を織り込むことはいくらでもできるけど、観る側の心に障壁がない。異性に性的な関心含みの好意を抱くことは“年頃なら当然のこと”“健康的で結構なこと”“(非婚晩婚化・少子化を阻止するため)むしろ望ましい、歓迎すべきこと”という空気に、世間がなってしまっている。

 “出来ちゃった結婚”という言葉が、概念とともに市民権を得ている時代です。一度得た権利は、公務員や代議士を見ればわかる通り、絶対に手放されることはありません。

 「知られたら恥ずかしい」「いけないことじゃないかしら」「秘めて我慢しなくちゃ」とは、青少年ばかりか、既婚者すら痛切には思わなくなった。

 それこそ携帯メールで告白も簡単だし、やり場に困る想いを匿名で吐き出してガス抜きする掲示板やブログもネット上にはふんだんにあります。誰も、何も我慢しなくなったのです。

 こんな風土の中では、恋愛メインで3ヶ月間、「目が離せない」と思わせ続けられるお話を作るのは至難のワザかもしれない。

 『金色の翼』には期待していますが、この三部作はどこまでいっても球速勝負のど真ん中直球ではなく、変化球です“狙い過ぎの変化球”が“スッポ抜け”、あるいは“ワンバウンドでバックネット方向に転々の間に三塁走者生還”みたいなことにならなければいいのですが(…誰が生還するんだ)。

 さて、それより、こっちがもう時間切れに近いぞ。どうする上半期最後のGⅠ、宝塚記念。

 ウオッカ前日売りで3.0だって。メイショウサムソン5.1、ダイワメジャー6.2をさしおいて。

 アサクサキングス46.4。前走ウオッカの2着、ある意味3歳牡馬No.1(?)にしては軽視され過ぎ、53㌔、美味しいと思うべきか。シンガポールから凱旋のシャドウゲイトすら36.7なんだから人気し過ぎと見るべきか。

 ひとつだけ決めました。③マイソールサウンド。母がチアズ“スミレ”07年宝塚のココで買わなくてドコで買うんだ。158倍。シンガリ人気だけど。角田晃一騎手。久しぶりだなぁ。皐月ヴィクトリーでGⅠ連敗記録を止めた田中勝春騎手と同期。元気してる?とりあえず複勝は行っときます。

コメント
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