山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

炭焼藤太・金売吉次が通った道 ①

2008-08-27 22:53:25 | 郷土史
 新シリーズ
 日本の各地、とりわけ東北地方の各地に炭焼藤太と金売吉次の父子k伝説が伝えられているが、山形市内にも伝えられている。
 炭焼藤太とその妻の豊丸姫が住んでいたとされるのが山形市上宝沢(蔵王北部の山あい)であり、夫妻が祀られているのが写真の住吉神社である。
 炭焼藤太はその名のとおり山で炭を焼いて里で売りさばくことを生業としていたが、はるばる京の都から訪れた豊丸姫と夫婦になった。
 2人には3人の男子が産まれ、その長子が源義経の物語で少年時代の義経を平泉の藤原秀衡のもとに案内した金売吉次である。

※ 伝説では豊丸姫は貴人の娘だが、夢に清水観音が現れ、出羽の国の宝沢という山里に住む藤太という男と夫婦になりなさいと告げられ、この地まで辿り着いたという。
写真説明「左上」住吉神社 「左上」金色に輝く物質が含まれた石。むろん金ではなく閃亜鉛鉱らしいが、つい近年までこの地域ではこのような石が数多く見い出されたという。(土地の古老のA氏が見せてくれた)「左下」藤太らが黄金を選別したと伝えられる黄金池の跡 社殿のすぐ脇下にある「右下」黄金池の碑
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