山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

クールビズ追悼の勧め

2008-08-15 23:38:54 | Weblog
 死者は日本ではまさに神様である。
 死者の前に無礼な服装でいることは許されない。
 ましてや“英霊”の前ではたとえ猛暑のさ中でもダークスーツに身を包み、黒ネクタイ着用が不文律となっているようだ。
 今日、8月15日は言わずと知れた終戦記念日。例によって日本武道館では全国戦没者追悼式が挙行され、天皇や三権の長は申すまでもなく、主たる参列者の大半は黒い喪服とネクタイを着用している。むろん、会場では冷房がフル稼働である。
 また、今日は外交問題とからんで何かと話題になる靖国神社でも閣僚や国会議員の参拝の列が続いた。むろん、靖国でもお偉いさんたちは黒づくめの衣装である。
 地球温暖化対策が主要な議題になった洞爺湖サミットからまだ1カ月と少ししか経過していないし、その時点よりも更に暑くなっているのに、いかに“英霊”の前とは言え暑苦しい服装は世界に対する公約違反になりはしないか。
 「熱さ過ぎれは喉元忘れる」どころか、「暑さ募れば喉元忘れる」かのようで、今日に限らず真夏のネクタイ着用のダークスーツ姿が再び目立つこの頃である。気が緩むとネクタイを外すのではなく、気が緩むとネクタイをしめるようだ。
 なぜなら、地球温暖化などどこ吹く風だからである。
 地球温暖化対策のためには例外はないはずであり、せめて猛暑の季節にはたとえ慶弔の場でもクールビズが望ましいと思われるのだが、いかがであろうか。
“英霊”とて涼しげな服装の方を喜ばれるはずである。

  ※ 写真は関連HPより 「左」武道館 「右」靖国神社にて
  ※ 靖国神社の分社たる我が山形県の護国神社に関する記事(2年前)は下記のURLで閲覧ください。
  http://blog.goo.ne.jp/rekishi-huukei/d/20060815
 
 
コメント
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