山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

隠れた歴史の街並みよ末永く(大江町左沢)

2006-03-19 00:12:15 | 郷土史
 前々日は山形人なのに左沢を「ヒダリサワ」と呼ぶ人を東大教授程度と記したが、ここ左沢(アテラザワ)は単にJR左沢線の終着駅があることだけで知られているのではなく、鉄道の開業までは最上川の船運による集散で栄えた街としても注目すべき所である。
 左沢駅は大正11年(1922)に開業しているから、駅前はその後現代風の街として発展したが、元々の中心地は最上川沿いと駅の南方300mほどの所で、今でも豪商の土蔵や町家、豪壮な土塀と門などが船運の交易で繁栄した名残を留めており、しかもかなり揃っている。だが、地元の人以外でこれらの街路を歩く人は少ない。何とかこの歴史ある街並みが永続することを願ってやまない。
 なお、今月の26日から29日にはこのうちの金子家と清野家での雛飾りが公開される。
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