『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

県内の大学合格実績

2009年06月15日 22時33分14秒 | 塾長私論
昨夜、日生第一高校の渉外担当の青木先生が来られた。
日生学園新聞を渡された。
ちょうどいい機会だから中3全員に配り、日生第一と第二、さらに第三高校の違いについて説明する。
ウチの塾が押しているのが日生第一の授業料免除の特待生だ。
これだと高田や三重高より授業料が安くなる。
ついでに週間朝日の先週号もコピーする。
全国の高校の大学合格者数の表だ。
この一覧の三重県の高校の実績を見ながら高校の説明を加える。
ただし、三重県では四日市高校が漏れている。
仕方なく津高と伊勢高を比較しながら話を進める。
難関13私大合格者では伊勢高が238名合格、その内訳では現役が200名。
一方の津高は214名合格で、現役は106名。
これから判断すると、なんとか現役で合格させようとする姿勢では伊勢高に凱歌が上がる。
問題は国公立である。
残念ながら現役と浪人の内訳がない。
合格者の数だけが一人歩きしている。
旧帝大合格者では伊勢高が36名、津高が87名。
しかし津高の場合、現役の名古屋大学の文系志願者15名のうち、合格者はたった1人。
これから見ても浪人比率が高い気配がある。
現役で合格させる力量がその高校に備わっているか・・・これも高校選択においては大きな要因である。

さて、日生学園では昨年に続いて京都大学を攻略した。
名古屋大学も2人合格者を出している。
ちなみに津西では東大も京大も姿を消した。
カリキュラムが全般的に緩くなっている。
ホームランや長打を狙わずに、シングルヒット、あわゆくばツーベースをコンスタントに狙う高校になってきた。
日生学園は大学進学に関しては熱心な高校である・・・それは事実だ。
しかし、その熱心さについていけるかどうか・・・それが肝心なのだ。
晴れて高校に合格した生徒に大学入試という目標を設定する。
それがスムーズに行われればいいのだが、事はそう上手くは運ばない。

ウチの塾では真耶が特待生で進学。
ここ最近は毎日通学しているようだが、まだまだ高校に完全に溶け込んではいない。

しかし大切なことは高校に入るために勉強するのではないということ。
その先がある。
短絡的には、大学に進学するうえでの環境を踏まえて高校を決めてほしい。
そして究極的には就職するために、一生の職種を決定するために勉強してほしい。
二次関数が直接、就職面接では質問されなくとも、何か一つのことに打ち込んだという実感。
スポーツならば囃されるが、こと勉強となると一歩引く雰囲気が厳然としてある。
スポーツに「打ち込む」のは褒められて、勉強に「打ち込む」のは敬遠される奇妙な国である。
踊らされないでほしい。
今、目前にあるものから逃げないでほしいのだ。


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