「先生、いかがわしくはないですよ・・・」
昨日書き込みがあったばかりの中橋である。
まあ、パソコンを使わないという割にはファースト・リスポンス。
ナショナル・クラブは健全な娯楽施設だそうだ。
店にいるのはロシア人やウクライナ人の別嬪さんたち。
最近、シンガポール人の女の子が母親の承諾を得て店に入ったそうだ。
「客層は高いっすよ。役職ばっかですね」
「そりゃ値段も高いやろ・・・一人5万くらいか」
「何を言ってるんですか、ウチはボッタクリやないですよ。楽しく遊んでもらって一人1万から2万ってとこです」
「そりゃなかなかに健全。店の別嬪さんたちの給料はかなりのものか?」
「先生ね、ロシアのほうだとどれだけ働いても日本円に換算して月に12万くらいです。でも、ウチの店の女の子たちは普通で40万、最も稼いでいる子が120万。だから、こっちで2,3年も働けばあっちでビルも建ちますよ」
「でも、そんだけいろんな国の子がおったら会話が大変やな」
「それそれ、なんとか英語ならって感じですけど、ロシア語になるとチンプンカンプン。だからロシア語を習おうって思ってますよ」
「あんたとこみたいなクラブを総称してナショナル・クラブって言うんか」
「そうですね、外人の女の子を置いてる店をインターナショナル・クラブって呼ぶんですけどね。ウチの店はアッシャーってんですよ」
「水商売にいたら、企業情報が溢れてるだろ? トヨタが勢いがなくなって錦も寂しくなったか」
「そうですね、株主総会に向けて飲み会禁止のお触れが出たそうですし、接待費もカット。最近出たプリウスにしても課長クラスに購入を義務づけたとか・・・それだけで3千台売ったそうですよ」
「じゃあ、トヨタがこけたら錦もこけるってか?」
「いや、先生・・・今、錦じゃ日本碍子の勢いがいい。独自でリチウム電子の開発に取り組んでましたからね」
「となると斜陽の中京圏で一社気を吐いてるわけか」
「ええ、やっぱり水商売してると生の情報が入ってきますから。だから、就職するなら日本碍子は絶対に買いですよ」
「じゃあ、大卒の就職に関する情報でも分かったら教えてくれや」
「分かりました。じゃあ、お盆にでも山ちゃん誘って塾に行きますから」
これで射程内に日本碍子が入ったわけだ。
宇宙エレベーターの三菱重工に日本碍子・・・中京圏、熱いやん。
クリックのほう、ホンマ頼んます。