一昨日は安倍元総理の国葬儀が国内外からおよそ4300人が参列して厳かに行われました。
世論の賛否が分かれる中での実施でした。
今回の国葬では、国葬に反対する市民団体が、関連予算の執行差し止めなどを求めた仮処分の特別抗告を、最高裁第1小法廷が棄却する決定をしています。
更に、海外の218地域や国から約700人の要人が参列されていたことからも、日本の恥部をさらけ出すような国葬当日の反対デモは行わず、静かにお見送りしてほしかったです。
反対の抗議については別途、国会や他の場で追及すればよいのではないでしょうか?
さて、冠婚葬祭などのフォーマルな場所では勿論ですが、ビジネスなどにおいての男性の服装はワイシャツの着用が定番となっています。
リタイアするとワイシャツを着る機会がなくなりましたが、現役の頃はホワイトカラー族だったため毎日お世話になっていました。
そこで今日はワイシャツについて調べてみました。
「ワイシャツの誕生」
ワイシャツの成りたちは近世ヨーロッパの下着だそうです。
当時の男性はパンツの代わりにシュミーズと呼ばれる麻の肌着をしばしば使い、その上に上着やズボンを着ていました。
17~18世紀には、上流階級を中心にシュミーズの袖口や襟元を上着の隙間からのぞかせるオシャレが流行します。
装飾用のフリルやレースで目立たせるうちに下着からシャツへと進化したようです。
現在のワイシャツの形は19世紀後半に確立したと考えられています。
「ワイシャツ・カッターシャツの名前の由来」
・ワイシャツ
「ワイシャツ」という言葉は和製英語です。
明治時代に西洋人からシャツを譲り受けた石川清右衛門が、「White shirt」という英語の発音を「ワイ シャツ」と聞き間違えたことが由来だと言われています。
・カッターシャツ
ワイシャツはカッターシャツとも呼ばれています。
これは、大阪市に本社のある総合スポーツ用品メーカー「ミズノ(美津濃株式会社)」によって、大正7年に売り出されたカッターシャツという名前のスポーツシャツが名前の由来だそうです。
この商標が西日本を中心に定着して、西日本ではワイシャツと同じようなシャツをカッターシャツと呼ぶようになりました。
「まとめ」
このように、「ワイシャツ」の語源は「ホワイトシャツ(white shirt)」を聞き違えたことから生まれた和製英語なので、外国人には通用しません。
そして、現在「ワイシャツ」と呼ばれているものは、元々は男性の下着であり、明治初期には「白じゅばん」と訳されていたという事です。
更に、カッターシャツは元々はスポーツシャツであり、西日本を中心に定着した呼び名だという事です。