らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ラッキョウの「三年子」栽培

2022-09-23 | 家庭菜園

昨年秋に植え付けたラッキョウは、通常であれば今年の6月に収穫するのですが、我が家では諸事情により収穫できませんでした。
それどころか、その後の手入れもできず、そのままにしていたところ、雑草が生え、赤しそも生えてきてラッキョウの畝は草むらの中に埋まってしまいました。

先日、ラッキョウを片付けようと思い、草を取り始めると、何と! ラッキョウの新芽が出ているではありませんか?
新芽は既に10㎝余りに伸びていました。
ここまで伸びていると片付けるのが勿体ないので、2年続けて栽培する「三年子(さんねんご)」栽培をすることにしました。

今日は「三年子(さんねんご)」栽培についてご紹介します。

・これが伸びていた雑草を取り除いた後の畝です。既に10㎝ほどの新芽が出ていました。


「ラッキョウの三年子栽培」
ラッキョウの「三年子(さんねんご)」は福井県では「三年子花ラッキョウ(3年掘り)」とも呼ばれています。
「花ラッキョウ」とは、植えつけてから3年かけて収穫する小粒のラッキョウで、高級品として知られており、明治初期から福井県三里浜の砂丘地帯で栽培されてきています。

通常、ラッキョウは「1年掘り」と言って、夏に植付けたものが秋に紫の花を付け、翌年春先に分球して6月頃に収穫しますが、「三年子栽培」では、更にもう1年土の中で過ごし、花を付けて、2回目の春に更に分球して6月頃収穫される独特の栽培法です。

この足掛け3年越しのラッキョウは、福井県三里浜砂丘で栽培されており「三年子花ラッキョウ」と呼ばれ、繊維が細かく巻きがしっかりしたシャキシャキと歯切れの良いラッキョウになるということです。
なお、分球とは、ひとつの種球から1年で6~7個に増えることを言います。
三年子になるまで数回の分球をして、一株で50個くらいに増えます。

・草と赤しそを取り除いたラッキョウの畝です。株がないところは枯れた箇所です。


今年は「三年子ラッキョウ」栽培に挑戦してみます。
春先のズボラ(大阪弁で怠慢のこと)が、思わぬ新しい挑戦の機会となりました。