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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ハンカチは何故正方形?

2021-01-28 | 雑学

もう14~15年前になるでしょうか、夏の甲子園を沸かせた選手がいましたね。
マウンド上でハンカチで汗を拭う、その姿に若い女性たちが大きな声援を送ったものです。
その選手とは、そうです、早稲田実業の斎藤佑樹選手です。
彼のそのしぐさから、「ハンカチ王子」の愛称がつき、その後、早稲田大学から日本ハムへと、プロ野球の道へ進んでいきました。
プロに入ってからは華々しい活躍は見られず、次第にその名を聞くことが少なくなり、いつしか愛称の「ハンカチ王子」も聞かれなくなりました。
昨シーズンは怪我で1軍登録がなかったようですが、それはさて置き、今日は斎藤選手の愛称に使われた「ハンカチ」について調べました。

「ハンカチの起源」
ハンカチの起源は古く、紀元前3000年頃のエジプト文明の頃には既に存在していたと言われています。
飾りが施された麻製と思われる布が発掘され、ハンカチがこの時代の身分の高い人の持ち物であったことが推測されるということです。
ハンカチの形は、卵形、長方形、三角形、星形など様々であり、中には、宝石を飾った豪華なものもあった そうです。
中世に入るとヨーロッパではハンカチが「婚約のしるし」として女性から男性へ贈られるようになります。

・マリー・アントワネットです(ネットより)


ルイ王朝時代(1589年~1792年まで、一時中断を挟んで1814年~1830年まで)のフランスでは婦人たちは贅沢品であるレースのハンカチを「美しさの象徴」として重宝しました。
美しさを競ううちに刺しゅうや宝石などハンカチはどんどんきらびやかに飾り付けられていき、遂には装飾だけでは飽き足らず、長方形や三角形、更には円形まで、様々なハンカチが作られ、人々は個性を主張しあったそうです。

こうした流行りが気に入らなかったのがルイ16世(在位:1774-1792年)の夫人のマリー・アントワネット(1755年~1793年)です。
彼女は夫の国王に「国内のハンカチはすべて正方形にするべきです」と無茶な進言をしました。
尻に敷かれていたと言われていたルイ16世は、言われるがままに、「ハンカチのサイズは縦横同一たるべし」と言う法令を布告しました。
これ以降、正方形のハンカチが普及することになったのだそうです。

ということで、ハンカチが正方形になったのはマリー・アントワネットの無茶な進言で決まり、それが世界に広まって現在に至っているということです。