CMソング「文明堂」

先月、大学生の姪孫（てっそん：姪の娘）が、我が家に宿泊してUSJ（ユニバーサルスタジオジャパン）に行きたいということで、長崎出身の同級生と二人でやって来ました。
その友達は手土産に長崎名物のカステラを持ってきてくれました。

カステラと言えばその語源は、ポルトガル語の「pao　de　Castelra（パオ・デ・カスティーリャ）」からと言われており、ポルトガルの焼菓子のひとつで、ポルトガル人によって長崎に伝えられたと言われています。

さて、そのカステラですが、高度経済成長期に突入した昭和37年(1962年）頃から盛んにテレビで流されたCMソングに文明堂の『仔グマのカンカン・ダンス』があります。
皆さまよくご存知の“カステラ一番、電話は二番…♪”で始まる軽やかなメロディーです。

このCMソングはオッヘンバッハの『天国と地獄』をアレンジしたピアノ曲と、それに合わせたカンカン・ダンスで構成されていますが、この曲はNHK「私の秘密」に出演したオーストラリアのマリオネット・ショウのノーマン＆ナンシーのバーク夫妻制作による動物のカンカン・ラインダンス をCMとして起用したのだそうです。

そして、この文明堂のTVコマーシャル『文明堂豆劇場』は社団法人日本放送作家協会による第六回 日本放送作家協会賞『CM作品賞』を受賞したそうです。
では懐かしい、文明堂の「仔グマのカンカン・ダンス」をお聴きください。

・昭和37年(1962年）の文明堂のCMソング「仔グマのカンカン・ダンス」です。