らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

難波神社

2013-03-25 | 地元紹介

地下鉄御堂筋線の本町駅から南へ300mほど行ったところに難波神社があります。

この神社の創建は反正天皇(はんぜいてんのう)元年(406年)と伝えられ、主祭神は仁徳天皇、配祀は素盞嗚尊(すさのおのみこと)、倉稲魂尊(うがのみたまのみこと)です。
難波の名称がつけられていますが、昨日ご紹介した生國魂神社(難波大社)とは別で、昔は当地を上難波村と言っていたことから、この神社を「上難波神社」又は「仁徳天皇社」と称していたようですが、1875年(明治8年)に現在の「難波神社」に改められたそうです。



御由緒によれば、反正天皇(はんぜいてんのう)が大阪府松原市に柴籬宮(しばがきのみや)を開かれたとき、父帝の仁徳天皇をご祭神として創建されたと伝えられています。
その後、天王寺区上本町に遷り、豊臣秀吉が大阪城を築城したのち天正年間(1583年)に現在地に遷座しました。

・本殿は、先の大戦の空襲で全焼し、1948年(昭和23年)より仮宮となっていましたが、1974年(昭和49年)に再建されたのだそうです。


「御神木」
御神木の楠は、樹齢400年以上、幹3.2m、高さ12mです。
戦災で火傷を負いながらもたくましく生き抜いた市内中心部で最古の楠だそうで、昭和43年(1968年)には大阪市の保存樹第一号に指定されています。



「十四柱相殿神社(じゅうよんばしらあいどのじんじゃ)」
この神社は境内の東南隅にある末社で、以前は数社に分れてお祭りしてあったようですが、火災、模様替え等により末社の移転、併合が行なわれ、1888年(明治21年)に鉾蔭(ほこかげ)神社、安邦(やすくに)神社の祭神を六柱相殿神社へ合祀して、十四柱相殿神社と改称したそうです。

御祭神は向って左側が豊臣秀吉公、菅原道真公、楠 正成公、徳川家康公
           中央が豊受姫(とようけびめ)大神、天照皇大神、應神天皇
           右側が水波能女(みずはのめ)大神、春日四柱大神、猿田彦大神、迦具土(かぐつち)大神だそうです。


17日からご紹介している大阪の名所史跡は今日で終わりますが、大阪市街の中心部にこのようにたくさんの神社が鎮座しているとは知りませんでした。
地元の歴史に一段と関心が湧いてきたように感じます。