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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「あみだくじ」の語源

2012-04-24 | 雑学

「あみだくじ」をご存知ですよね。
人数分の縦線を引いた所に横線を書き入れ、階段のように線をたどって当たり外れを決めるくじですね。
先月末、私が住まいしている山の手台住宅の自治会の役員改選の折りにも、立候補者がいなかったため抽選と「あみだくじ」で選出しました。

では、なぜこのくじを阿弥陀仏の名前をとって「あみだくじ」と云うのでしょうか?
そこで今日は「あみだくじ」の語源について調べました。

「あみだくじ」は漢字で書くと「阿弥陀くじ」となります。
「あみだくじ」に引かれているはしご状の線は元々は放射状の線でした。
阿弥陀仏の身体から放たれる後光をかたどった「光背」に放射状のものがありますが、「あみだくじ」はこの「光背」に似せて作られたことから「あみだ」と名付けられたそうです。

この放射状のくじは、室町時代に寄り合いでお茶菓子を買う時などに、誰が幾ら出すかを決めるのに用いたようです。
その使用方法は、放射状に引いた線の内側にバラバラの金額を記入し、お椀などで隠して回します。
そして全員が選んだ後にお椀を開き、引き当てた金額を拠出して目的物を購入し、参加者全員で平等に分けるというものです。
くじには0円の設定もあって、これを引いた人はお金を出さない代わりに買出しを担当したといわれています。

当時、このくじは「阿弥陀の光」と呼ばれていたそうです。
「あみだくじ」という名が一般的になるのは明治に入ってからで、線も放射状からはしご状に変わって、現在に至っていると云うことです。