イタリア旅行の9回目は世界遺産「フィレンツェの歴史地区」をご紹介します。
「ウフィツィ美術館」
ウフィツィ美術館は、メディチ家歴代の美術コレクションを収蔵する美術館で、展示物は2500点にのぼるそうです。
名前の由来は、かつてメディチ家の事務局、フィレンツェ公国の行政局(uffici ウフィツィ:オフィスの事)が置かれていたことによります。
なお、メディチ家は、ルネッサンス期(14世紀~16世紀)のフィレンツェにおいて銀行家、政治家として台頭し、フィレンツェの実質的な支配者となり、後にトスカーナ大公国(フィレンツェ公国の後)の君主となった一族です。
この建物がウフィツィ美術館です。
美術館は2階と3階に分かれ、2階にはダ・ヴィンチ、ミケランジェロらのデッサンと版画の部屋、3階は絵画館となっており、3つの廊下を挟んで45の展示室が続いています。
更に、2階からは川の向こうにあるピッティ宮殿まで「ヴァザーリの回廊」で繋がっています。
.美術館内部です。撮影禁止のためネットよりご紹介します。(ウィキペディアより)
「ウフィツィ美術館」はメディチ家歴代の美術コレクションを収蔵する美術館であり、2500点にのぼる国宝級の絵画や古代ギリシャ、古代ローマ時代の彫刻、レオナルド、ミケランジェロ、ラファエロなどイタリアルネッサンスの巨匠の絵画などが展示されています。
・フィリッポ・リッピ 聖母子と二天使です。(ウィキペディアより)
イタリアルネサンス絵画で有名なこの美術館は1591年より部分的に公開されており、近代式の美術館としてヨーロッパ最古のものの一つと云われています。
このような素晴らしい絵画が展示されていました。
・ポティチェッリの春:プリマヴェーラです。(ウィキペディアより)
「ヴァサーリの回廊」
ヴァサーリの回廊はウフィツィ美術館とピッティ宮殿を結ぶ回廊です。
メディチ家の一族が、市内を安全に通行できるように、自宅と仕事場である執政所を直接つなぐ回廊を作ったもので、長さは約1kmにもおよんでいます。
名前の由来は、1565年、画家であり建築家でもあったジョルジョ・ヴァザーリによって造られた事によります。
ヴァザーリの回廊にも17世紀から19世紀にかけての美術品700点以上が収蔵されています。
見学は20数名ずつ時間を区切って、且つ、見学者の前後には撮影などの違反がないように監視員がピッタリとついてきます。
また、絵画や額に傷がつかないように、30㎝以内に近づく事が禁止されています。
・「ウフィツィ美術館」から眺めた「ヴァサーリの回廊」です。
(手前L字形の赤い屋根から橋の上に続いている細長い建物が「ヴァサーリの回廊」で、ピッティ宮殿まで続いています。)
ベッキオ橋上の「ヴァサーリの回廊」から眺めた、アルノ川の両側に広がるフィレンツェの町です。
「サンタ・クローツェ教会」
教会の内部は140m×40mと広く、中には、この町を追われラヴェンナで死んだダンテの記念廟からミケランジェロ、マキャヴェリ、ロッシーニ、ガリレオ・ガリレイなど276の墓が納められています。