らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

和歌山県植物公園 緑化センター(その2)

2011-08-28 | 

昨日は和歌山県植物公園 緑化センターの温室の中で栽培している「トックリランの花」をご紹介しましたが、この温室には他にもたくさんの花がありました。
今日から数回に分けて少しずつご紹介します。

「スパティフィラム」
スパティフィラムはサトイモ科スパティフィラム属の常緑多年草です。
原産地はコロンビア、グァテマラ、メキシコ南部で、日本には明治時代末期に渡来しました。
属名のスパティフィラムはギリシャ語の「spathe(仏炎苞)」と「phyllon(葉)」で、花の形に由来しており、英名でも花の特徴から「スペイスフラワー(spathe(仏炎苞) flower)」と呼ばれています。
なお、笹形の葉から「ササウチワ(笹団扇)」という別名もあるようです。



純白の花が美しく、白い花と緑色の葉とのコントラストが素敵な植物です。白い花に見えるのは実際は花ではなく仏炎苞と言います。
スパティフィラムの仏炎苞は先のとがった円形で純白または黄緑が楚々として美しく、花のように見えます。
色の取り合わせが涼しげなことや長い期間楽しめることで、夏の観葉植物として人気が高まっているそうです。



「サンゴ花」
サンゴ花はキツネノマゴ科の常緑低小木です。
原産地はブラジルで、日本には江戸時代に渡来しました。
夏から秋にかけてピンク色の細長い花が噴水のような形で咲きます。


名前の由来は、花の形が海にある珊瑚をイメージしてサンゴバナの名前がついたようです。
茎の先端に円錐花序をつけ、唇形の花弁が噴水のように出て花を咲かせます。
花色はピンクと白色で、前者はフラミンゴプランツ、後者はホワイトフォームという別名があるようです。



コメント (1)
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