高松の「栗林公園」シリーズをアップしていますが、この公園は東門から入ると、南側と北側の2つの散策コースがあります。
初回からご紹介しているのは南側のコースで、3回目の今日も南湖の周りをご紹介します。
「講武榭(こうぶしゃ)」
藩政時代に武を練った場所です。馬に乗って弓を射る訓練を行ったところで、扇屋原とも言われています。
「日暮亭(ひぐらしてい)」
江戸時代にあった日暮亭という茶屋跡に、明治31年(1898年)に石州流の茶室を再建したものです。
「掬月亭(きくげつてい)」
この建物は江戸初期の頃(1640年頃)建てられた回遊式大名庭園の中心的建物であり、歴代藩主が大茶屋と呼び最も愛用した建物です。
1745年に松平5代藩主頼恭公が中国の詩人千良史の詩の一句「水を掬すれば月手にあり」からとって掬月亭(きくげつてい)と命名したものだそうです。
・正面からの掬月亭です
・南湖に面している掬月亭です。
「涵翠池(かんすいち)」
案内板によれば、この池は「掬月亭(きくげつてい)」の西に造られている池で、翠(みどり)を涵(ひた)すという意味だそうです。
石組の素晴らしい中島の瑤島(ようとう)の木々だけでなく、背景となっている紫雲山の自然を含めた意図で命名したものです。