らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

熱海旅行(その2)伊豆山神社(1)

2011-05-31 | 旅行

昨日からご紹介しています“熱海の観光”シリーズ2回目の今日は般若院から歩いて10分程のところに位置している「伊豆山神社」をご紹介します。

伊豆山神社は、古来、伊豆山大権現、または、走湯(はしりゆ)大権現とも称され、源頼朝が崇敬した神社です。
伊豆に流されていた頼朝が源氏再興を祈願した神社でもあり、また北条政子との忍び逢う場所でもありました。

・伊豆山神社への参道(石段)です。ここから本殿までの石段は169段ですが、「走り湯(海岸の沿い)」からの参道の石段は837段あります。


伊豆山神社は海抜170mほどのところに鎮座しており、境内には雷電社、白山社、結明神社などがあります。
伊豆山神社のご由緒は明日ご紹介します。

・伊豆山神社本殿です。石段を登った左右には御神木の“椰(なぎ)の木”が高くそびえています。


「手水舎の赤白二龍」
縁起によれば、伊豆山の地下に赤白二龍交和して臥す。その尾は箱根の湖水(芦ノ湖)に漬け、その頭は日金嶺(伊豆山)地底に在り。温泉の沸くところは、この龍の両眼、二耳、並びに鼻穴、口中なり(走り湯)。
二龍精気を吐き、赤白海水に交わる。二色浦(熱海錦ヶ浦の名の由来)は此を謂うなり。赤は母親、白は父親を表し、夫婦和合、家内安泰、縁結びの象徴となっている。
と説明しています。


「祖霊社(それいしゃ)」
祖霊社とは、祖先の御霊を祀る社です。この社は、古来。関八州総鎮護と称えられた伊豆大権現(伊豆山神社)に仕えた氏人の祖霊をお祀りしています。


「役の小角(えんのおずぬ)」
「役の小角」は修験道の祖とも開山の祖とも仰がれており、文武天皇の御世に捕えられて伊豆大島に流されましたが、昼は皇命を慎み、夜は飛行の術を駆使して伊豆大権現に飛び来て修行を重ねたと伝えられています。
大島に流されてから3年後の大宝元年、勅命を持って許され大和に還り、仙人と化して唐に渡ったと伝えられています。没より千百余年後の1799年(寛政11年)その神徳を讃えられて神変大菩薩の神号を賜りました。


「結明神社(ゆいみょうじんしゃ)」
男女の縁結びを叶えてくれる神様だそうです。
縁起によれば、景行天皇の31年、久地良山(日金山)の大杉の中より一男一女が出生した。成長して二人は夫婦となり日金山に仕えて「伊豆権現氏人之祖」となったと云う。
没後不知(富士山)から神上がったと記され、後の人達により結明神として仰がれ祀られたとされています。