和歌山県植物公園のお花のご紹介は今日の「クリサンセマム」と「ヤブデマリ」で最終となります。
「クリサンセマム・ノースポール」
クリサンセマム・ノースポールはキク科レウカンテムム属の半耐寒性一年草です。
原産地は北アフリカ、ヨーロッパで日本には1960年頃渡来した比較的新しい花です。
花つきがよく、株全体を覆うほどに白く咲くところから「北極」のイメージが連想され、そこから「ノースポール(北極)」の名前になったそうです。
ノースポールは日本の小菊より花弁が太くて短いですがよく似ている花です。
「ヤブデマリ(藪手毬)」
ヤブデマリは、スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木です。
原産地は日本で、本州・四国・九州に分布しています。
ヤブデマリは山野の谷や川沿いに生え、5~6月頃に白い花をいっぱいつけます。
高さは2~6mになり若い枝や葉に綿毛があり、葉は対生し、長さ5~9㎝の広卵形で先端が尖っています。
ヤブデマリの花は、中心に小さな花の縁を直径3~4㎝の装飾花が取り巻いて咲きます。アジサイで例えれば「ガクアジサイ」のような咲き方になります。
オオデマリは、小さな花(正花)が全て装飾花になったものでヤブデマリの園芸品種だそうです。
今回5回に亘ってご紹介した和歌山県植物公園 緑化センターの花は9種類ですが、他にもたくさんの花がありました。
しかし、私たちがこの公園を訪れた目的は孫を “わんぱく広場” で遊ばせることであったため、正面のパノラマ花壇の花の一部だけをご紹介したものです。