らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

“熊野古道を歩く”第2弾(その2)藤白阪

2011-05-11 | 趣味

“熊野古道を歩く”シリーズ、第2弾の2回目は、最初の山越え「藤白阪(ふじしろざか)」です。
「藤代王子(ふじしろおうじ)」を過ぎると標高差約200m、峠の頂上まで約1.8㎞の山越えの道が待ちかまえています。
それが「藤白坂」で、峠の頂上にある「塔下(とうげ)王子」まで歩行時間50分くらいの長い坂が続きます。

・古道の両側には傾斜面を利用して柑橘類やキウイフルーツ、ビワなどの果実の木が植えられていました。


・熊野古道はこの辺りから更に急峻な藤白坂の坂道となり、坂を登りきったところに「塔下王子(とうげおうじ:地蔵峯寺)」があります。


・熊野古道「藤白坂」です。竹林には竹の子も顔を出しており、私たちを応援してくれているようでした。


・坂道歩きの疲れを癒してくれるかのように道端に綺麗なシャガの花が咲いていました。


藤白坂には峠の頂上まで1丁(約109m)ごとに「丁石地蔵(ちょうせきじぞう)」が祀られています。
案内板によれば、海南市名高の専念寺第十四世住職の全長上人(ぜんちょうしょうにん)は、藤白坂の距離を明確にするとともに憩いの場所とし、道中の安全を祈願するためにと十七体の地蔵を一丁ごとに安置されたそうです。
当時、藤白坂には駕籠屋がいて足腰の弱い旅人は駕籠を利用して峠越えをしたと言われています。

・これは7丁目の「丁石地蔵(ちょうせきじぞう)」です。


・藤白坂の途中からの眺めで、紀伊水道と海南市にある関西電力火力発電所です。手前の白い袋をつけた木はビワの木です。


明日は藤白坂を登りきったところにある「塔下王子(とうげおうじ:地蔵峯寺)」をご紹介します。

コメント (1)
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