別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

かわいらしい

2009-02-24 | こころ模様
  

   うつくしきもの。 
     瓜に描きたるちごの顔。 雀の子の、鼠鳴きするに踊り来る…

  なにもかも小さいものは かわいらしい。
  お菓子の箱に納まった おひな様は、 介護の合間に手作りされた。 
   愉しみじょうずな友からの贈り物。
  
  春は名のみの 風の寒さに 凍えがちなこころがかすかに解ける。
    よい匂い  ちいさな喜び…
 
                   -☆-

  彼女のおひな様は  古い日記にも登場した。 

      

     春日和     2006-02-25

   愛さんのおくりもの。 いぜんのもあるけれど、 色褪せしたのを気にして、 また届けられた。 貝のおひな様は お嬢さんの着物を解いて衣裳にしている。 
  幼い思い出に染まった愛らしい柄を、 雛のせかいに旨くはめ込む、 試行錯誤されて品よく決まっている。 これはセンスがものをいう。  
  
   なかのお香が 雅びやかに薫った。                         

  

コメント (2)
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