別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

かわいらしい

2009-02-24 | こころ模様
  

   うつくしきもの。 
     瓜に描きたるちごの顔。 雀の子の、鼠鳴きするに踊り来る…

  なにもかも小さいものは かわいらしい。
  お菓子の箱に納まった おひな様は、 介護の合間に手作りされた。 
   愉しみじょうずな友からの贈り物。
  
  春は名のみの 風の寒さに 凍えがちなこころがかすかに解ける。
    よい匂い  ちいさな喜び…
 
                   -☆-

  彼女のおひな様は  古い日記にも登場した。 

      

     春日和     2006-02-25

   愛さんのおくりもの。 いぜんのもあるけれど、 色褪せしたのを気にして、 また届けられた。 貝のおひな様は お嬢さんの着物を解いて衣裳にしている。 
  幼い思い出に染まった愛らしい柄を、 雛のせかいに旨くはめ込む、 試行錯誤されて品よく決まっている。 これはセンスがものをいう。  
  
   なかのお香が 雅びやかに薫った。                         

  

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2 コメント

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貝雛 ()
2009-02-27 00:54:26
私も自分のために貝雛を求めました。
私のお雛様は親戚の家に貰われていきました。
何十年も前のこと、写真もなくて、どんなお顔をされていたのだろうと、
今頃になってそのお雛様を懐かしがっています。

お母様がお嬢さんの着物を解いてお雛様に着せるってステキですね。

TBさせていただきました。私の貝雛も見てくださいね。
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コレクション ()
2009-02-28 23:45:26
 京さん PCを離れていてお返事が遅れました。ごめんなさい。

 京さんのすてきなコレクションですね。こまやかな手しごとにうっとりです。貝桶は、千代姫のお嫁入り道具で拝見したことがあります。びっくりするほど大きかったですね。
 TBありがとうございます。
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