別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

春の思い

2009-02-22 | こころ模様

  
  図書館から北鎌倉の東慶寺さんへお訊ねいただいて 春さんの謎がわかりました。   
寺の宝蔵が所蔵する 「木下春句集」にこの句が収録されており 木下春の句であると確定されました。
 
   「木下春句集」牧羊社 昭和43(1969)年刊 p113 より
   
        籠りゐて はげしき心 春をまつ    木下春    


    句集では 「待つ」 ではなく 「まつ」となっているそうです。

       お調べくださいました Y様  東慶寺様 ありがとうございました。

               -☆-

   はげしき心…  
         これほど大きな決意などないけれど
          春来りなば  心をこめて よい絵を描こう。

         春愁の襟紫に掻きあはす       かな女  

             入院中の妹に 寄りそう君へ   幸あれと祈ります

 

 

コメント (2)
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