退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「ようやく勢揃いした豪傑たちと『マンネリズム』の味わいあるいは前作とは大違いのシリーズ映画」について

2023-04-20 02:10:26 | Weblog
くもり。だったはず。

「完訳 水滸伝(七)」読了。

「マンネリズム」がやがて「楽しさ」に変わってくる仕組みか。
ようやく108人の豪傑が勢揃い。

今後は朝廷に認められる展開だろう。
いちおうまだ「天敵」は残っているのでそれを片付けてから。

いずれにせよ「大団円」が楽しみ。
3週間後ということで。

今回は「祭り」はしないでおく。
その他の本もある中でのんびりと。

松林宗恵「続・社長三代記」(’58)を観る。

今回は徳川夢声が本人役で登場。
ラジオ劇「宮本武蔵」のさわりをほんの一瞬だけ見せる。

雪村いづみは歌を歌い。
「美空ひばり」と間違えられる楽屋オチなど。

加東大介、小林桂樹、三木のり平による「出し物」がなかなか。
汽車の蒸気の音を「障子と箒」で表すあたりに感心する。

淡路恵子、藤間紫、扇千景、笹るみ子の「玄人たち」もいい感じ。
森繁・久慈あさみ夫婦には一卵性双生児の娘が生まれ。

団令子と太刀川洋一が結婚に至り。
小林桂樹と司葉子もやがて。

当時は羽田も伊丹も空港が「何もないところ」であることをあらためて。
「探偵」白石奈緒美が魅力的で「女中」若水ヤエ子の東北訛りが見事。

同じ監督だが前作とは大違い。
いったいどういうわけかと思いたくなる次第。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「相変わらずの『老人力更新中』とこれまで観たシリーズ作品では一番の出来な映画」について

2023-04-19 01:42:42 | Weblog
くもり。夜に少し降り空には稲妻も。

「完訳 水滸伝(七)」を半分以上読む。

新たに慮俊義と「関羽の子孫」関勝が仲間に。
宋江は腫物に苦しむものの夢に現れた晁蓋の導きで安道全に救われる。

煩悩の数と同じ108人の豪傑が揃うという基本設定を忘れていた始末。
文庫の数が11冊でなくて10冊であるのも同様に。

相変わらず「老人力更新中」。
これまた明日読了予定。

渡辺邦男「はりきり社長」(’56)を観る。

元宝塚月組男役トップの久慈あさみが加わる。
夫森繁との「ラブラブぶり」がいい感じ。

キスで十字を切るなんざいいですな。
「元シャンソン歌手」ということで思い出の歌も披露。

小林桂樹と司葉子の展開もなかなか。
「ミス・サイクル」中田康子の「小悪魔ぶり」も。

「山出しの女中」塩沢ときも含めて(「塩沢登代路」名義)。
全体に「お色気」満載でこれまで観たシリーズ作品中では一番の出来。

その一方で。
社長はいかにもな「軍隊調」で大ハリキリなのだが。

三木のり平、坊屋三郎、森川信ら「笑いの本職たち」にあまり見せ場がないのが残念。
藤原鎌足は落語「寝床」の大家の旦那を思わせるものの。

北川町子が児玉清夫人だったことを初めて知る。
一の宮あつ子の「玄人ぶり」も忘れずに。

この内容で88分。
森繁は当時43歳で「男盛り」。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「『生真面目さ』がもたらす残念とまだまだ面白くならないシリーズ映画」について

2023-04-18 02:17:10 | Weblog
晴れ。また夜は少し冷える。

菅屋潤壹「汗はすごい 体温、ストレス、生体のバランス戦略」を読む。

エクリン腺は全身の皮膚にアポクリン腺は腋の下や局部、肛門周辺に。
多くの哺乳動物では後者がほぼ全身にあるとのこと。

著者はどうやら相当に真面目な人物らしく。
本書の文章はほぼ「論文調」で「映画を冒頭から語る人」に似て。

おまけに結構な量があり。
「素人」にはいささか取っ付きにくい内容に。

編集者がもう少し口を出すべきだったような。
「面白さ」の方に傾きがあってもよかった趣き。

松林宗恵「社長三代記」(’58)を観る。

森繁の妻は久慈あさみに。
雪村いづみが先代社長の娘になり。

どうやら「はりきり社長」(’56)を飛ばして観てしまった模様。
本作から加東大介が登場するもののいまだ「面白味」には欠けるか。

女優陣は。
司葉子、団令子、杉葉子、中田康子に先日彼岸へ行った扇千景(若き日のキュートさよ)。

三木のり平は「芸」を少し見せ有島一郎はおとなしく。
太刀川洋一は後の「寛」でトニー谷も。

小林桂樹の「家庭での横着ぶり」は今となっては「マイナス要素」。
何より途中から森繁が姿を消し加東大介に集中する展開が微妙。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「土と草の匂いに惹かれることとどこまでも『好きに生きられない現実』あるいは面白さを確認したいシリーズ映画」について

2023-04-17 02:05:09 | Weblog
晴れ。やや風強し。

いつもより早い時間に起こされて下の妹の家へ。

畑に自生している蕗を少しだけ刈る。
植えてあった新たまねぎももらって。

チョウが花の蜜を吸う姿も確認したり。
帰りに久方ぶりにJRの先頭車両で「乗り鉄気分」など。

やはり「ふかふかの土」はいいですな。
義弟が刈った草の匂いも。

やがてはその場所を借りてあれこれ作物を育てたらと思ったり。
そうした「可能性」が見えたりするのにふむふむ。

チェ・ジウン「ママにはならないことにしました」を読む。

副題に「韓国で生きる子なし女性たちの悩みと幸せ」。
かの国の現状はもって他山の石とすべしか。

「自分の当然」を問答無用に相手にぶつけるのはやめたいもの。
とにかく「生きたいように生きられる環境」をどこでももっと。

9年前の「セウォル号沈没事故」が与えている影響を知る。
もっとも「早すぎる死」が常にありふれているのも事実。

繰り返すがすべての死は「寿命」だと解釈することにしている。
それをどう受け止めてどう生きるかはそれぞれに。

いずれも「自由」だということで。
「現在の『普通』」が束の間のものであることは歴史を振り返ればわかるはず。

千葉泰樹「続へそくり社長」(’56)を観る。

冒頭に前作が10分ばかり繰り返される。
91分の作品の長さからそれを引けばという「描写の経済」を忘れずに。

本作の中心は小林桂樹と司葉子の「ゴールイン」か。
そこに八千草薫と上原謙が交じり。

ロッパは残念ながら全くいいところ無し。
三木のり平に至っては「冒頭の繰り返し」のみ。

「恋する者たち」が「障害」を乗り越えて「結婚」するのは結構。
ただしその後の「生活」は続くわけで。

越路吹雪が酔った森繁を「大きい坊や」と言うのが気持ち悪い。
悪いがそのような「母性」に回収されたくはなく。

このシリーズがどこから「面白くなる」のかを確認するつもり。
ちなみに「三等重役」はプライムビデオにはないのが残念。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「泰西名画のあれこれと『裸婦』は『エロ』であることと『防衛問題』の核心あるいは『社長シリーズ第1作』」について

2023-04-16 02:27:48 | Weblog
雨。街中の緑の濃さが増す。

月刊美術編「永遠の美神 西洋名画女性Best100」を見て読む。

「着衣50選」「裸婦50選」に「番外編」という仕分け。
そういう分類があるのかと思った次第。

ドガ、ベラスケス、コロー、サンティ、ボッティチェリ、モネ、ルーベンス、
ティティアーノ、クラナハ、ホルバイン、デューラー、カラヴァッジョに。

レンブラント、フェルメール、マネ、モネ、セザンヌ、ルノワール、アングル、
ゴヤ、ブーシェ、クールベ、モロー、ルドン、キスリング、エゴン・シーレにクリムトなど。

「泰西名画」をまとめて見られるのがありがたいところ。
個人的にはフェルメール「真珠の耳飾りの少女」の「目の光り具合」が印象に残る。

「裸婦」に関してはどう考えても「エロ」があるはず。
それを「宗教」で「正当化」するのはいかがなものか。

もっと「下世話」なところでは「聖職者による性的虐待」を思えばいいか。
世界の至る所で「男子のダメさ」があるということで。

マル激を観る。

今回は「防衛問題」について。
「いかに戦争を避けるか」が実は重要であり実際に行われていることを知ろう。

「ハイブリッド戦争」と言われるものの中身は。
敵方の中枢に影響を与えることが基本で。

具体的な武力の衝突ではなく。
「情報操作」も含めて「敵を攪乱し抑え込むこと」。

インフラを目標に社会を混乱させたり。
あるいは「偽情報」で相手を自分の「思い通り」にしたり。

わが国は「敗戦」以来なぜか「国防」について本気で考えることが失われ。
「アメリカの属国路線」が「既定」となり。

吉田茂・白洲次郎は「経済復興」を遂げた後に「国防」を整えるはずだったのに。
そのあたりをきちんと押さえた上で「現実」に向き合いたいもの。

もっとも現在のわれわれにはそれをこなす「能力」がなく。
ただせめて「土台」を作ってその方向へ進む道筋は付けないとどうにも。

千葉泰樹「へそくり社長」(’56)を観る。

いわゆる「社長シリーズ」の第1作。
妻(!)の越路吹雪を怖れ先代の社長夫人三好栄子を怖れる森繁。

秘書の小林桂樹は社長のあれこれのせいで恋人司葉子と満足にデートも出来ず。
先代社長の娘八千草薫はキュートで(当時25歳)大阪出身ゆえ関西弁も普通に。

藤間紫のいかにもな「小唄師匠」。
古川緑波や上原謙、沢村貞子も登場し三木のり平はまだおとなしく。

「三等重役」(’52)の先代社長河村黎吉の写真が社長室に。
そうかそっちを先に観なければ。

作品としてはいささか微妙な出来。
しばらく「この世界」を追うことにする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「深海=宇宙であることと生命の不思議さあるいはほぼ40年前の『カルトSF映画』」について

2023-04-15 02:43:05 | Weblog
くもり。おだやか。

佐藤孝子「深海生物大事典」を見て読む。

ダイオウグソクムシから超好熱メタン菌まで。
「生命の不思議」をじっくり味わえる内容。

8年前の作品なので現在はまた新たな発見があるのだろう。
深海も「宇宙」であることをあらためて。

少なくとも本書の生きものたちは決して地球を痛めることはなく。
その存在だけでわれわれの心を躍らせてくれる。

繰り返すが人類の知っていることなど「たかがしれている」。
その基本姿勢を元にさまざまな「知恵」を集めたいもの。

「圧倒的な愚かさ」を持つのがわれわれだから。
出来れば「おとなしく」暮らしたいところ。

総監督・小松左京 監督・橋本孝治「さよならジュピター」(’84)を観る。

特技監督川北紘一の技術は味わえるものの。
何じゃこりゃ。

原作は未読なので比較は不可能だけれど。
宗教団体の一部の「過激さ」を含めて「カルト映画」だとしておく。

裸で浮遊する三浦友和とマリア・ベースハートの「謎」(描写が長いし)。
小野みゆきの「過激派」はいかにも。

ひたすら自然を愛し歌を作るピーター、ポール太河はほぼ「フラワー・チルドレン」。
「自然の象徴」としてイルカのジュピターが登場するあたりも「時代錯誤」のような。

唯一「まとも」だったのは「ファンファン」の岡田眞澄(ただし「アラブ人」設定)。
「レジェンド」平田昭彦の扱いはむしろ「失礼」で。

「地球連邦大統領」に森繁久彌というキャストも微妙。
これだけ外国人俳優が出ている日本映画も珍しく。

ほぼ40年前の作品。
音楽は羽田健太郎でユーミンと杉田二郎が歌っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「『豊かさ』がもたらす写真と心地よい文章あるいはわが国の昔のSF映画」について

2023-04-14 03:06:03 | Weblog
晴れ。おだやか。

増谷和子「カコちゃんが語る 植田正治の写真と生活」を見て読む。

かの写真家については全く知らず。
本作で初めてその作品に触れる。

何ともほのぼのとした感じが伝わってくる次第。
もっとも娘である著者はこき使われた模様。

大正二年(1913)生まれだからカメラを持つことは「裕福である」こと。
その「豊かさ」がもたらすものを確認する。

地元鳥取を離れることがなかった写真家が。
還暦目前にヨーロッパに行き新たな作品を撮るのにふむふむ。

一家の生活ぶりを描いた著者の文章は軽快で心地よく。
あっという間に読み終えてしまう。

本多猪四郎「地球防衛軍」(’57)を観る。

「クレージー祭り」を終えることにして。
あれこれ探ってみた結果。

潤色に「ゴジラ」の原作者香山滋の名前が。
音楽は伊福部昭で特技監督はもちろん円谷英二。

戦時中に「軍事絵」で人気を博した小松崎茂がデザインなど。
要は「錚々たるスタッフ」ということで。

「宇宙空間」の描写は今見ても何の遜色もなく。
「崩落する地面」もなかなか。

主演は佐原健二、平田昭彦、河内桃子、白川由美(岸惠子に似ている)。
志村喬、藤田進に土屋嘉男や中丸忠雄など。

現代の目からすると物語の展開が微妙。
66年前の作品はその一点だけが残念。

その他の詳細は「マニア」にお任せ。
それぞれに楽しめばいいということでよろしく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「よくあるパターンではあるけれどようやく『新しさ』を見せた古典と『パクリ』が激しい映画」について

2023-04-13 02:27:38 | Weblog
くもりときどき雨。夕方には晴れるが夜風は冷たし。

「完訳 水滸伝(六)」読了。

呼延灼も結局は「豪傑仲間」に。
悪い役人を退治すること再び。

さすがに「新たなパターン」をということで。
晁蓋が敵の毒矢に倒れ彼岸へ。

本書もようやく半ばを過ぎ。
今後の展開に期待するのみ。

坪島孝「クレージーの殴り込み清水港」(’70)を観る。

今回の女優陣は星由里子と内藤洋子、夏圭子に北あけみ。
内田良平、高品格、天本英世、睦五郎、北沢彪に布施明があらたに加わり。

お話はというと主に黒澤明「用心棒」(’61)の「パクリ」。
ここまでやっていいものかと思うほど(「座頭市」まで採り入れているのだから)。

それ以外は前作の設定をなぞっている感じ。
それにしても植木等の健脚ぶりが印象に残る次第。

当時弱冠二十歳の内藤洋子がキュート。
星由里子はその七つ上で加山雄三「若大将シリーズ」を終えた後。

「用心棒」を知らなければむしろ楽しめるのかも。
もちろんシリーズ前作についても同様に。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「魔法と新兵器が登場する古典と面白くなりそうなシナリオが未完成だったのが残念な映画」について

2023-04-12 02:49:20 | Weblog
晴れときどきくもり。一時風が吹く。

「完訳 水滸伝(六)」を半分以上読む。

またまた新たな「豪傑」が登場し。
仲間にするため彼の預かった子どもを殺すという発想にはやはり驚く。

今度は柴進に「不運」が。
梁山泊の面々は助けようとするものの高廉の魔法にやられ。

その魔法を打ち破るため公孫勝を呼びに行く戴宗と李逵。
後者はちょいとコメディリリーフの役回りに。

師匠の羅真人から「逢幽而止 遇抃而還」という「呪文」を授かった公孫勝は。
高廉の魔法を破り彼を殺すものの。

高大将が召喚した呼延灼の「連環騎兵」によって敗走することに。
これまた明日読了予定だがその結末やいかに。

坪島孝「クレージーの無責任清水港」(’66)を観る。

脚本は黒澤作品でお馴染みの小国英雄だけれど。
シナリオが完成しないままに撮影に入ったとのこと。

新たに加わったのは茶屋の娘横山道代と大瀬半五郎の土屋嘉男。
カメオだが「婀娜っぽい」塩沢ときは当時38歳。

追分の三五郎の植木等と森の石松の谷啓が互いの台詞を利用し合うところがミソ。
基本設定は清水次郎長で。

牢を「馴染んだ家」だとして出て行きたくないという主人公の設定がなかなか。
「義理人情はインチキだ」という「主張」が顔を出したり。

冒頭の茶屋で「無銭飲食」を「奇妙な理詰め」で正当化するあたりも面白く。
もう少し時間をかけてシナリオが出来ていたらと思うと残念。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「何とも豊かでお得な本と『古典』が下敷きゆえかまとまりはいいが弾けない映画」について

2023-04-11 02:21:15 | Weblog
晴れ。昼はポカポカでおだやか。

文・金井美恵子 絵・金井久美子
「たのしい暮しの断片 シロかクロか、どちらにしてもトラ柄ではない」を見て読む。

本書の定価は「本体2500円」也。
昔蓮實重彦がやった「1ページ当たりの単価調べ」を思い出したり。

もっとも本書は魅力的な文だけでなく同様な絵もあるので。
内容からするとかなり「お得」だと思って差し支えなさそう。

それにしても金井美恵子の文体は一時期に比べるとずいぶん「おとなしく」。
「笑いの世界」で言えば「千原ジュニア」か。

まるで「毛並みの美しい優雅なネコ」のような。
ヴィクトル・エリセの描く陽光の中で爪を光らせて。

金井久美子の「手芸屋」は圧巻(激しい色彩の中での「白い糸」が肝心)。
その一方で「乙女の祈り」のシンプルな上品さもあり。

「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「昼下がりの情事」「河内山宗俊」「東京の女」
「リオ・ブラボー」「仔鹿物語」「シェーン」「肉体と悪魔」「黒い絨毯」「巨象の道」

「バンビ」「サウンド・オブ・ミュージック」「暗くなるまでこの恋を」「やさしい人」
「エヴァの匂い」「イヴの総て」「戦場にかける橋」「エデンの東」「理由なき反抗」

「散り行く花」「ラ・バタイユ」「草の上の朝食」「タバコ・ロード」「南部の人」
「怒りの葡萄」「荒野の女たち」「教授と美女」「三匹の小豚」「たん子たん吉珍道中」

「明眸罪あり」「花の講道館」「満月の夜」「ミート」「番町皿屋敷」「四谷怪談」
「牡丹燈籠」「八甲田山」「ヘカテ」「ラ・パロマ」「ミスター・アーカディン」

「マルメロの陽光」「大砂塵」「ブリキの太鼓」が本書で出て来た映画。
その他には「丹下左膳」の林不忘とは別のペンネーム牧逸馬を採り上げたのがいい感じ。

それ以外の作家と作品もあるのでよろしく。
本作で確認して頂きたい。

山本嘉次郎「花のお江戸の無責任」(’64)を観る。

植木等が「助六」でハナ肇は「幡随院長兵衛」、谷啓は「白井権八」。
団令子の「花魁ぶり」が悪くなく池内淳子や藤山陽子も。

新たなメンバーは「吉原のおかみ」北川町子、冒頭の若水ヤエ子、「湯番」平凡太郎。
「幇間=たいこ持ち」の大泉滉、「お灸の坊主」に春風亭柳朝。

「油ですべりまくるシーン」は「女殺油地獄」からか。
原案が戸板康二なのでそうなるわけ。

物語のまとまりはきちんとしているものの。
「無責任」はどこへやら。

付け馬」から「二重払い」を受け取る谷啓の「シブチンぶり」。
「インチキ名古屋弁」を喋るのは「名古屋山三」由来だと思われる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする