退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『豊かさ』がもたらす写真と心地よい文章あるいはわが国の昔のSF映画」について

2023-04-14 03:06:03 | Weblog
晴れ。おだやか。

増谷和子「カコちゃんが語る 植田正治の写真と生活」を見て読む。

かの写真家については全く知らず。
本作で初めてその作品に触れる。

何ともほのぼのとした感じが伝わってくる次第。
もっとも娘である著者はこき使われた模様。

大正二年(1913)生まれだからカメラを持つことは「裕福である」こと。
その「豊かさ」がもたらすものを確認する。

地元鳥取を離れることがなかった写真家が。
還暦目前にヨーロッパに行き新たな作品を撮るのにふむふむ。

一家の生活ぶりを描いた著者の文章は軽快で心地よく。
あっという間に読み終えてしまう。

本多猪四郎「地球防衛軍」(’57)を観る。

「クレージー祭り」を終えることにして。
あれこれ探ってみた結果。

潤色に「ゴジラ」の原作者香山滋の名前が。
音楽は伊福部昭で特技監督はもちろん円谷英二。

戦時中に「軍事絵」で人気を博した小松崎茂がデザインなど。
要は「錚々たるスタッフ」ということで。

「宇宙空間」の描写は今見ても何の遜色もなく。
「崩落する地面」もなかなか。

主演は佐原健二、平田昭彦、河内桃子、白川由美(岸惠子に似ている)。
志村喬、藤田進に土屋嘉男や中丸忠雄など。

現代の目からすると物語の展開が微妙。
66年前の作品はその一点だけが残念。

その他の詳細は「マニア」にお任せ。
それぞれに楽しめばいいということでよろしく。
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