退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「深海=宇宙であることと生命の不思議さあるいはほぼ40年前の『カルトSF映画』」について

2023-04-15 02:43:05 | Weblog
くもり。おだやか。

佐藤孝子「深海生物大事典」を見て読む。

ダイオウグソクムシから超好熱メタン菌まで。
「生命の不思議」をじっくり味わえる内容。

8年前の作品なので現在はまた新たな発見があるのだろう。
深海も「宇宙」であることをあらためて。

少なくとも本書の生きものたちは決して地球を痛めることはなく。
その存在だけでわれわれの心を躍らせてくれる。

繰り返すが人類の知っていることなど「たかがしれている」。
その基本姿勢を元にさまざまな「知恵」を集めたいもの。

「圧倒的な愚かさ」を持つのがわれわれだから。
出来れば「おとなしく」暮らしたいところ。

総監督・小松左京 監督・橋本孝治「さよならジュピター」(’84)を観る。

特技監督川北紘一の技術は味わえるものの。
何じゃこりゃ。

原作は未読なので比較は不可能だけれど。
宗教団体の一部の「過激さ」を含めて「カルト映画」だとしておく。

裸で浮遊する三浦友和とマリア・ベースハートの「謎」(描写が長いし)。
小野みゆきの「過激派」はいかにも。

ひたすら自然を愛し歌を作るピーター、ポール太河はほぼ「フラワー・チルドレン」。
「自然の象徴」としてイルカのジュピターが登場するあたりも「時代錯誤」のような。

唯一「まとも」だったのは「ファンファン」の岡田眞澄(ただし「アラブ人」設定)。
「レジェンド」平田昭彦の扱いはむしろ「失礼」で。

「地球連邦大統領」に森繁久彌というキャストも微妙。
これだけ外国人俳優が出ている日本映画も珍しく。

ほぼ40年前の作品。
音楽は羽田健太郎でユーミンと杉田二郎が歌っている。
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