くもり。降り出しそうで結局降らず。
小林信彦「日本橋バビロン」を続けて2回読む。
第一部「大川をめぐる光景」では両国と浅草の盛衰、
第二部「大震災前後」では祖父の人生、
第三部「木漏れ日の戦時下」では著者の幼児期から集団疎開、
第四部「崩れる」では疎開から戻って父の死後両国を離れるまでが描かれ、
第五部「東日本橋バビロン」で「父と私の共通点」を再確認して終わる傑作。
「読み終えて、もう一つの<人生>を生きたような重さが感じられるかどうか」が
「判断の基準」になったと著者は言う。
それぞれが独立した短編として十分読めるのは言うまでもなく
まさにその言葉通りの作品がここにある。
資料と取材と体験を立体的に構成して
「本格的な小説」を作り上げた見事さをじっくり味わおう。
小林信彦「日本橋バビロン」を続けて2回読む。
第一部「大川をめぐる光景」では両国と浅草の盛衰、
第二部「大震災前後」では祖父の人生、
第三部「木漏れ日の戦時下」では著者の幼児期から集団疎開、
第四部「崩れる」では疎開から戻って父の死後両国を離れるまでが描かれ、
第五部「東日本橋バビロン」で「父と私の共通点」を再確認して終わる傑作。
「読み終えて、もう一つの<人生>を生きたような重さが感じられるかどうか」が
「判断の基準」になったと著者は言う。
それぞれが独立した短編として十分読めるのは言うまでもなく
まさにその言葉通りの作品がここにある。
資料と取材と体験を立体的に構成して
「本格的な小説」を作り上げた見事さをじっくり味わおう。
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