退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『教科書』にすべき本と刺激に欠けるシリーズ映画」について

2024-10-01 03:34:18 | Weblog
晴れときどきくもり。プランはあったが出かけず。

三橋順子「これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門」を読む。

実にわかりやすい内容。
量はいささか多いが無問題。

「一介の野良講師」という立ち位置がなかなか。
「おわりに」の「一般的な大学の先生とは『育ち』が違う」というのが素敵。

「身銭を切って生きる」しかなかった「経験」がもたらすものよ。
「教育の意味」もよくわかっていて。

本書はあらゆる場所で「教科書」にすべきではないか。
「大した内容の無い自分の本を買わせる」類いの「教授」とは違うのでよろしく。

冒頭でジュディス・バトラー、ミシェル・フーコー、イヴ・セジウィックの名前を敢えて出し。
それらと比べて「そんなものは学問ではない」と言われることも承知の上で。

ちょいと「あざとい」と言われても仕方がない一方。
そこはそれ「誘惑のテクニック」ということで。

アラン・テイラー「ターミネーター 新起動ジェニシス」(’15)を観る。

シュワルツェネッガーが「おじさん」と呼ばれるのが基本。
若くなったサラ・コナー、エミリア・クラークを守るのが使命。

そこにカイル・リース、 ジェイ・コートニーが絡んで。
ジョン・コナー、ジェイソン・クラークの行方の微妙さもあり。

本作は「オリジナル」への思いが強すぎるのか。
「どこかで観た映像」ばかりで新鮮さに欠ける憾みが。

いたずらに「時制が複雑」なのも同様に。
あれこれ振り回された挙句に「それでいいの」と思った次第。

ロバート・パトリックに代わってイ・ビョンホンが登場。
ただしさほど見せ場がないのが残念。
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