退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『情熱』のない男と不幸な独り言」について

2018-02-21 02:29:33 | Weblog
晴れ。やや風が吹くもまずまずおだやか。

「キネマ旬報ベストテン90回全史 1924→2016」読了。

個人的にはどうやら05年あたりから「知らない作品」が増える印象。
「全盛期」は90年代だったかも。

とりわけ最近ではトップの方のいくつかを観ている程度。
例えば二年前なら「シン・ゴジラ」と「ハドソン川の奇跡」のみ。

辛うじて「現在」を齧っている趣き。
それ以外は「過去の作品」ばかり。

「同時代を生きていない」こと夥しい。
まあそういう関わり方しかできないのだということで。

さて。

帰宅途中の電車で目を閉じたまま。

ちょいと酒の入った中年女性がひとりで話し続ける。
隣りにいる連れの男性はほぼ無反応。

声だけ聞いていても気分が重くなるようなタイプ。
「不快な音色」とでも言えばいいのか。

あらためて声に出る「キャラクター」というものについて思う。
もちろん彼女をそうさせたものがあるのはわからないではないけれど。

「あたしが暗いキャラだって知っているのはあんただけだよ」などとのたまう。
「よく明るいって誤解されるんだけどね」

「いやいや赤の他人でも十分にわかります」と心の中でつぶやきつつ。
予想通り同じ駅で降りることに。

誰も話を聞いてくれないからこそ声に「恨みがましさ」がこもる。
だからこそ他人は話を聞かなくなり。

おそらくその種の「不幸」は各地であるのだろう。
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