退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「面白い古典小説とおそらくは各地にある『組織の腐敗』あるいは微妙な韓国映画」について

2024-07-21 02:45:58 | Weblog
晴れ。今日も猛暑日。

ゴンチャロフ「オブローモフ(下)」を読む。

財産を奪われかけたオブローモフはシュトルツに救われ。
アガフィーヤ・マトヴェーエヴナと「いい関係」になるのだけれど。

その一方でシュトルツはオリガと結婚。
なるほどこういう展開かと思った次第。

ラストにはザハールが登場。
アエーシヤ亡き後は「乞食」になり。

「純粋な魂の持ち主」であるオブローモフは二度の脳卒中の後に彼岸へ。
いやはや楽しませていただきましたと言うのみ。

シュトルツとの結婚生活の中でオリガが感じる「倦怠感」よ。
それこそが彼女をオブローモフに近づけたものだったり。

マル激を観る。

今回は鹿児島県警の「どうしようもない劣化」について。
「身内の恥=警察官による犯罪」はすべて隠すのが基本で。

「内部告発者」を逮捕し事実を書いたジャーナリストの家をガサ入れするのだから何ともはや。
この現実を主要メディアは取り上げもせず。

何より「内部告発者」が彼らに「証拠」を渡さなかったことの意味を知っておこう。
「どうせ記事にしないでしょ」と思われたからで。

この種の「劣化」はおそらくあらゆる組織にはびこっていること。
「第三者委員会」によって「内部告発者」を守らないとどうにも。

警察中央が「見せしめ」としてやっているのも忘れずに。
内部告発をしたら「こういう目に遭う」のだと。

こんなことを許すのであれば「健全なジャーナリズム」は「死ぬ」。
あまりにもバカバカしい「権力の横暴」が現実であるのを憂慮しないでいられる方が「異常」。

そしておそらくこれが警察組織に限らないのが恐ろしいところ。
あらゆる組織で同様のことがあるはず。

キム・フィ「隣人 The Neighbors」(’12)を観る。

「亡霊の存在」が「基本」のよう。
「正しいこと」を問いかける姿がいかにもかの国らしく。

「キモい犯人」をそれとは知らぬまま「圧倒的な優位」を保つマ・ドンソク。
「やくざ者」は「サイコパス」に勝つ模様。

「継母と娘の和解」が描かれたり。
「双子」のようなものも。

いろんな「関係」が登場するもののその「工夫」の結果は。
面白いかと言えば微妙。
コメント
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