退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「元気なジイさんバアさんたちとわが国が昔から『土人の国』であること」について

2020-08-04 02:23:48 | Weblog
晴れ。天気雨とスコールも。

「金太郎飴 エッセイ・対談・評論・インタビュー 2007-2019」読了。

蓮實重彦、横尾忠則らも登場。
それにしてもこの二人のジイさんたちの元気なこと。

「好きな事だけしている」と丈夫で長生きになるというわけ。
ここで佐藤愛子や瀬戸内寂聴も思い出すべきか。

「自分の興味を貫くこと」が
ひいては「他人のため」にもなったりするという不思議よ。

カフカやガルシア・マルケスも読んでおきたいもの。
「世界を分節化する手段としての言葉の豊かさ」についても。

大島渚「飼育」(’61)を観る。

大江健三郎の原作は遠い昔に読んだはずだがすっかり忘れてしまった次第。
かつて数か月のみ存在した「大宝」という映画会社も。

「脚本協力」に 松本俊夫、石堂淑朗、東松照明の名前がある。
音楽は真鍋理一郎、デザインに粟津潔。

すべてを「黒人捕虜」のせいにするという「外部帰属ぶり」と
「何もなかったことにしよう」という「手打ちぶり」がいかにも「わが国」らしく。

三國連太郎演ずる「本家」の「性欲」がもたらした「因果」がまたしても。
沢村貞子はそれを「地獄」だと言うのだけれど。

「王様」を支える「村の連中」も何ともはや。
山茶花究の「寄生虫ぶり」がなかなか。

「敗戦」が身に沁みず「終戦」と言い換えられる事実がここに。
なるほどわが国は昔から「土人の国」だったことがよくわかる内容。

現在もそれが継続中であることを忘れずに。
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