退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「無邪気」と「邪気」について

2012-04-10 03:25:42 | Weblog
晴れのちくもり。雨も少しパラつく。

仕事先の駅前で一服していると
母のあとを追いかける3歳くらいの男の子に突然「ばばーい」と手を振られる。

タバコをもった右手を振ってそれに答えたものの。
ちなみに母の呼びかけで判明した彼の名前は「ヒロくん」。

「同類」だと思われたのかあるいは「煙を吹かす存在」が珍しかったのか。
「特定方面」にだけ「人気がある」のはあいかわらず。

小倉孝誠「犯罪者の自伝を読む」を読む。

主に十九世紀フランスの犯罪者を採り上げたもの。
その他に妻を殺した哲学者アルチュセール、わが国の連続殺人犯永山則夫。

残念ながら著者が何を興味深く思っているのか十分に受け取れぬまま読了。
この手の話は対象を絞り込んで「掘り下げて」ていただきたい。

コリン・ウィルソンや本書に出てきた渋澤龍彦、種村季弘、
あるいは「復讐するは我にあり」の佐木隆三、古いところでは谷譲次などを思い出す。

映画つながりでいえば「ヴィドック」も出てきたけれど。
ある種の「紹介」だと思えば「活用」はできるかもしれない。

イタリアの犯罪学者ロンブローゾの名前は
確かTVアニメ版「黄金バット」の中で使われていた記憶がある。

今から思えば相当に「あやしい理論」を唱えていた模様。
とはいえ「家系」にまつわる「遺伝」の話は今でも「俗耳」には受け入れやすい。

人が「自分にとってわかりやすいもの」を信じるのは時代を問わず。
自他ともに「チェック」しておきたいものではある。
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